★下記の記事は、東本高志氏が二十三日に我々平和の風の仲間に送った呼びかけです。その後、民主党独り勝ちの情勢はますます進んでいます。彼が危惧することが現実とならない事を願い紹介します。 (ネット虫)
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各紙とも「民主300議席うかがう勢い」(朝日)、「民主300議席超す勢い」(読売、日経、共同)と
民主党の大躍進を予想する情勢調査のオンパレードですが、その中でもひときわ目を引くのは
「民主320議席超」を予想する毎日新聞の以下の世論調査でした。
■衆院選:民主320議席超す勢い 本社世論調査(毎日新聞 2009年8月22日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090822k0000m010148000c.html
「毎日新聞は第45回衆院選(定数480=小選挙区300、比例代表180)が30日に投開票さ
れるのを前に、公示翌日の19日から21日にかけて特別世論調査を実施し、その結果をもとに
全国の取材網を通じて選挙情勢を探った。民主党は271人を擁立した小選挙区の大半で優位
に戦いを進め、比例代表と合わせて320議席を超す勢い。(略)民主党は北海道、岩手、新潟、
福井、山梨、長野、愛知、滋賀、奈良、和歌山、長崎の11道県ですべての小選挙区を制する
勢いを見せ、230議席以上をうかがう。比例代表では全11ブロックで「第1党」となり90議席台
を確保する勢い。/民主党は衆院選後、社民、国民新両党と連立政権を組む方針を示している
が、衆院の3分の2(320議席)以上を占める大勝となれば、提出法案が参院で否決されても単
独で再議決が可能となる」
この民主党の320議席超の予想の「衝撃」の意味について、ブログ「Aobadai Life(青葉台在住
者の日記)」さんが下記のような警鐘を鳴らしています。選挙戦も中盤戦に入った「いま」という時
期、私たちとしてもっとも傾聴しなければならない重要な指摘であるようにように思います。以下、
その当該箇所の引用です。
………………………………………………………………………………
■毎日新聞、民主320議席超予想の衝撃(Aobadai Life 2009年8月22日)
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10325947509.html
大手新聞社の衆議院選挙予想では、民主党が300議席にも達する大勝予想がなされている
が、今日の毎日新聞の320議席を超えるかもしれない、という予想をみて、これが実現すれば
まったく違う意味を持つ。
それはつまり、衆議院の2/3の議席があれば、参議院で否決されたとしても、再可決ができる
ようになり、またしても、二院制のありかた、議会制民主主義のありかた、を根本から問うてしま
う問題が再燃する。
自公政権が、ここまでダメになった理由のひとつは、小泉郵政選挙で、改革を信じた国民が与
えた衆議院2/3以上の議席を自公政権が悪用し、次々と重要法案を衆議院再可決してしまっ
たことでもある。直近の民意は2007年の参議院選挙で民主党が大勝し、参議院で民主党が
第一党となったそれが民意のはずだが、そうした民意を無視して、自公政権が、既得権益(官
僚、財界、アメリカなど)のために、再可決を連発したことにもある。
もし、320議席を超える議席を民主党が獲得すれば、それはまた違う問題が出てくるというの
は、同じ状況が民主党にも生まれかねないということだ。
あまりにもすごい大勝の場合は、来年の参議院選挙で民主党に反動がきて惨敗ということも
ありえるわけだから、そうなってくると、この四年間の自公政権と同じく、再可決を乱発するよう
な問題がまた出てしまうと思う。(以下、略)
………………………………………………………………………………
上記で「Aobadai Life」さんがおっしゃっておられるように、民主党の1人勝ちは、私たちの国の
「議会制民主主義」をレームダック(死に体)化させる危険性が非常に強いように思います。私
はそのことを強く憂えます。
「民主党の鳩山由紀夫代表は22日、毎日新聞の衆院選情勢調査で同党が320議席をうか
がう勢いを示したことに関連し『どんなに議席を伸ばしても国民新党と社民党は共に戦ってき
た相手だ。当然ながら連立を組ませていただきたい』」と明言した」(毎日新聞 2009年8月22
日)と言います。しかし、鳩山代表が左記のように言う前提は、「参院では単独過半数を持た
ず、社民党などの協力なしには国会運営が困難になるため」(同紙別記事 2009年8月22日)
というのが政界スズメ及びメディアの大方の観測です。
民主党が衆議院で3分の2以上の議席を有することにでもなれば、参議院で否決されたとし
ても、再可決ができるようになり、「国民新党、社民党と連立を組ませていただきたい」と鳩山
代表が上記のように言う前提は崩れます。客観的に見て、民主党が「この四年間の自公政
権と同じく、再可決を乱発するような問題がまた出てしまう」(Aobadai Life)蓋然性は非常に
高い確度であるように思います。
民主党応援ブロガーのみなさん
参照:「【政権交代】 を目指すブログ結集!」晴天とら日和 9/10
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51275434.html
あなたたちブロガーのみなさんはなにゆえに「政権交代」を望んで来られたのか? その初
心の志しにいま立ち返って欲しいのです。その「政権交代」を強く望んできた理由は、自民
党の長年の悪政を断ち切るためにはいまこそ「政権交代」が必要だと思い定める、あるい
は思い決する、ところがあったからこそではなかったでしょうか?
