ブログ異常の原因というか、実は長年に溜まっていた没稿や保留記事が、100件近くあり、それが検索で引っかかり、意図しない文章が掲載されていたみたいです。
リモート操作の件にしても、過去の記事が改変されたらしい形跡があるみたいで…… (>_<)
とりあえずの対策はご指導いただきましたので、明日からは通常に戻れる様に鋭意頑張る所存です <(_ _)>
今後とも、よろしくお願い申し上げます <(_ _)>
ブログ異常の原因というか、実は長年に溜まっていた没稿や保留記事が、100件近くあり、それが検索で引っかかり、意図しない文章が掲載されていたみたいです。
リモート操作の件にしても、過去の記事が改変されたらしい形跡があるみたいで…… (>_<)
とりあえずの対策はご指導いただきましたので、明日からは通常に戻れる様に鋭意頑張る所存です <(_ _)>
今後とも、よろしくお願い申し上げます <(_ _)>
本日の不手際、もしかすると私用のPCがリモート操作されている疑惑が?
勝手に妙な動きをするんで、しばらく様子を見ようと思います <(_ _)>
PCトラブルなのか、それともブログサイトの問題か?
今日は以前にアップ予定にしていた保留記事が一時、掲載されてしまいました。
一端削除させていただきました。
申し訳ございません <(_ _)>
■男が憎い C/w 新宿海峡 / 新みのり (MECCA)
本日の掲載盤も実はジャケ買いしたブツですから、主役たる新みのりについては、ジャケットスリーブ裏に記載されたプロフィールでしか情報がありません。
それによる昭和25(1950)年生まれ、名古屋出身で、デザイン関係の仕事を志望していたらしいんですが、上京中に歌手としての天分を認められ、昭和45(1970)年のデビュー作となったのが、このシングル盤という事らしいんですが、製作元の「メッカレコード」は当時、名古屋に存在していた所謂インディーズだったというあたりにも、なかなか昭和歌謡曲&芸能界の奥行きを再認識させられてしまいます。
もちろん、サイケおやじのジャケ買い趣味を刺激したのは、彼女のルックスが自分好みだったわけですし、告白すれば、これに初めて邂逅した時は、てっきり沢たまき!?
と思い込んで、手にしたブツでありました (^^;
で、肝心の収録A面曲「男が憎い」は作詞:秋月ともみ&作曲:坪内いさむ、そして編曲:中谷幸二という制作スタッフから提供された、これが女の恨み節を真っ向から歌ったド演歌であり、テナーサックスの噎び泣きに薄目のストリングス、そしてミディアムテンポでライトタッチのR&Bフィーリングが滲むリズムセクションをバックに彼女が聴かせてくれるのは、明らかに藤圭子フォロワーとしての存在感!
まあ……、本家に比べれば、声質が幾分細くはありますが、節回しの妙はクリソツですし、気持の入った歌いっぷりは、何度でも針を落としたくなるレコードなんですよ (^^♪
ちなみに彼女を見出したのは、ここでアレンジを担当している中谷幸二だったそうで、だからこそ作詞:戸村十&作編曲:中谷幸二が手掛けた収録B面曲「新宿海峡」が、尚更に泥臭いミディアムテンポのド演歌になってはいるものの、彼女の節回しにナチュラルに潜んでいたであろう哀切感を引き出した作風は、捨て難いものがあると思うんですが、いかがなものでしょう。
いゃ~~、世の中には、まだまだ再発見・発掘を待っている歌謡曲が、どっさり埋もれている事は間違いありませんねぇ~~♪
まだまだ頭が、それなりにハッキリしているうちに、猟盤活動に誠意集中したいものです (^^ゞ
ということで、出張帰りの身としては、確かに疲れを感じているとはいえ、だからこそ自らの楽しみを追求したいという欲望が!?
