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こんな重要な事実がこっそり訂正されていた!   あんころもち

2011年08月21日 13時41分18秒 | Weblog
《公表され続けている事実》

 福島第1原発から放射性物質が放出されて続けている問題で、一貫して「安全・安心説」を唱えて福島県かを重介して歩いているのが、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・長崎大学教授です。
 1年間に許容される被曝量として「20ミリシーベルト」という数字が議論になるなか、山下氏は「100ミリシーベルト以下なら大丈夫」、「100ミリシーベルトまでは、妊婦も含めて安全」との説を繰り返してきました。
 これに対し、心ある学者から、福島県のアドヴァイザーから解任すべきだとの要求が出ていました。


《こっそり訂正されていた事実》 中村隆市ブログ「風の便り」8月16日

 3月21日の山下俊一教授の発言を確認しようと思い、福島県のホームページを見て驚きました。

 福島県放射線健康リスク管理アドバイザーによる講演会
 「質疑応答 動画を見る」の下に以下のように書いてあったのです。
  ――――――――――――――――――――――――――――
訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
  ―――――――――――――――――――――――――――–
 いつのまにか、山下発言が「10分の1の数字に」訂正されているのです。
 しかし、動画の質疑応答では、山下教授は自信満々で「100マイクロシーベルト/hを超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません」と太鼓判を押しています。

 Q:今の放射能測定値で外出しても問題はないのか?

 山下:環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません。ですから、5とか10とか20とかいうレベルで、外へ出ていいかどうかということは明確です。昨日も、いわき市で答えました。『今、いわき市で、外で遊んでいいですか?』と聞かれました。『どんどん遊んでいい』と答えました。福島も同じです。心配することはありません。


 100ミリを10ミリと言い間違えたのなら、「5とか10とか20とかいうレベル」という言い方はしないはずです
 福島県民の中には、山下教授の話を聞いて、100マイクロシーベルト/hまで安全、一度に100ミリシーベルト浴びなければ大丈夫だと信じて、放射線量が高いときにマスクもさせずに子どもたちを外で遊ばせてきた親がたくさんいます。ふとんも洗濯物も外に干してかまわない、雨に多少ぬれても問題ない、といった山下発言を信じてきた人がたくさんいます。

 そして今、福島県の子どもたち100人以上を検査して、約半数が内部被曝し、文科省が決めた年間20 ミリシーベルトという上限を(内部被曝だけで)超えた35ミリシーベルトも被曝した子どもがいることが判明しました。福島県全体の中でも特別に汚染数値が高いと思えない、いわき市の4歳の子どもだそうです。

 専門家が、いのちに関わる重要な数字を10倍も間違えて 「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます」と、お詫びすれば済ませられる問題でしょうか。

 <あんころもちの意見>
 なんという酷い事実でしょう。山下という教授の御用学者ぶりはつとに指摘されて来ましたが、上の事態の問題は、そうしたデマゴギーが語られる際には大声を上げて喧伝されるにもかかわらず、訂正される場合にはこっそりとしか(山下教授の体面のためか)行われないということです。
 このとんでもない誤りは、福島県のホームページをみない人には伝わりません。
 ですからこの瞬間にも、山下教授の講演を信じて(なにせ山下教授自身が被爆二世でしかも長崎大学の教授だから嘘はつくまいと信じて)、子どもたちを無防備で放射能が降り注ぐなかで遊ばせている母親もいるやも知れません。
 全国のメディアが、はっきりと伝えるべきですし、山下教授も福島県に訂正させるのではなく、自分自身でちゃんと自己批判をした上でその誤りを公表すべきです。



コメント (6)
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ザックジャパン(3) 岡田ジャパンのここを直した(1)  文科系

2011年08月21日 11時10分26秒 | スポーツ

 ザックになって10日の日韓戦大勝で、7勝4分の無敗である。この間の得失点は18の6であって、その相手も、アルゼンチンにオーストラリア、韓国が3回など、これまでだったら勝つことが難しい難敵が含まれている。僕は昨年の9月からこの2月まで「『日本サッカー・希望の星』と、ザック監督など」を44回も書き続けてきた。改めてここまでの経過を要約的にまとめ、ワールドカップ予選記事への出発としたい。

 アジア大会までのザックは、岡田監督の功績を踏襲している。岡田監督の功績とは言うまでもない。第1に、当り強さを身につけさせたこと。および、走力を重視したパスサッカーである。アジア大会までのザックはこれに二つの修正を施していた。一つが、ゴール近くで横パスを減らし、縦パスを増やすことによって、攻めの遅さを修正したこと。第2が、敵ボールを前から厳しくサイドに追い込んで、極力サイドチェンジをさせないというコンパクトな全員守備。先ず、この後者について、前44回連載のその9、昨年10月9日の記事をお読み下さい。