民主党政権が実現して、またもや自民党政権の二の舞を舞うような事態は決して想定して
おられなかったはずです。いま、民主党が衆議院で3分の2以上の議席を有することにでも
なれば、その二の舞を舞う可能性は非常に高い、といわなければならないように思います。
そういう事態になれば、こと志しと違うということにならざるをえないのではないでしょうか?
私は民主党政権を作らせるな、と言っているのではありません。民主党の衆議院での3分
の2以上の獲得議席はあまりに多すぎる。大躍進を通り越して危険水域というべき域に達
してしまうのではないか、という私としての大懸念を表明しています。
民主党応援ブロガーのみなさん
みなさんの各自のブログでこのことを自問していただけないでしょうか? そして、多くのブ
ログ読者のみなさんに各自の自問の結果を発信していただけないでしょうか?
総選挙の投票日まであと1週間。いま、私たちにできる民主主義の試みとして、有権者の
心を捉えるもっとも効果的な方法はここまで拡がってきたブログ、ブロガーのみなさんの
力(上記「【政権交代】 を目指すブログ結集!」参照)に負うところがとても大きいように私
は思っています。
みなさんのご検討を切に期待するものです。
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
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各紙とも「民主300議席うかがう勢い」(朝日)、「民主300議席超す勢い」(読売、日経、共同)と
民主党の大躍進を予想する情勢調査のオンパレードですが、その中でもひときわ目を引くのは
「民主320議席超」を予想する毎日新聞の以下の世論調査でした。
■衆院選:民主320議席超す勢い 本社世論調査(毎日新聞 2009年8月22日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090822k0000m010148000c.html
「毎日新聞は第45回衆院選(定数480=小選挙区300、比例代表180)が30日に投開票さ
れるのを前に、公示翌日の19日から21日にかけて特別世論調査を実施し、その結果をもとに
全国の取材網を通じて選挙情勢を探った。民主党は271人を擁立した小選挙区の大半で優位
に戦いを進め、比例代表と合わせて320議席を超す勢い。(略)民主党は北海道、岩手、新潟、
福井、山梨、長野、愛知、滋賀、奈良、和歌山、長崎の11道県ですべての小選挙区を制する
勢いを見せ、230議席以上をうかがう。比例代表では全11ブロックで「第1党」となり90議席台
を確保する勢い。/民主党は衆院選後、社民、国民新両党と連立政権を組む方針を示している
が、衆院の3分の2(320議席)以上を占める大勝となれば、提出法案が参院で否決されても単
独で再議決が可能となる」
この民主党の320議席超の予想の「衝撃」の意味について、ブログ「Aobadai Life(青葉台在住
者の日記)」さんが下記のような警鐘を鳴らしています。選挙戦も中盤戦に入った「いま」という時
期、私たちとしてもっとも傾聴しなければならない重要な指摘であるようにように思います。以下、
その当該箇所の引用です。
………………………………………………………………………………
■毎日新聞、民主320議席超予想の衝撃(Aobadai Life 2009年8月22日)
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10325947509.html
大手新聞社の衆議院選挙予想では、民主党が300議席にも達する大勝予想がなされている
が、今日の毎日新聞の320議席を超えるかもしれない、という予想をみて、これが実現すれば
まったく違う意味を持つ。
それはつまり、衆議院の2/3の議席があれば、参議院で否決されたとしても、再可決ができる
ようになり、またしても、二院制のありかた、議会制民主主義のありかた、を根本から問うてしま
う問題が再燃する。
自公政権が、ここまでダメになった理由のひとつは、小泉郵政選挙で、改革を信じた国民が与