うむ、未だ「欲が切れていない」のは、前向きになれる証だと、自分に言い聞かせているのでした。
ということで、今日と明日の2日間でキツイ出張中です……。
でも、これも秋から楽しようとする根回しと挨拶なんで、誠心誠意に偽りはございません <(_ _)>
皆様に心から感謝です <(_ _)>
■It's Cloudy / 中野知子 (ミノルフォン)
先日、現在の「シティ・ポップ」の流行について、それは所謂「ニューミュージック・リバイバル」云々と書き、だからこそ歌謡曲にも掘り下げて欲しい楽曲が存在しているという思いを綴ったわけですが、其の伝で言わせていだければ、アイドル歌謡にも、今だからこそ、再評価していただきたい楽曲があるんじゃ~なかろうか?
なぁ~んていう、例によっての独断と偏見から本日取り出したのは、中野知子が昭和53(1978)年末に出した掲載のシングル盤A面曲「It's Cloudy」です。
なにしろ、これが作詞:島武実&作曲:穂口雄右、そして編曲:後藤次利という、今では夢の制作スタッフが参集しての大人っぽいアイドル歌謡の決定版!
曲調としては、穂口雄右が関わっているので、キャンディーズっぽさが感じられるのもニクイところなんですが、後藤次利のアレンジは先鋭的な歌謡ロック狙いであり、タイトなリズムセクションに刺激的なギターの絡み、ストリングスパートも含めてのバックリフやカウンターのメロディ等々は、スティーリー・ダンを微妙に意識していると思うのは、サイケおやじだけでしょうか (^^)
そしてミディアムテンポで歌う中野知子のボーカルから滲み出る切迫感、せつない恋情がハードボイルドに変換されていく様な雰囲気は、アイドル歌謡のジャンルをギリギリ保ちつつ、見事な「シティ・ポップ」じゃ~ないでしょうか、これはっ!
バックコーラスとリードボーカルの対峙もイイ感じ♪♪~♪
残念ながら、当時はヒットしたとは言い難いシングル曲だったんですが、今だからこそ、お若い皆様には、ぜひとも聴いていただきたい名曲にして、名唱と思うばかりです。
ちなみに、主役たる中野知子は、確かテレビのアイドルオーディション番組から芸能界へ本格デビューしたと記憶しているんですが、芯の強さと同時に幾分薄目の声質で節回す歌いっぷりが、「ひとりキャンディーズ」とか云われていたり、ルックスが「男顔」だとか、それほどトップでの活躍は出来なかったんですが、数枚残したシングル盤に収録の楽曲は、なかなか粒揃いですし、前述したとおり、その多くが穂口雄右からの提供ですから、キャンディーズのファンには、微妙にして複雑な感情移入もあったかもしれませんねぇ…… (^^;
そのあたりは、追々に書いてみたいと思いますが、とりあえず、この彼女が歌う「It's Cloudy」は、再発見されるべきでしょう。
いゃ~、もしかしたら、サイケおやじが乗り遅れているだけで、既に「シティ・ポップ」のファンの間では人気が高いのかもしれません (^^;
まあ、そのあたりは、サイケおやじの「OLD WAVE」な体質故の勘違いと、ご容赦くださいませ <(_ _)>
ということで、昨日は自分の生き様にも、ちょっとばかり光明らしきものが見えた気になって、独り祝杯を♪
みたいな心持から、正体不明のブートや往年の大スタアが頑張っている新譜CDを漁り買いしてしまったです (^^ゞ
実際問題として、なかなか今は鑑賞する時間も無いんですが、集める事に意義があるっ!
と居直っております (^^;
そうですよ、断捨離なんて不粋な事は止めた身としては、お金は生きているうちに使うのが正解と決め込んでいるのでした。
今の仕事を9月まで踏ん張れば、10月から、かなり楽が出来そうな気配になってきました (^^)
まだ本決まりじゃ~ないんですが、それでも先が見えたのは、安心です。
完全リタイアではないものの、これで少しは前向きに好きな事をやれそうです (^^)
ということで、まずは本日、ご報告まで <(_ _)>
この世の全てに感謝ですっ!
