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やはり日本は官僚天国   あんころもち

2011年08月12日 15時30分40秒 | Weblog
 以下は毎日新聞の報道ですが、「更迭」といえば懲罰的な意味合いがあると思いきや、なんと「自己都合退職よりも高額の退職金が支給される」とのこと、それも「2割前後(1,000万円超)高くなる」らしい。
 官僚は悪事が露見をしてもトカゲのしっぽ切りで一部を「更迭する」のだが、その代わりに民間に比べ破格の退職金を支払うという仕掛け。これは、「更迭」にたいする「慰労金」としかいいようがない。
 かくして悪事の本丸は安泰で、表面上は責任を取らされても、実質「慰労金」では、次に何かを画策してもそれを敢えてやってのける候補者は目白押しのはず。
 どうしてこれが許されるのか?
 脱=原発、脱=官僚こそが実現されなければならない。
 それらが巧妙に繋がっていることは原発事故以来明らかになった事態の一つと言える。

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 東京電力福島第1原発事故への一連の対応や国主催の原発シンポジウムでの「やらせ問題」などの責任を問われ、更迭される経済産業省の松永和夫事務次官(59)▽寺坂信昭原子力安全・保安院長(58)▽細野哲弘資源エネルギー庁長官(58)の3首脳に対して、自己都合退職よりも高額の退職金が支給されることが11日、分かった。

 経産省は「3首脳の退任は勧奨によるもので処分によるものではないため、通常の早期退職と同等の扱いになる」と説明。国家公務員の退職金に関して定める退職手当法で規定する「定年前早期退職」が適用され、退職金は自己都合退職よりも2割前後(1000万円超)高くなるとみられる。

 退任日は松永次官と寺坂院長が12日付、細野長官が9月1日付。海江田万里経産相は4日、3首脳の更迭を発表した。【野原大輔、和田憲二】
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随筆 「ハーちゃん、性格の芽生え」   文科系

2011年08月12日 08時45分01秒 | 文芸作品

 生まれて十か月半の女の子、ハーちゃんに、そろそろ性格が現われてきた。
 乳母車で2時間ほどの散歩にも、ほとんど寝ないし、ぐずりもしない。ただ、辺りをきょろきょろと観察している。
 わが家へ来た時に示す黒猫モモへの執着、追跡は、執拗さを数ヶ月保ったままだ。
 危険に備えるために着いていくと、階段をはい登っていってしまう。今では、十三段の頂上までせっせと登る。時には手すりにつかまって途中で立ち上がり、吹き抜け様の眺めを見下ろしてはご満悦の体。このごろはそのまま 伝え歩きで数段登ることさえある。
 高すぎるソファに上ろうとあれこれと試みているのを黙って見ていたことがあった。右脚を上げてダメなら左脚を、左右の手でそこら辺を引っ摑み、少ない歯を食いしばってずり上がろうとする。しばらくの挑戦のあと大声で泣き出してしまった。こちらに助けてもらうべく泣きつくという能力はまだ無いはずだから、ただ、かんしゃくを起こしているのだ。
 周囲を安全にしてこんなふうに遊ばせておけば、一時間でも一人でごそごそと何かをやっている。薄い髪の毛を額やコメカミにべったりと貼り付けた汗も、あたかも励みにしかならないように見える。こんな遊びの中で生後十ヶ月前には、一人で歩き出しているのを目撃した。

 こうしてハーちゃんは、物事を激しく追求する熱い女の子なのである。発達心理学で、こんな命題がある。「発達の原動力は、その子自身の能動的活動である」と。ハーちゃんはこの命題通りの子だと痛感し始めたこの頃だ。

 年を取って覚えたものはすぐ忘れる。その逆も真なりで、幼い頃身につけたものほど、強く残るという。感覚・感情の強さや豊かさ、物事を追求する態度などは、早くに身について、いつまでも残るということだろう。だから、僕の目にはこの子まで女四代がそっくりに見えて(亡くなった僕の母と連れ合いもそっくりだ)、このごろ一人で苦笑いしていることが多い。さぞかし、ケンカに引く一歩はないことだろう、などと。この子の母親の方はそう言えば、こんなことがあった。小学六年生の頃、学校帰りの道で若い痴漢が胸を触って通り過ぎたことが。驚いたことにこの子が、抗議の泣き声を張り上げながらどこまでもこの痴漢を追いかけていったのだ。そんな子になるのだろうか。

 さて、こうして現れ始めた気の強さだが、最近こんな二つの例を体験した。
 大好きな肩車をしてやる。歩いたり、走り回ったりの一通りを終ったあと、先日初めてこんなことが起こった。下ろして床に座らせたとたん、ギャーと泣き始めて止まない。立ち上がって上空に泣き声をまきちらし、はっきりと抗議している風体である。が、何せ、十ヶ月児、抗議というよりはやはりかんしゃくの一種なのだろう。だけど、僕から見ると、えらそうに! 
 今一つは、昨日初めて起こったことだ。子守に遊びに行って、玄関で別れた時、戸が閉まった瞬間からずっと大泣きが聞こえてきた。「行くな!」ということなのだろうか。この時はわが家に帰ってから忘れ物をしたことに気づき取りに行って、今度はリビングの入り口で別れるべく扉を閉めたその瞬間、やはり大泣きの声を張り上げ始めた。十か月でこれでは、先が思いやられる。
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ことばの力     らくせき

2011年08月12日 08時45分01秒 | Weblog
NHKのクローズアップ現代が
福島の詩人の活動を紹介していました。

震災によって言葉を失った人々。
詩人は「地に足をつけて生きていくためには
ことばを取り戻す必要がある」と、被災地に足を運び、
被災した人々を訪れて詩をつむぎだしていきます。

戦災を体験した歌人の岡野弘彦さんの言葉。
「戦争直後はパンが必要だった。
しかし、その後につづく長い時間、
こころを支えてくれるものは言葉であり、
私にとっては歌であった」と。

震災直後、俳句になにが出来るのか?と、
問う声がありました。

復興への長い時間が始まった今。
俳句や歌、詩になにが出来るのか?が、
問われているのでしょう。

  みちのくの蝉のことばを聞きわける


コメント (2)
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