九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

「日本サッカー・希望の星」と、ザック監督など(17)  文科系

2010年10月20日 14時27分53秒 | スポーツ

 ザック・ディフェンスの解説

前置き・守備に脚光を!
 先回は、アルゼンチン戦、韓国戦を完封したセンターバック2人の記事を書いた。日本のサッカーマスコミが点取り屋や司令塔以外をクローズアップし始めたのが好もしかったからだ。そして今回は、この2戦のディフェンス構造の解説をやってみたい。折良く最新号のサッカーダイジェスト誌が100人の識者によって大小の実に細かい分析を行っているので、そのいくつかを種本にして。最も参考になったのは、「イタリアのサッカー戦術アナリスト」と肩書きがあったマッシモ・ルッケージによる、アルゼンチン戦守備分析。これは、秀逸だと思った。
 前置きの一つとして、例えば最近ずっと本田圭佑が点を取れなくなっていたことについての私見を書くが、僕は相手守備側の対応変化を想像する。彼は「とにかく自分でシュートを打ちたい」人だと分かってきたのだから、本田周囲の人間へのマークを多少手薄にしても本田に詰めればよいのだ、と。すると、一人で無理をして、失敗してくれるのである。こういう人物はチームから嫌われ、監督の命令がない限り良いパスも来なくなる。ちなみに、南ア大会デンマーク戦だったかに岡崎へのアシストがあったが、あれは例外的な状況だったと思う。あの前に自身が得点していたということと、あの時は自分の目前にはキーパーが詰めていたが、直ぐ隣で岡崎がドフリーだったのだから。あそこでは本田のパスは当然のこと、詰めていた岡崎が偉いのである。因みにザックは、本田のような人物を好まない。「特別な選手を作らない」という人だった。そういうやり方が、3つのイタリアビッグクラブでよく反発を招いたのは、有名な話である。有名選手を押し出せと言う商業主義に、合わないのだろう。
 「点を取る奴が一番偉い」という単純極まりない本田のサッカー哲学は、こういう哲学用の守備戦術によって敗北を運命づけられていると言える。「本田は、ゴール前でも見方にパスするようになった」と改めて見直されるのでなければ、得点はますます難しくなるだけだろう。

ある守備分析
 さて、ルッケージの分析を、僕流に要約してみる。
①通常の陣形4-2-3-1が、完全防御体制では4-4-1-1へと変わる。サイドアタッカーの岡崎、香川がボランチの位置近くまで下りてくることと、岡田ジャパンよりも4-4の位置が高いこととが、重要ポイントだ。
②この岡崎または香川がボランチやサイドバックと連携して、敵ボール保持者をサイドに追い込んでいく。その際、もう一方のサイドなど他選手は、自分のマーク相手がパスを受けられないように厳密な警戒態勢を取る。
③敵ボール保持者は、ドリブルなどで中央に流れるか、苦し紛れにロングボールを蹴ることになる。これに対しては、中央ではDFとボランチとが接近しあった2本のラインの網に引っかかることになり、他サイドへのロングボールはやはり3人ほどの網に引っかかる。
④こうして敵ボールを絡め取る場所が比較的高い位置で、8人が密集した地域だから、スムーズなショートパス攻撃に移りやすい。この論文とは別に、こんな資料もあった。この2ゲームの1ゲーム当たり総パス数もショートパス数も、南ア大会に比べて5割以上増え、成功率もかなり上がっている。前方に構え、ボールキープ力のある本田にボールを当ててなだれ込む攻撃も前と同様に多かった。

この守備の諸結果数字など
 さて、上記②③のように両サイドに押し込まれた敵は別の資料によれば、それぞれボール喪失総数の内の45%近くを両サイドで失った。逃れ道は各々、こうだった。アルゼンチンは中央に流れ、韓国はロングボールに逃れた。アルゼンチンがショートパス攻撃を得意とし、韓国は近年こういうロングボールで体力勝負を挑んで日本を苦しめてきたからである。この結果は、こうだ。アルゼンチンは中央突破ができず、韓国はこのロングボールを日本に取られた。栗原、今野、長谷部たちに。韓国戦の日本が実に59%のボール保持率だったのは、このせいである。近年珍しいことだと思う。
 アルゼンチンのメディアは、活躍選手を実にきちんと見ていたようで、三つのメディアの選手採点表の記事が別にあったが、岡崎と香川がダントツなのである。上記ルッケージと同様に「攻『防』に最もよく働いた」と褒めていた。あれだけ頻繁に下りてくる日本人らしい勤勉さを評価したわけだが、岡崎はもちろん、香川も走れるのだろう。
 韓国戦については編集部の採点表があったが、長谷部と本田が最高点だった。韓国が挑んだ体力勝負に堂々と応えて、中盤では長谷部が、前戦では本田が勝っていたということに違いない。韓国は、二人が引っ張った日本のこの激変に驚いていたようだ。