【  ザックはまず守備から入った
① 4日最初の守備練習において「Jリーグのだれも経験したことがないはず」の驚天動地があったらしい。先ず、これについて質問しますので、分かる人がいたら是非応えて欲しいです。
 敵が、味方ゴールのサイドに攻め込んできた時に、こういう指導があったそうです。サイドバックとセンターバック2人一組で詰めさせた上で、その際こういう注意があったのです。「ボールだけに正対せよ。よって、後ろなど振り返る必要はなし。この場合の後ろは、他人の仕事だ」と。槇野もびっくりし、栗原辺りは抵抗感さえ覚えるような指導みたいらしく、異口同音にこんな声を上げていたとのこと。
「後ろに敵の誰かが走り込んでも、見るなと言うことらしいが、そう言われてもねー? 日本でこんな指導はどこにもないはず」
 ザックは、完全なゾーンディフェンスでやるようであって、その指導中の出来事なのですが、イタリアのゾーンディフェンスではいつもこうなのか? としたら日本では今までに何故こういう指導が皆無だったのか? 日本で皆無だとしたら、世界的にも珍しいことなのか?

 以上のことの詳細を、抜粋します。ザックが初めて手を付けたのが、守備指導。その最大特徴を表現すればこんな指示ということなのでした。ニッカンスポーツサイトから取りました。
【ザッケローニ監督が伝授した「カテナチオの極意」を、DF陣は一様に、驚きと戸惑いを感じながら受け止めた。槙野は「今までにない守り方。新しい先生に授業を受けている感じがした。これがカテナチオ(イタリア流の堅守)なのかな」と新鮮さを感じる一方で「今までと違うからいつも以上に頭を使う」と懸命に考えながら説明を聞いたという。
 センターバックでレギュラーを狙う栗原も戸惑っていた。「ちょっと怖いと感じた」。自分がマークすべき向きの反対側(背中側)から進んできた相手については「責任を持たなくていい」とはっきり言われた。「両方見ながら守ることを意識してきたので、驚いた」という。責任の所在を明確にする意味で「そこははっきりしていると思う」と受け止めた。この日はボールを動かさないで指導を受けたため「実感はまだないが、そこまで言うならやってみようと思う」と腹をくくった。
 伊野波も「怖さ」を感じていた。「もし抜かれたらと考えると少し怖い」。ベテランの駒野も「今までとまるで違う」と刺激を受けつつ、考え込むような表情を見せた。
 この日、ザッケローニ監督が説いた「極意」はほんの序章。伝えた方法で相手に逆を取られた場合の対処などについてこの日は触れなかった。栗原は「それは今後、徐々に触れていくという様子だった」という。ザッケローニ監督が戦術を磨いたイタリアでプレーする長友も「怖い」と感じ、「戸惑いもあるし、体の向きとか細かいところが難しい」としたが、最終的には「これをモノにできれば大きな武器となる」と前向きにとらえていた。】
このようにDFたちが皆、「全く斬新な指示だ」と評しているらしい。これは、ちょっとないような面白い事実ですね。イタリアも日本も、同じサッカーのはずなのに。

② なお、守備全般の指示は、こういうものだったそうです。同じくニッカンスポーツ・サイトから取りました。
【 ザッケローニ監督──私がやろうとする情報は、いくつか(選手に)伝えました。期待が高いことは知っている。世界と渡り合うため、早くというよりは、きちんと(日本が)成長していくことを目的としたい。
 カテナチオの国から来た指揮官の「守備」は、実に緻密(ちみつ)だ。基本は4バックのゾーンディフェンス。大前提として中央からの攻撃を寸断し、相手をサイドに追いやるため、4つの約束事を徹底させた。
 (1)2人1組のペアで守れ!
 ボール保持者を囲い込むようにして、常に2対1の数的優位の状況で守る。
 (2)サイドバック(SB)は内側を見ろ!
 センターバック(CB)とペアを組むSBは、外側(タッチライン際)でなく中央を向いて守る。
 (3)自分のユニット(ペア)に集中するため、逆サイドはノーケアでいい!
 この日の練習にはなかったが、逆サイドへの侵入者に対しては中盤も含めた連動性で守る。
 (4)相手と常に1メートルの距離を保て!
 相手にミスが出た場合を除いては、常に間合いを取って守る。】

③ 最後に、ここまでの彼の言葉をいろいろ読んでいて、僕が一番気に入ったものをご紹介します。
『早く成長するより、きちんと成長したいんだ』
 これって、およそ何事においても、優秀になるということの極意の一つですよね 】
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