九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

大東亜戦争 少国民詩集

2009年08月13日 11時13分10秒 | Weblog
☆大東亜戦争 少国民詩集というのが戦前の少年雑誌に載っていて、多くの子供たちが鼓舞され、聖戦の戦士として育てられました。今では博物館の片隅か、図書館の書庫に眠っているのですが、是非一読ください。(まもる)
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★僕らは昭和の少国民だ

僕らは昭和の少国民だ。
見ろ見ろ、時代の少国民を。
太陽――僕らの日章旗、
打ち振り打ち振り行進、進め。

ああ、見ろ偉大な東亜の今を。
空だ、青空、アジヤの空だ。
陸だ、大陸、アジヤの陸だ。
海だ、大洋、アジヤの海だ。

清明――僕らは正気に生きる。
忠誠――僕らは天地に誓ふ。
雄大――僕らは四方を望む。
崇高――僕らは祖国に殉ずる。

質実――僕らは簡素を忍ぶ。
剛健――僕らは力を養ふ。
堅忍――僕らは苦難に堪へる。
錬成――僕らは鍛へて克つのだ。

僕らは継ぐのだ、肇国精神。
僕らは承けてる、祖先の血統。
僕らは見て来た、興隆日本。
躍進、躍進、躍進しよう。

僕らは飛び立つ翼を張つて、
僕らは見つめる、羅針と星を。
僕らは闘ふ、戦車で、銃で、
潜航、爆撃、突進する。

僕らは学ばう、日本国史、
国語だ、科学だ、――僕らは育つ。
僕らは神話を創造する。
僕らは栄と光を思ふ。

僕らは文化の使節となる、
僕らは資源を開発する。
僕らは福祉を増進せしめる。
僕らは理想を実現する。

僕らは昭和の少国民だ。
見ろ見ろ、時代の少国民を。
鍛へろ鍛へろ、鋼の意志に、
ひらけよ桜と、純なる感情。

★誓へこのときこの八日

けふだ、大詔奉戴日、
ああ、あの時だ、あの八日。
宣戦布告、あの電波、
朝のラジオのあのマーチ。

直立不動、しんとして、
涙ながれた、僕たちは。
天皇陛下万歳と、
そして叫んだ心から。

僕らは踏んださくさくと
しろいきびしい霜ばしら。
ただ感激にこみあげて、
誰も口もとふるへてた。

つぎつぎひびくあのニユース、
ハワイ、香港、マライ沖。
あらしだ、雲だ、太平洋、
大きアジヤの国生みだ。

けふだ、大詔奉戴日、
誓へ、このとき、この八日。
立て、錬成だ、行進だ、
こぞれ世紀の少国民。

★大東亜地図

おい、君、遊びに来ないか、僕のうちに、
とても大きな世界地図があるんだぜ。

地図を壁一面に貼つて、そして、
毎日、僕はラジオや新聞とにらめつくらだ。

旗を書くんだ、僕は日の丸の旗を、
占領、戡定と聞くとすぐと、こんな「はた」を。(図省略)

それから、「はうだん」 だ、砲撃、侵入、ぐんぐんと、どかんだ、
それから「ひかうき」 だ、「せんすゐかん」 だ、愉快だなア君。

爆撃、雷撃、ブルルンルン、グワンだ、
敵前上陸、不沈艦轟沈、陥落。

見たまへ、君、大陸は「ひのまる」 ばかりだ、
フイリピンだつて、マライだつて、ビルマだつて、南洋だつてさうだ。

「はうだん」 だ、「ひかうき」 だ、「せんすゐかん」 だ、さうださうだ、
それから「らくかさん」 だ、どうだ、見ろ、急降下だ。

ハワイだ、ミツドウエーだ、アリユーシヤン、マダガスカルだ、
パレンバンだ、メナドだ、モレスビーだ、シドニーだ。

僕は日まで月まで書きこんどくんだ、
僕は塗る、塗りかへるんだ、点と線ばかりぢやないんだ。

すばらしいの、何のつて、君、
大東亜共栄圏なんだもの。

僕の脳髄はそのまま地図なんだぜ、
カナダだつて、スエズだつて、パナマだつて
もうとうに塗りかへてるんだぜ。

★東亜の児童

少国民だ、少国民だ、僕たちは、
東亜の児童だ、手をつながう。
  大きな太陽、いま朝だ。
  見ろ見ろ、世紀のあを空だ。

少国民だ、少国民だ、僕たちは、
東亜の児童だ、手をつながう。
  緑だ、万里の大陸だ。
  太平洋なら黒潮だ。

少国民だ、少国民だ、僕たちは、
東亜の児童だ、手をつながう。
  誰でも来い来い、輪になつた。
  国々、島々、輪になつた。

少国民だ、少国民だ、僕たちは、
東亜の児童だ、手をつながう。
  日本児童が叫ぶんだ。
  東亜の子供よ集れだ。

少国民だ、少国民だ、僕たちは、
東亜の児童だ、手をつながう。

世界はよくなる、ほんとにだ、
見ろ見ろ、よくなる、ほんとにだ。

★海軍魂

皮を斬らして肉を斬り、
肉を斬らして骨を斬る。
必殺の剣君知るか。
これだ、この胆、この捨身。

Zかかげたむかしから
守りつたへたこのをしへ。
百発しかも百中の
腕だ、この的、この狙ひ

敢て真向ふ敵にして
比率が何ぞ、量何ぞ、
轟沈、爆破だアんだんと
今だ、この弾、この気ぐみ。

水づく屍と覚悟すりや
いつもほがらな面だましひ。
とどめだ、敵を刺すまでは
死ぬな、この時、この誠。

皮を斬らして肉を斬り、
肉を斬らして骨を斬る。
必殺の意気、君知るか、
これだ、この胆、この捨身。

★九軍神

「では行きます。」と出て行つた
ああ、九柱の軍神。
サイダアの瓶ガチヤガチヤと
さげて鳴らして「行きます。」と。

行つて還らぬその門出、
必ず果つるその命。
願ふ武運は若ざくら
影ものこさぬその爆死。

我からかねて願ひ出た
ああ、あの気量、腕と胆、
胆より熱いあの誠、
ああ、報国の初一念。

母にも告げずひとに秘め、
待つたはただにその最期、
天皇陛下万歳と
そろつて死ぬるその誓。

昼の雷撃それのみか、
はやる心を圧ししづめ、
潜む闇夜の真珠湾、
月の出前は長かろに。

時を待つ間の手あそびと
寄木細工はどうしたぞ。
ああ、母さんと一言葉
誰が言つたか誰しらず。

敵轟沈の火の柱、
のこつた誰が見たのやら、
「我今つひに成功す。」
無電は絶えたふつつりと。

小型潜艦あやつつて、
では行きますと出て行つた
ああ、あの特別攻撃隊。
つひにかへらぬあの五隻。

★旗艦

旗艦はいつも何処にゐる。
ああ、大東亜この戦
聯合艦隊何処にゐる。
だあれも 僕も知りやしない。

旗艦は今は何処にゐる。
山本五十六大将の
双眼鏡は何見てる。
だあれも 僕も知りやしない。

太平洋のまん中か
内地の沿海 野母の崎
或は支那海 印度洋
だあれも 僕も知りやしない。

東西南北何万浬、、
どんな大きな構想で
どこで作戦してるやら、
だあれも 僕も知りやしない。

旗艦は だけど 巍々として
聯合艦隊率ゐてる。
ああ 大将旗なびかした
あの砲塔と高やぐら。

旗艦の命令 放射線
アリユーシヤンにも飛んで行く、
または セイロン マダガスカル
無電一つでぐわんといく。

旗艦はあげるZ旗を、
旗艦は飛ばす索敵機、
旗艦は進む真つ先に、
だけど だあれも知りやしない。

旗艦は建てる日の丸を、
世界の地図に染めてゆく、
旗艦は夢む君が代に
前古未曾有の観艦式。

旗艦の意志は鋼鉄だ、
ぐうんと突き出す大巨砲
眼玉はいつも睨んでる。
七つの海を圧してる。

コメント (7)
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のっぽ飛行兵          脇本星浪

2009年08月13日 10時13分12秒 | Weblog
★むかし俳句雑誌を読んでいて星浪氏の次のような一文に出会いました。八月が来るとこの話しを思い出し皆に伝えたくなります。 (まもる)

******************

 国民学校の児童だった頃奉仕作業というのがあって、飛行場に良く出かけた。
 その縁で、あにきみたいな特攻飛行兵と知り合いになった。          そののっぽの飛行兵は四国出身であると言った。私たち児童を案内して、自分の愛機のもとへ連れて行った。そしてその戦闘機を指しながら、「これがなあ、母さんと乗る戦闘機」とつぶやいたのだ、俳句などまったく知らなかったのだが、なんとなくリズムがいいなとほれこんだ言葉であった。
 特攻機は一人しか搭乗席など無かったのだが、どこかに母さんの写真でも貼っていたのだろうか。
 私は五・七・五のリズムをもつ、無名兵士の独り言を、一句として記念に残したいと思う。

 これがなあ母さんと乗る戦闘機  のっぽ飛行兵

コメント (1)
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差し当たり虱潰して敗戦日    朱露

2009年08月13日 09時25分19秒 | Weblog

     下着の縫目に並ぶ虱を殺しまくった。
     虱を殺すことに集中するだけの日々。
     虱と自分しか居ない夏の日の思い出。
     何処へ消えてしまったのだ虱たちよ。

私の俳句の先輩の句文です。(落石)

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