《公表され続けている事実》
福島第1原発から放射性物質が放出されて続けている問題で、一貫して「安全・安心説」を唱えて福島県かを重介して歩いているのが、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・長崎大学教授です。
1年間に許容される被曝量として「20ミリシーベルト」という数字が議論になるなか、山下氏は「100ミリシーベルト以下なら大丈夫」、「100ミリシーベルトまでは、妊婦も含めて安全」との説を繰り返してきました。
これに対し、心ある学者から、福島県のアドヴァイザーから解任すべきだとの要求が出ていました。
《こっそり訂正されていた事実》 中村隆市ブログ「風の便り」8月16日
3月21日の山下俊一教授の発言を確認しようと思い、福島県のホームページを見て驚きました。
福島県放射線健康リスク管理アドバイザーによる講演会
「質疑応答 動画を見る」の下に以下のように書いてあったのです。
――――――――――――――――――――――――――――
訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
―――――――――――――――――――――――――――–
いつのまにか、山下発言が「10分の1の数字に」訂正されているのです。
しかし、動画の質疑応答では、山下教授は自信満々で「100マイクロシーベルト/hを超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません」と太鼓判を押しています。
Q:今の放射能測定値で外出しても問題はないのか?
山下:環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません。ですから、5とか10とか20とかいうレベルで、外へ出ていいかどうかということは明確です。昨日も、いわき市で答えました。『今、いわき市で、外で遊んでいいですか?』と聞かれました。『どんどん遊んでいい』と答えました。福島も同じです。心配することはありません。
100ミリを10ミリと言い間違えたのなら、「5とか10とか20とかいうレベル」という言い方はしないはずです。
福島県民の中には、山下教授の話を聞いて、100マイクロシーベルト/hまで安全、一度に100ミリシーベルト浴びなければ大丈夫だと信じて、放射線量が高いときにマスクもさせずに子どもたちを外で遊ばせてきた親がたくさんいます。ふとんも洗濯物も外に干してかまわない、雨に多少ぬれても問題ない、といった山下発言を信じてきた人がたくさんいます。
そして今、福島県の子どもたち100人以上を検査して、約半数が内部被曝し、文科省が決めた年間20 ミリシーベルトという上限を(内部被曝だけで)超えた35ミリシーベルトも被曝した子どもがいることが判明しました。福島県全体の中でも特別に汚染数値が高いと思えない、いわき市の4歳の子どもだそうです。
専門家が、いのちに関わる重要な数字を10倍も間違えて 「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます」と、お詫びすれば済ませられる問題でしょうか。
<あんころもちの意見>
なんという酷い事実でしょう。山下という教授の御用学者ぶりはつとに指摘されて来ましたが、上の事態の問題は、そうしたデマゴギーが語られる際には大声を上げて喧伝されるにもかかわらず、訂正される場合にはこっそりとしか(山下教授の体面のためか)行われないということです。
このとんでもない誤りは、福島県のホームページをみない人には伝わりません。
ですからこの瞬間にも、山下教授の講演を信じて(なにせ山下教授自身が被爆二世でしかも長崎大学の教授だから嘘はつくまいと信じて)、子どもたちを無防備で放射能が降り注ぐなかで遊ばせている母親もいるやも知れません。
全国のメディアが、はっきりと伝えるべきですし、山下教授も福島県に訂正させるのではなく、自分自身でちゃんと自己批判をした上でその誤りを公表すべきです。
福島第1原発から放射性物質が放出されて続けている問題で、一貫して「安全・安心説」を唱えて福島県かを重介して歩いているのが、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・長崎大学教授です。
1年間に許容される被曝量として「20ミリシーベルト」という数字が議論になるなか、山下氏は「100ミリシーベルト以下なら大丈夫」、「100ミリシーベルトまでは、妊婦も含めて安全」との説を繰り返してきました。
これに対し、心ある学者から、福島県のアドヴァイザーから解任すべきだとの要求が出ていました。
《こっそり訂正されていた事実》 中村隆市ブログ「風の便り」8月16日
3月21日の山下俊一教授の発言を確認しようと思い、福島県のホームページを見て驚きました。
福島県放射線健康リスク管理アドバイザーによる講演会
「質疑応答 動画を見る」の下に以下のように書いてあったのです。
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訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
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いつのまにか、山下発言が「10分の1の数字に」訂正されているのです。
しかし、動画の質疑応答では、山下教授は自信満々で「100マイクロシーベルト/hを超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません」と太鼓判を押しています。
Q:今の放射能測定値で外出しても問題はないのか?
山下:環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません。ですから、5とか10とか20とかいうレベルで、外へ出ていいかどうかということは明確です。昨日も、いわき市で答えました。『今、いわき市で、外で遊んでいいですか?』と聞かれました。『どんどん遊んでいい』と答えました。福島も同じです。心配することはありません。
100ミリを10ミリと言い間違えたのなら、「5とか10とか20とかいうレベル」という言い方はしないはずです。
福島県民の中には、山下教授の話を聞いて、100マイクロシーベルト/hまで安全、一度に100ミリシーベルト浴びなければ大丈夫だと信じて、放射線量が高いときにマスクもさせずに子どもたちを外で遊ばせてきた親がたくさんいます。ふとんも洗濯物も外に干してかまわない、雨に多少ぬれても問題ない、といった山下発言を信じてきた人がたくさんいます。
そして今、福島県の子どもたち100人以上を検査して、約半数が内部被曝し、文科省が決めた年間20 ミリシーベルトという上限を(内部被曝だけで)超えた35ミリシーベルトも被曝した子どもがいることが判明しました。福島県全体の中でも特別に汚染数値が高いと思えない、いわき市の4歳の子どもだそうです。
専門家が、いのちに関わる重要な数字を10倍も間違えて 「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます」と、お詫びすれば済ませられる問題でしょうか。
<あんころもちの意見>
なんという酷い事実でしょう。山下という教授の御用学者ぶりはつとに指摘されて来ましたが、上の事態の問題は、そうしたデマゴギーが語られる際には大声を上げて喧伝されるにもかかわらず、訂正される場合にはこっそりとしか(山下教授の体面のためか)行われないということです。
このとんでもない誤りは、福島県のホームページをみない人には伝わりません。
ですからこの瞬間にも、山下教授の講演を信じて(なにせ山下教授自身が被爆二世でしかも長崎大学の教授だから嘘はつくまいと信じて)、子どもたちを無防備で放射能が降り注ぐなかで遊ばせている母親もいるやも知れません。
全国のメディアが、はっきりと伝えるべきですし、山下教授も福島県に訂正させるのではなく、自分自身でちゃんと自己批判をした上でその誤りを公表すべきです。