■雨の街 / 浜ゆき (キャニオン)
いよいよ、梅雨入り本番、ど~にもジメジメして、スッキリ晴れませんねぇ……。
そこで本日は「雨の歌」のご紹介として、浜ゆきが昭和47(1972)年7月に出した掲載のシングル盤A面曲「雨の街」というのは、あまりにもベタでしょうか (^^;
しかし、これが作詞:小谷夏&作曲:鈴木淳が提供した、当時の流行がド真ん中という正統派ポップス歌謡でして、渚ゆう子や奥村チヨ、欧陽菲菲や牧葉ユミ、あるいは小山ルミ等々がやっていた疑似も含めてのベンチャーズ歌謡を想起させられる仕上がりは、アップテンポで快く弾んだ演奏共々にグッと惹きつけられてしまいますよ♪♪~♪
特に小谷充が施したアレンジは、イントロにおけるギターとベースのユニゾンによるニューロック風味のリフからビシッとキマッたドラムスに呼応するブラスの入り方等々、一瞬ではありますが、ブラスロックの王者として、オンタイムで人気絶頂だったシカゴみたいな感じがあり、そこからスバッと歌謡曲に転換させていく手際の良さは絶品!
ですから、浜ゆきの節回しに正統的なコブシが用いられているのもニクイばかりですし、いしだあゆみ系の歌いっぷりがキャッチーな曲メロにもジャストミートしているのは、言わずもがなでありましょう (^^♪
また、歌詞の世界の雨の情景が分かり易い失恋描写に結びついているのも高得点でしょうか、それがミックスの所為もあるのかもしれませんが、幾分「か細い」彼女の声質には相応しいと思うばかりです。
ちなみに、歌っている浜ゆきは、サイケおやじにとっては「この人」シリーズの歌手ではありますが、それなりに中古屋では彼女のレコードに邂逅する機会も多く、一応手元には、これを含めて3枚のシングル盤が集まっておりますので、追々にご紹介させていただきますね (^^)
ということで、こ~ゆ~歌があるから、あながち「雨」も悪くないというのはバチアタリでしょうねぇ、何たって「雨」が降らなきゃ~、生きていけませんから。
しかし、それはそれとして、やっぱり雨の日は少しでも心を和ませていたいものです。
それには、好きな音楽も一役買ってくれるものと思っております <(_ _)>
■潮風の吹く町 / 森田由美恵 (東芝)
兎角「華やかさ」、時には「あざとさ」が必須とされる女の子アイドルの世界では、だからこそ、ひっそりと咲いた花一凛みたいな歌手が忘れられないという皆様も大勢いらっしゃるんじゃ~ないでしょうか。
少なくとも、サイケおやじは、そ~ですので、そんな中から本日ご紹介するのが森田由美恵です。
彼女が活動していた時期は昭和40年代後半、特に昭和47(1972)年前後にはテレビ出演も多かった記憶がありますし、作詞:なかにし礼&作曲:浜圭介、そして編曲:山本幸三郎が手掛けた本日掲載のシングル盤A面曲「潮風が吹く町」は、その楽曲の素晴らしさに相応しい森田由美恵の見事な歌唱力があればこそ、これが見事にヒット♪♪~♪
曲調としてはミディアムテンポの歌謡フォーク系演歌であり、マイナー調のメロディ展開と寂寥感が滲みまくった望郷の心象風景が、ソフトで芯の強い彼女のボーカルで披露される時、リスナーは我知らず、その歌謡世界に引き込まれ、胸キュン以上、絶望未満のせつない感情に満たされてしまう事、請け合いです。
しかも、ジャケ写から一目瞭然、どこか儚げな彼女の佇まいにジャストミートのイメージがある事は、言わずもがなでありましょう。
確か、この時の森田由美恵は高校生だったと云われているんですが、時代は真理ちゃんやシンシア、そしてルミ子の全盛期であり、そんな三人娘に続けとばかりに「華やかさ」ばかりを前面に出しまくったアイドルが登場しては消えていった頃でしたので、彼女も何時しかフェードアウトしてしまったのは、現実の厳しさ……。
しかし、この名曲にして名唱は決して忘れられていないはずですし、楽曲そのものも後に北原ミレイがカバーバージョンをレコーディングしているほどですから、尚更でしょう (^^)