攻撃陣で、前田遼一を書く予告
 以上は、岡田ジャパンが目指したような組織的守備の修正、前進ということなのだが、ここに表れているザックの才能は、大したものだと思う。流石「1対0が理想」のイタリア人!
 攻撃についてはまた別に書くが、前田遼一に目を見張ったという人々が内外ともに多くて、嬉しかったこと! 韓国マスコミと清水のヨンセンなどが、いずれも激賞していた。日本FWでは、ザック・システムのワントップに最も嵌りやすいタレントだと思う。高さはあるし、裏にも抜けられるし、本田と違って良い位置にいる味方には必ずパスを出すし、代表のメッシやテベスと違って守備もちゃんとやるという、優れた万能選手にして去年久々の日本人Jリーグ得点王なのである。岡田武史氏が何故彼を使わなかったかが、僕にはさっぱり分からない。また、日本相手には守備を固めてくるアジア杯には、最適の選手だと、推薦しておきたい。今の前田に岡崎が組めば、アジアでは楽勝だと思える。 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

{参院憲法審査会 参院民主党ようやく「規程」整備に応じる意向} 要注意!!!   まもる

2010年10月20日 11時03分35秒 | Weblog
今朝の新聞各紙に表題のような、参議院での憲法審議会の規定整備の合意が自・民間で合意されたという記事が載っていました。
 しばらく政治課題から遠のいていた改憲活動がまたぞろ不気味にも動き出した様子です。

 日中間の軋轢が表面化し防衛力強化が叫ばれ始めているこの時期の改憲の動きです。

 事態の進展によっては、抗議行動などを考えるべきでしょう。以下産経の記事を転載します。
=======================================
  参院憲法審査会 参院民主党ようやく「規程」整備に応じる意向 
                                                                                    
                   産経新聞 10月19日(火)21時38分配信

 民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は19日、自民党の脇雅史参院国対委員長と国会内で会談し、国会の常設機関でありながら3年以上始動していない参院憲法審査会について、委員数などを定める審査会規程の早期制定に応じる考えを伝えた。ただ、制定の具体的な時期は決まらなかった。

 憲法審査会は、国民投票法制定に伴う国会法改正で、平成19年8月に衆参両院にそれぞれ設置された。今年5月に施行された国民投票法によって、憲法改正原案の審査や憲法に関する調査を行う権能がある。

 しかし、共産、社民両党の反対や民主党のサボタージュで委員数や採決方法などを定める規程が長く定められず、衆院では21年6月に自公両党の賛成多数でようやく制定された。ただし委員の選任は行われていない。参院では規程すらできない状態だった。

 このため、自民、公明両党は規程制定を再三、求めてきた。今年4月には民主党の西岡武夫議運委員長(当時)が規程の未整備を「違法状態で非常に遺憾だ」と指摘していた。

 今回、民主党が規程制定に応じ、衆参両院で形式的には審査会の条件が整いそうだが、憲法論議が実際に始まる見通しは立っていない。(田中靖人)

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会議はお金のことばかり・・・    らくせき

2010年10月20日 10時41分20秒 | Weblog
生物多様性の会議・・・

世界のおばあちゃんが熱田神宮の会館で
開いた円卓会議での発言が良いですね。

ブラジルのマリアさん。
「自然を敬い、命の力を信じてきた。
会議の参加者は、まだ自然を管理しようとしている」

同じブラジルのクララさん。
「会議はお金のことばかり話し合われている気がする
お金では生き物も地球のいのちも戻ってこない」

    

どうも途上国も先進国もなにを話し合っているんだ?
と感じていたので、このおばあさんたちのコトバに
共感します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休戦閑話     蜘蛛の糸       愚足

2010年10月20日 10時15分45秒 | Weblog

     

                                                                 我が家の庭は手入れもせずにほかってあるので草樹伸び放題の庭である。

  だから、訳のわからぬ虫どもの天国になっている。中でも殊の外活発でわがもの顔なのが

 小虫を餌にする蜘蛛の連中である。

  困るのは蜘蛛の巣である。朝夕の新聞取りにも小枝を片手に出かけるありさま。

  しかし、そんな蜘蛛の巣にも意外な素晴らしさを発見した。


  この時期の蜘蛛の巣は、網が緻密で粘り気が有り、手本といえるような造形の巣が張られている。
  
  この日、まぶしいほどの秋の日差しが庭に差し込んでいたのだが、何とあちこちに張られている

 蜘蛛の網が日差しを反射して金色の網に変身しているではないか。

  おもわず見とれて近づいていくと、女主人の蜘蛛殿から八方に縦網が輝き、それを繋いで何角形かの

 横網が緻密に重なり広がって輝いている。

  日輪である。 秋の光を一杯にすい込んで幾重にも広がる小さな日輪が、お日様と対峙している。

  むさくるしい我が庭も此の時は極楽のようであった。

  
     蜘蛛の巣の日輪となる秋野かな  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする