九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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老舗ラーメンはどちらでもいい!    只今

2011年08月26日 12時02分46秒 | Weblog
 ◆「共産・志位委員長と社民・福島党首、反核の〈老舗〉対談」
   という記事が、8月25日付『毎日新聞』に載りました。その触りを紹介します。

      ーさて、志位さんのところは〈一貫して原発に反対してきた唯一の政党〉
         福島さんのところは〈日本の主要政党の中で唯一、脱原子力の立場を明確にしている党〉
        と、まるでラーメン屋の老舗争いみたいですが、どこが違う?ー

【志位】1953年、アイゼンハワー大統領が国連演説で、原子力の平和利用を呼びかけました。これに応えて55年に日米原子力協
    定が結ばれ、原子力基本法がつくられていく。当時、安全性が保証されていないと、きっぱりと反対したのは共産党でした。
    以来、商業用原発の建設にノーと言い続けてきた。

【福島】しかし共産党は核の平和利用について認めてきたんですよね。社民党は、核と人類は共存できない、いかなる
    国の、いかなる核にも、反対です。核の平和利用はあり得ない、と訴えてきました。

【志位】私たちは核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性、その基礎研究までは否定しない。2、3世紀後、新しい知見が
    出るかもしれない。その可能性までふさいでしまうのはいかがかとの考えなんです。

【福島】共産党は、極めて安全な原発なら推進してもいいんですか?

【志位】そうじゃない。現在の科学と技術の発展段階では、安全な原発などあり得ない、と言ってます。いま問われているのは、原
    発ゼロの日本にしようということでしょ。

【福島】安全な原発はないし、核の平和利用と言って原発を肯定するのはおかしいですよ。

【志位】そこでは意見が違っても、原発ゼロでの協力は可能だと考えています。

      ー反核・平和でもなかなか足並みか揃わない。脱原発は二人三脚で出来ますか?ー

【志位】私は両党間で協力が可能だと考えているし、それを願っています。

【福島】9月19日に「さよなら原発」の集会があります。

【志位】私も行くつもりでいます。


   ◆志位さんは、9月19日の集会に参加すると明言しました。
    五万人も集まらなかったのは、事務局が素人衆の集まりだからだ、
    との台詞が既に用意されているとの心ない分裂策動も聞こえてきます。
    原水協関係の人も、集会事務局を担うのが「原水禁」「原子力資料情報室」だからと
    尻込みするのでなく、統一行動がとられたら、先行き少し明るくなります。
 
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ザックジャパン(6) 随筆「ザックにときめいている」 文科系

2011年08月26日 07時53分28秒 | 文芸作品
 今回は、10月23日に書いた第18回分を転載する。標記の題名の随筆である。ザックの希有な人柄を覗いてみたつもりだ。非常な分析力を有し、それでいて選手に優しく、率直で、品格をすら感じる人物のようだ。選手が異口同音に評するのは、「何でも聞けるし、親身に細かく答えてくれる」ということらしい。日本サッカー界はいわゆる体育会臭が最も少ない所だが、どうも、ザックはその正反対に位置するようだ。

【 十月十二日のサッカー日韓戦が終わって今日まで、僕はザッケローニ監督にときめきっぱなしだ。この四日に初めてあずかったチームで、八日に世界五位のアルゼンチンに勝って、このニュースはたちまち世界を駆け巡った。十二日の韓国戦は、日本優勢の裡に引き分けている。この間負け続きで、相性が悪いと言うしかない相手だったのだが。こういう結果に僕が目を見張らされたのは言うまでもないが、それよりも何よりも、そこからうかがえた彼の才能の煌めきに、一人でうなっている。どんな才能なのだろうか。