もちろん、どちらが好きかという問題は十人十色ではありますが、サイケおやじは森田由美恵のオリジナルバージョンが大好きです (^^)
この初々しくも、既に人生の淵を歩んでしまった雰囲気の節回しが、たまらないんですねぇ~~ (^^)
失礼ながら、北原ミレイだと、それが普通っぽく聞こえてしまうんですが、そんなこんなも楽曲の味わいに、今や彼女の代名詞ともなっている「ざんげの値打ちもない」や「石狩挽歌」のムードが漂っているからかもしれません (^^;
ということで、当時としては抜群に歌が上手かった森田由美恵は、一説によると裏方のボイストレーナーに転身されたという情報もあり、もしかしたらスタジオシンガーとしての仕事もされていたかもしれませんが、何れにせよ、アイドル歌手時代に残した音源は絶対に集成されるべきと、強く思っている次第です。
現在「シティポップ」と称される往年のニューミュージック系楽曲の再発見も歓迎するところではありますが、もうひとつ、歌謡曲保守本流の名曲、そして名唱も掘り下げられる事を願っているのでした。
■行かないで / 来栖ANNA (BOURBON / 徳間音工)
最近、「シティ・ポップ」ってのが流行っているというので、どんなんかなぁ~~?
と思っていたら、何のこたぁ~ねぇ~、我が国で昭和50年代を中心に制作発売されていたニューミュージックやAOR歌謡の事だったのは肩透かしだったんですが、考え見れば、最近の起承転結の不明確な音楽ばかりの世の中においては、フックの効いたメロディラインとシンコペイトしたリズム&ビート、そしてオシャレなコード進行に乗せられた胸キュン&ハートウォームな歌詞の世界等々が廃れるはずもないわけでして、そこには外国語もナチュラルに取り入れた歌詞の語感の良さやオンタイムで売れていた洋楽からの巧みな剽窃等々、つまりは和洋折衷&雑食性が顕著な昭和歌謡曲のハート&ソウルが息づいているわけですよねぇ~~ (^^♪
まあ……、そのあたりは例によって、サイケおやじの独断と偏見ではありますが、だからこそ、ご紹介させていただくのは、今だからこそ聴いていただきたい名曲名唱!
それが昭和56(1981)年に来栖 ANNA が出した本日掲載のシングル盤A面曲「行かないで」であります。
結論から言えば、これは勝目梓のハードボイルド小説「獣たちの熱い眠り」を三浦友和主演で映画化した作品の主題歌でして、村川透監督による本篇は正直、好き嫌いが分かれる仕上がりだと思いますが、この来栖 ANNA が歌った「行かないで」はノー文句の傑作でありましょう。
なにしろ作詞:長沢ヒロ&作曲:速水清司、そして編曲:鳴瀬喜博という、日本のロックにどっぷりの制作スタッフが企図したのは、哀切のラブバラードであり、クールな情感を後押しするストリングスも鮮やかですし、それをミディアムテンポで歌ってくれる来栖 ANNA のジンワリ染入る洋楽系のボーカルが実にイイんですねぇ~~♪
もちろん、楽曲の中には英語のパートが仕込まれている事は言うまでもありません (^^)
ちなみに彼女は確かハワイ出身で、これ以前にも幾つかの芸名でレコードを出しているんですが、中でも昭和47(1972)年に来栖杏奈としてレコーディングした「刺青志願」は凄絶な流離演歌の決定版!
その年の晩秋~年末にラジオの深夜放送で流れる事も多かったんですが、売れるとか云々より前に急に聞かれなくなったのは、放送禁止にでもなったんでしょうか?
ちょいと真相は不明なんですが、レコード現物は中古ながらゲットしてありますので、追々ご紹介させていただきますね (^^)
ということで、「シティ・ポップ」とか言ったって、結局はメロディとか歌詞に共感出来る音楽は何時の世にもウケるという事で、あらためて、それが証明されたのは、個人的にも嬉しいです (^^♪
そして、これを契機として、再び歌謡曲やニューミュージックがビシバシに楽しめるテレビ番組の復活を強く望んでいるのでした。