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原発プラントの輸出問題           あんころもち

2012年06月01日 15時46分41秒 | Weblog
 一連の原発関連の動きのなかで、意外と知られていない(知らされていない)問題に、日本の大企業による原発プラントの輸出問題があります。ヴェトナムなど東南アジア、中近東あたりがターゲットですが、こうした輸出面での競争にとって、国内での原発ゼロはもちろん痛手になるわけです。
 原子力ムラが国民への恫喝をも交えながら再稼働を急ぐのはそうした事情もあります。
 こうした原発プラントの輸出は、日本の九条のような抑制規定のない国々では、直接ではないにしろ核兵器の開発に結びつく面もあります。
 反原発は当面、国内の問題ですが、核拡散を防止するという意味では国際的な問題でもあるわけです。

 それはともかく、大飯原発の再稼働は秒読みの段階に入ったようです。
 国民の半数以上が反対している事柄にもかかわらず、それを受け止めるところが皆無とは、民主主義だの主権在民だの言いながら、それらは絵に描いた餅で、政官財の複合体の前では無力なのでしょうか。
 決して絶望したわけではありませんが、事態は深刻だと思います。


ヨルダン:日本が参入目指す原発計画 下院が「中断」勧告
  毎日新聞 2012年05月31日 19時15分
【エルサレム花岡洋二】中東ヨルダンの議会下院(定数120)は30日、政府が進める初の原発建設計画について、安全性への懸念を根拠に「中断」を勧告した。ただちに中断させる効力はないが、福島第1原発事故を受けて国内で強まった反原発の民意が明らかになった形だ。日本が参入を目指す計画への影響が注目される。
 地元紙ヨルダン・タイムズの電子版によると、「計画中断」を求める下院エネルギー委員会の勧告を本会議が賛成多数で採択した。勧告では「原発は環境に、取り返しのつかない有害な影響を及ぼす」とした。またガッモー委員長は毎日新聞の取材に▽財政負担が過剰▽立地予定地が砂漠にあり冷却水を十分に確保できない▽太陽熱・風力など代替エネルギーが豊富--などと、計画に反対する理由を挙げ「より安価で安全なエネルギー源を追求すべきだ」と訴えた。(以下略)
コメント (9)
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