たった二つの手直しで
 アルゼンチンや韓国の監督は当然、日本の様変わりに驚きの声を上げている。どこに驚いたのか。球際の強さが一際目立ったが、これは岡田監督が南ア大会直前に阿部勇樹をボランチに起用した辺りからのことだ。これを十分に踏まえた上で、ほんのちょっとの手直しがなされたのが、今回の特徴である。それは主として、たった二つの事だと知られている。
 1 味方前方からの敵ボール保持者への圧力を厳しくし、敵ボールをサイドライン側に追いやるように指導した。その際、相手のパス先を塞ぐべく他の個々人の位置取りなどを細々と指導してきた。ディフェンスの中央を二列にして、非常に固くした上のことだ。
 2 鋭い縦パスを、長いのも含めて使うなどから、攻撃が非常に速くなった。これによって、相手ディフェンスを下げさせる力が増えた。合わせて、味方ディフェンダーを、スピードと縦パス能力とを重視して選び直し、その位置も随分高くしている。
 このたった二つの手直しで、ザックがこれだけのことを成し遂げたことに、僕は先ず痛快な驚きを覚える。彼が本来、こういうタイプの人間ではないと知っているからである。
 ザックがイタリアで名をはせたのは、なによりもこういうことだった。弱いチームの選手を育てながらチーム力を長期に渡ってじっくり積み上げていき、やがて大きく熟成させていくタイプの名監督として。そういう人物が、こんな短期に、こんなに大きな結果を出した。しかも、イタリア以外では指揮したことがないはずの彼が、文化も何もかも異なった遠いアジアのこの国において。こういう出来事は、サッカー界でも極めて珍しいものに違いない。人として並々ならぬ才能、賢さを感じずにはいられないのである。
 つまり、大局も応急手当も見ることができて、なおかつ短期速成の教育実践にも大成功してしまう人物。そんな人間はなかなかいるものではない。これは組織運営というものに少しでも関わったことがある人ならば気付くはずのことだが、それにしてもこんな短期間で? 僕は頭をひねってさえいる。

彼の思考過程
彼はそもそも、何をどう考えてこの二点の改善に手を付けたのか。代表チームに関わる彼の発言の変遷を、追ってみよう。その思考の経過が見えるのではないかというわけである。
 1 来日後初めて述べたチーム作り基本方針は、こうだった。
「チームとしての攻守のバランスを重視したい」。
 2 これが、教え始めたころにはこうなる。
「日本の技術、球回しは世界でもトップクラス。攻めが遅いだけだ。もっとも、FWにも大変良い選手を見つけた(多分、前田遼一と岡崎慎司のことだ。森本は前からよく知っているのだから)。ただし、日本の選手たちが、自分の高い能力に気付いていない事に驚く(これを気付かせるのも私の仕事だろう)」
 3 アルゼンチン戦に勝った後では
「私の選手たちに抱いていた印象が『確信』に変わった。選手たちは、もっと自信を持って欲しい。Jリーグの監督さんたちには、本当に素晴らしい仕事をしていると申し上げたい。ただ、この勝利は嬉しいが、長期に力を積み上げていくことこそ大事だと言いたい」
 4 韓国戦を終えて
「サイドのスペースを上手く突ければ、日本はどんな相手に対しても、かなり怖い存在になれると思う。(中略)普段、私の選手たちは技術が優れているので、ボール回しで今日のように多くのミスをすることはない。ピッチコンディションも不利に働いた」

結論 
 第一の改善点、前方からの組織的圧力は、前任の岡田が土壇場になって諦めた代表防御の「理想形」だった。岡田はこれを、失点への不安から諦めた。他方ザックは、ちょっとした手直しでこれを完遂してしまった。一方では、敵ボールへの組織的圧力をちょっと手直しして。他方では、長短の縦パスを使って日本の攻めを速くし、敵を押し込めることによって。こんなに短期間で成功したのを観ると、これらの手直し技術も日本には全てそろっていると見抜いた上でのことだろう。こうして、岡田の理想型を実現して、失点もセロだ。
 賢い人は違うもんだ! 代表も、前途洋々だろう。 】
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落語「消費税」  文科系

2011年08月26日 00時00分05秒 | 文芸作品
 近ごろ馬鹿馬鹿しいお話をお一つ。

 親の代からのとある同族経営会社は、長男と次男が社長と専務で、二人連んで大変などら息子。まーあちらこちらで札びらを切りまくったこと! 会社計画収益の1年分9000万円ほどの累積赤字と、放蕩三昧。それでも社債の値段が下がらなかったのは、親の貯金が1億5000万円ほどと業界周知の事実があるからだ。このドラ兄弟、それを百も承知の放蕩三昧確信犯であったのだ。
 さてさてだけども近ごろは、流石に社債の値も下がってきたりして、「倒産」の噂もしきり。たまりかねた親が三男に社長をすげかえた。ところがどっこい、この三男に降って湧いたようなこんな圧力の声、噂。「さっさと親から金もらえよ」「会社は親のためにも頑張って来たんだろーが!」「ボサボサしとると、会社が潰れてしまう」「ついでに、長男さんを副社長に復帰させたらよい」

 長男・自民党。二男・官僚。三男・民主党。そして親は国民で、問題の「もらえ」金は消費税。こんな場合、「潰れる・噂」圧力の出所は、二男が大元であるとは、世の常識。自分らの過去責任のウヤムヤ化。その上で、専務の顔を強化したい一心の、立ち回りだろう。こんなことは、普通の世故に通じた人なら誰でも思うことだろう。

 
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