■バラ・バラ / レインボウズ (CBS / 日本コロムビア)
混迷を極める永田町を見ていると、サイケおやじは、ついつい、この曲を口ずさんでしまいます。
オリジナルはドイツのグループらしいレインボウズが1966年に放ったヒット曲ですが、我が国ではGSブームで火がついたバンドが、例えばスパイダースあたりは、しょっちゅう演じていましたですね。
その曲調は典型的なロックンロールで、マ・ベビ・ベビ・バラバラ~♪ と繰り返し歌うだけというシンプルなノリが最高でした。もちろん何も考える必要がない8ビートのドラミングやコピーしやすいギターとベースが良い感じ♪♪~♪
クライマックスでのバラ・バラ・バラ・バラ・バラ・バラ・バラ・バラ♪♪~♪ なんていうところは、いっしょに歌って踊れる痛快さが、実にヒット曲のストライクゾーンがど真ん中でしょう。
アップしたシングル盤は、昭和42(1967)年に我が国で発売されたものですが、なんともキッチュなデザインが中身の楽しさを予感させ、憎めません。もちろん少年時代のサイケおやじもレコードを買って、いっしょに歌っていたわけです。
さて、こんな曲を大音量で流しながら街宣するっていうアイディアは、どうでしょう。
どっちが政権をとっても、決して良くならないことが今から分かっているという不幸が、国民を信頼に導かない永田町のテイタラク……。もちろん全ての日本人の中で総理大臣に相応し「顔」を瞬時に思いつかないという哀しさもあるんですけどねぇ……。
そんなせつなさをブッ飛ばすものこそ、こうしたシンプルなロックンロールかもしれません。
ということで、バラ・バラ・バラ・バラ・バラ・バラ・バラ・バラ♪♪~♪ と歌いながら、サイケおやじは今日もノーテンキに生きているのでした。
それも幸せ!?