改めて、いや、もう一度、自民党の原発事故に対する責任を問う。
自民党は、いったい、どんな反省をしたのか?
反省をしたのなら、原発を今後、どうしようと考えているのか?
そんなことは一切口をぬぐって、民主党の内紛に火を注いでいるのが
国民の支持を得られると考えているのか?
改めて問いたい。あなた方に菅さんを批判する資格があるのか?
改めて、いや、もう一度、自民党の原発事故に対する責任を問う。
自民党は、いったい、どんな反省をしたのか?
反省をしたのなら、原発を今後、どうしようと考えているのか?
そんなことは一切口をぬぐって、民主党の内紛に火を注いでいるのが
国民の支持を得られると考えているのか?
改めて問いたい。あなた方に菅さんを批判する資格があるのか?
2日のここに載せた随筆を、同人誌の月間冊子用に書き直しました。ご笑覧ください。
【 ハーちゃんの微笑みに
八ヶ月が過ぎた孫のハーちゃん、その激変には驚いてばかりだ。
いわゆる「ずり這い」数日のあと普通のハイハイの最初の一歩を見た四~五日後に会った時には、もうこんなふうになっていた。
娘夫婦の家、居間に僕が入って、ハーちゃんと目が合う。よく遊んでやるせいか、僕を見つけると「けっけっけ」に、手足もバタバタ、大笑いにもなる彼女だ。試みに数メートル前にぺたりと座り込んでみたが、その僕目がけて、大急ぎでトコトコと這ってくる。もう、相当に速い。そしてまず僕の腿に手を置き、次いでもう一方の手を挙げて胸ぐらのシャツを握りしめ、すっくっと立ち上がる。さらに僕の肩をくしゃっと摑んで体を支え、急激な両脚屈伸を繰り返し始める。さながら連続ジャンプだ。その体勢のまま「けっけっけ」を振りまいて、歓待してくれるのである。そのうち、そのままもう両手を離して立ってしまう。もっともこれは、重心が取れぬせいですぐにくしゃっと座り込むのだが、またつかまり、立ち直して、手を離し、またくしゃっ。そんなことを何度も繰り返しているのを観ていると、つくづく思った。
「人間ってやっぱり、二本脚で立つことが好きなんだな。目線が高くなるからだろうか。それとも、人間特有の平衡感覚の本能でもあるのだろうか」
ところで彼女のこの「けっけっけ」だが、まったく際限がない。
僕がギター・レッスンを始めたのを見ただけでも、傍らの歩行器にいる彼女は連続ジャンプで歓声付き「けっけっけ」と、そんな感じなのである。これを見るといつも思う。
「幸せなんだなー。子どもって普通に育てれば、こんな風に大人をも幸せにしてくれる。世話になるばっかりでも、それを微笑みだけで帳消しにするって、こりゃ文字通りなら売笑婦ならぬ『売笑子』か、猫みたいなもんだな!」
すると、こんな所へも僕の思いがふっと飛んでいく。福島の避難所、そのゼロ歳児たち、こんなふうに笑うことができているのだろうか。こんな笑い、微笑みが育っているのだろうか。めったに外へも出られない子も多いだろうしなー。こんな子どもにも「二十ミリシーベルトまでは許容範囲に。今までの上限基準一ミリシーベルトをそう変更する」って、どんな心で奴らは決めたんだ! ゼロ歳児の細胞にこそ、放射線の害が、非常に大きくなると聞いたけど。特に内部被ばくは、ほんの微量でも。そんなことを知っている親ほど、外へ連れては行けないだろうしなー。
ちなみにハーちゃんは、お散歩が大好きだ。娘夫婦と僕と三人で順番に乳母車を押して、隔週の土曜日に、出かけている。それも六千歩とか一万歩とかを歩き、間の軽食時間も入れると三時間を越えることもあるようなお散歩である。最近の彼女はその間中、ほとんど寝ないできょろきょろと辺りをよーく見回している。どんな心の「観察」なのだろう。知るよしもないその顔を、しばらく眺めていて思った。このごろは脂肪が減って、張りが現われ、幼児っぽくなってきたな。】