えた衆議院2/3以上の議席を自公政権が悪用し、次々と重要法案を衆議院再可決してしまっ
たことでもある。直近の民意は2007年の参議院選挙で民主党が大勝し、参議院で民主党が
第一党となったそれが民意のはずだが、そうした民意を無視して、自公政権が、既得権益(官
僚、財界、アメリカなど)のために、再可決を連発したことにもある。
もし、320議席を超える議席を民主党が獲得すれば、それはまた違う問題が出てくるというの
は、同じ状況が民主党にも生まれかねないということだ。
あまりにもすごい大勝の場合は、来年の参議院選挙で民主党に反動がきて惨敗ということも
ありえるわけだから、そうなってくると、この四年間の自公政権と同じく、再可決を乱発するよう
な問題がまた出てしまうと思う。(以下、略)
………………………………………………………………………………
上記で「Aobadai Life」さんがおっしゃっておられるように、民主党の1人勝ちは、私たちの国の
「議会制民主主義」をレームダック(死に体)化させる危険性が非常に強いように思います。私
はそのことを強く憂えます。
「民主党の鳩山由紀夫代表は22日、毎日新聞の衆院選情勢調査で同党が320議席をうか
がう勢いを示したことに関連し『どんなに議席を伸ばしても国民新党と社民党は共に戦ってき
た相手だ。当然ながら連立を組ませていただきたい』」と明言した」(毎日新聞 2009年8月22
日)と言います。しかし、鳩山代表が左記のように言う前提は、「参院では単独過半数を持た
ず、社民党などの協力なしには国会運営が困難になるため」(同紙別記事 2009年8月22日)
というのが政界スズメ及びメディアの大方の観測です。
民主党が衆議院で3分の2以上の議席を有することにでもなれば、参議院で否決されたとし
ても、再可決ができるようになり、「国民新党、社民党と連立を組ませていただきたい」と鳩山
代表が上記のように言う前提は崩れます。客観的に見て、民主党が「この四年間の自公政
権と同じく、再可決を乱発するような問題がまた出てしまう」(Aobadai Life)蓋然性は非常に
高い確度であるように思います。
民主党応援ブロガーのみなさん
参照:「【政権交代】 を目指すブログ結集!」晴天とら日和 9/10
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51275434.html
あなたたちブロガーのみなさんはなにゆえに「政権交代」を望んで来られたのか? その初
心の志しにいま立ち返って欲しいのです。その「政権交代」を強く望んできた理由は、自民
党の長年の悪政を断ち切るためにはいまこそ「政権交代」が必要だと思い定める、あるい
は思い決する、ところがあったからこそではなかったでしょうか?
民主党政権が実現して、またもや自民党政権の二の舞を舞うような事態は決して想定して
おられなかったはずです。いま、民主党が衆議院で3分の2以上の議席を有することにでも
なれば、その二の舞を舞う可能性は非常に高い、といわなければならないように思います。
そういう事態になれば、こと志しと違うということにならざるをえないのではないでしょうか?
私は民主党政権を作らせるな、と言っているのではありません。民主党の衆議院での3分
の2以上の獲得議席はあまりに多すぎる。大躍進を通り越して危険水域というべき域に達
してしまうのではないか、という私としての大懸念を表明しています。
民主党応援ブロガーのみなさん
みなさんの各自のブログでこのことを自問していただけないでしょうか? そして、多くのブ
ログ読者のみなさんに各自の自問の結果を発信していただけないでしょうか?
総選挙の投票日まであと1週間。いま、私たちにできる民主主義の試みとして、有権者の
心を捉えるもっとも効果的な方法はここまで拡がってきたブログ、ブロガーのみなさんの
力(上記「【政権交代】 を目指すブログ結集!」参照)に負うところがとても大きいように私
は思っています。
みなさんのご検討を切に期待するものです。
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp