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 原発再稼働をどうみるか、の背後にあるもの    只今

2011年06月20日 18時11分24秒 | Weblog

 =IAEAの判定を正しいとすれば、浜岡以外は動かしても大丈夫でしょう。事故は起っても致命的にはならないと思います=。
との「らくせき」さんの披瀝を聞いて思ったことは、「原子力の平和利用」ということでした。

 「原子力の平和利用」という概念は、アメリカの核戦略を正当化するために産み出されたものですが、それはそれとして「原子力の平和利用」論は、「核」と人類との共存という根本問題も素通りしてきました。

 
そして今フクシマで改めて知ったことは、人間の手によって「核=放射能」を自在にコントロールすることはできないということ。
 二つだけ挙げれば…。

 一つは、大量に放出される危険な放射性廃棄物、それをどうするか! 
 二つ目は、
 〔外部被曝〕の場合は、除洗という方法がありますが、
 
〔内部被曝〕の場合は本日(20日付)『朝日新聞』が一面で報じているような事態に見舞われることになります。すなわち、イラン戦争が始まったのは8年前、そのとき住民がとった行動による癌がいま大量発生しているという実態です。

 このような事態に、「核」に対する反対運動体は、どう対処してきたか。
 『原水禁』は、「核兵器廃絶」と共に「核廃絶」をスローガンに掲げてはいましたが、内部に電力労組を初めとする原発推進労組を抱え、その運動は一部労組の動員方式という弱点を抜け出せませんでした。
 『原水協』は、原水禁のスローガンは運動に分裂をもたらすものであり、スローガンは「核兵器禁止」一本にしぼるべきとの攻撃しきりでした。

 ブログPaulさんが、原水協は 「原発は事故さえ起らなければ問題はない」という立場なのか、「原発が存在すること自体が問題である」という立場なのか、と問うたその答え。
 =原水協の立場はどっちかと聞かれれば、段階的撤退、再生可能エネルギーへの転換を求めたりしていますので、(原発ノー)の方になると思います。ただ原水協はこれまで第一義的課題として核兵器廃絶をすすめてきたので、原子力への考え方は
いろいろです。=

 まことに正直!?。だから、先日の6、11行動デーにも、大江健三郎、瀬戸内寂聴、内橋克人さんらの呼びかけによる「原発さよなら集会」にも、脱原発署名運動にも関与しないことがよく判ります。

  

 

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保安院の大罪(12) 経産相「再稼働」を許せない理由  文科系

2011年06月20日 10時14分34秒 | 国内政治・経済・社会問題

保安院の大罪(12) 経産相「再稼働」を許せない理由  文科系

 標記のことを簡潔に述べてみたい。

①福島事故原因が明らかになっていない。津波と地震自身とで、どちらにどれだけ比重があったのかがはっきりしていない。
②事故後の人為的ミス、あるいは人材に対する課題の難度、などなどの内実も分かっていない。
③以上①、②の実際によって、他原発にも同じ事が起こりうる確率が違ってくる。そういう数字を、経産省自身が本気で調べたとも思えないし、知っていたことですら隠してきた事も多い。それどころか、意図的にごまかしてきた事さえも多かったと断言できる。自分らの責任逃れからと見るのが自然だろう。
④膨大な数の内部被ばく者が発生したわけだが、小児甲状腺癌、骨髄癌などなどの被害の大きさが分かるのは、はるか先のことだ。それで再稼働などとは、国民に対して鬼畜にも劣る手前勝手。こんなことで再稼働を許せば、先の話として癌患者の発生数などを誤魔化しにかかるのが落ちだろう。薬害エイズを長く認めなかったように。
⑤経産省周辺はこうして、「人としての慎み」に欠ける。国民を思うという点で全く品格がない。そもそも、故郷を失った膨大な人たちや海産物を国民が安心して食べられない状況をどう考えているのか? 避難所で寿命を縮めた人々についても同じだ。申し訳なかったという気持ちが、東電と共に全く感じられないのである。④、⑤合わせてみると、これで公務員・「(国民の)保安院」とは、聞いて呆れる!? 
⑥問題になっている電力不足は、休止中の火力発電再開で間に合うと言われているのだし、これで繋いでいる間に自然エネルギーの開発を急げばよい。 

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自民党・石原幹事長、革マル派、中核派を評価

2011年06月20日 00時33分45秒 | Weblog

 自民党・石原幹事長は18日、山口県でのセミナーで脱原発運動の背後には、革マル派や中核派がいると述べたようです(「毎日新聞」)。  

 もちろんこれは、脱原発運動がいわゆる「過激派」の運動にほかならないと印象づけるための卑劣なレトリックですが、しかし、「東京新聞」の世論調査によれば、今や82%の人が即時であれ段階的であれ、原発の廃炉を望んでいる折から、この世論誘導は逆に、革マル派や中核派を評価したことになるのではないでしょうか。

 こんなつまらないことを言ってる暇があったら、お父様のところへいって、懲りることなくオリンピックを誘致するより、「必要不可欠」な原発を東京都内へ誘致することにし、その政策を都民に問うたらどうですかと言って差し上げたらいかがなものでしょう。

 海江田さん、菅さん、「既存の原発の運転を再開せよ」とはやはり原発依存のエネルギー政策ですか?見直すのではなっかったですか?いわゆる「リアルポリティックス」の罠から抜け出すことこそが政治的な決断だと思うのですが、これでは「はじめに原発ありき」のまったくの追認にしかすぎませんね。

 先行きがまったく見えず、メルトダウンからチャイナ・シンドロームの段階に進みつつある「フクシマ」、そこで基準以上の放射能を浴びて働いている人々、住居も職も奪われて収容所同然の暮らしを強いられている住民たち、それらを差し置いてどうしてそんな判断が下せるのですか。

 経済や産業のためには人の命など取るに足りないのだとしたら、その経済や産業ってなんのためのものですか?

 「あんころもち」でした。

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