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福島の農民からの訴え     あんころもち

2011年08月20日 02時57分25秒 | Weblog
 お米のセシウム汚染が問題となっているなか、福島の農民の切実なブログを見つけました。
 私たち米食う民は、この現状にどう答えることができるのでしょう。
 さきごろ久々に開かれた米相場では、高値で当初は相場が成り立たないほどでした。
 ということは、農家ではない米の消費者にも、今秋以降米の高値が襲いかかる可能性があるということです。
 まずは、この農家の訴えをお聞き下さい。

<タイトル>風評被害ではない実害である
     http://gimin.exblog.jp/15225465/

農家の動揺が収まらない。
私たちは、原発事故の「被災者」のはずだ。
しかし、放射能汚染の土壌調査結果が発表され
前のめりとも言える状況が広がり、
農協が農作業の自粛を解除した。

しっかりとした調査と分析、その後の対処も曖昧のまま
作るか、作らないかの判断が農家に任せられてしまった。

しかし、まだ原発事故は収束の見通しもたっていない。
放射性物質の飛散は止まっていない。
土壌の汚染は続く。
作物の汚染も続く。
政府がいう「直ちに体に影響を与えるものではない」という
暫定値だけが一人歩きする。

私たちは、安全が「担保」されていないものを
作っていいのだろうか。
消費者の過剰な反応を「風評被害」だという。
いま現実に起こっていることは
根も葉もない風評ではない。
東電が起こした原発事故による放射能が
大地と作物を汚染している実害だ。

心ある方々から
「福島の産品」を買い支えたいという申し出が来る。
こういう方々に
私はこう応えている。
「お気持ちはうれしい。
でも、みなさんにお願いしたいのは
東電にキチンと補償せよという世論を消費地で起こしてほしい。
私たちが安心して作物を作れるようになるまで
運動を継続してほしい」と。
コメント (3)
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