九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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                消された「報道ステーション」のおおよそ       只今

2012年06月22日 15時01分41秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
             話題をよんだ昨夜(22日)の「報道ステーション」を再掲したブログは、
             全て夜が明けたら「ユーザーにより削除」されていました。
             偶々、録画していましたので、その粗々紹介を。
   
   ●場面は、永田町周辺を映した航空写真から始まり、「私も現場に行きました」という小川アナのナレーションが加わります。
    “夕暮れと共に総理官邸前に人々が集いはじめ、その列は歩道からあふれ1㌔の長さに及びました”
    画面の若い女性。「いても立ってもいられない思いで、職場の人を誘ってみんなで来ました」
     自営業40歳の人。「始めてきたんですけど、何かしないと何も起らないと思って…」    
    税理士という人。「どうして知ったかは、ツイッターです」 
    
    小川アナ“ このようにスーツ姿の会社員始めデモなどの政治活動とは無縁だった人も少なくありません
          3月から始まった毎週金曜のこの集いは、最初は300人程だったそうです。
          最初にデモを呼びかけた平野さん(介護職員)に伺います ”

    平野太一“ 実現するとは思っていませんでした。
          以前だつたらこういう規模の集いは組織動員という形でしか出来なかったと思うんですけど”
    
    そして官邸から出てきた大臣に、聞こえる声をどう思いますか、という画面に移る。
    松野大臣は無言。細野大臣は “ちょっと急いでいるので” 
       
    ☆ この後、この画面を見ての寺島実郎とのやりとりについては、後ほど。
      名古屋でもこの日、中電、関電前に80人ほどの人が集ったとのことです。


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「国家がなくなる」?  文科系

2012年06月22日 15時01分41秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

 昨日の拙稿でこう書かせていただいたが、信じられないと反応された向きも多かろう。そこで、以下の文章について再論、詳論する。

『いずれにしても、残った世界大金融が世界諸国家を統一してしまう? 彼らには、モノの輸出国などちっとも怖くないということなのだから。マネーゲームによる世界統一国家って、どんな光景なのだろうか。いずれにしても、民主主義など欠片もない暴力の世界に思えるが』

 これは何も僕だけが言い出したことではない。昨日の拙稿をご覧頂いた方にはお分かりのように、浜矩子が語っていることがたまたま僕と一緒の見通し、考えだったというだけのことである。だって、彼女の中日新聞寄稿からの昨日の引用にもあるように、浜はこう語っているのであるから。

『リーマン・ショックは世界同時多発金融恐慌だった。世界同時多発財政恐慌と、どっちが怖いか。後者に決まっている。レスキュー隊(金融恐慌を救うための国家財政出動をば、浜が経済的救援隊に例えた表現であるーー文科系)が遭難してしまえば、もう誰もレスキューに来てはくれないからだ。かくして、国境なきグローバル時代に、国境を越えられない国家という存在は、消滅の道をたどるほかはないのか』

 さて、このことはそもそも一体どういう意味なのか。ここの所をよーくお考えいただきたい。
『レスキュー隊が遭難してしまえば、もう誰もレスキューに来てはくれない』
『国境なきグローバル時代に、国境を越えられない国家という存在は、消滅の道をたどるほかはないのか』

 「レスキュー隊がいなくなる」? 国家が「消滅の道をたどるほかはない」?
 皆さん、ギリシャとか、デフォルト国家とかの状態を観て頂きたい。国家の役割がとことん縮小されてきたではないか。公務員削減、生活保護削減、社会保障も医療も削減。そして、その原因はなんだったのか。そこを本当に考えていただきたいのである。米英仏独日などの大金融がギリシャ、スペイン、イタリアにも住宅バブルを作り、やがて破裂させて国家予算がどんどん銀行に行かざるをえぬようにしたからだろう。つまり、国家予算を未来のそれも含めて、世界大金融が食ってしまったのである。ここから、19世紀から営々と築かれてきた社会福祉、所得再配分という国家の役割が、無視されるに等しい事態が起こっているということである。

 そしてさらに一言。ギリシャが他人事ではないと昨日書かせて頂いたことを思い出して頂きたい。次にはまた何かの弱点を持った大国家のどこかが、同じように、もっと膨らんで大きなバクチができるようになった世界大金融に狙われる。するとどうだろう、このままでは、こんなことが起こらないか。世界中の国家の税金が未来の分も含めてほとんど世界大金融に吸い上げられて、世界中・大部分の一般ピープルが生きる為には彼らの奴隷になるしかないと、こんな世界が実現しないものだろうか。なんせ「基本的人権はあっても、それを保障する財政がないから、文字通り絵に描いた餅」となれば、それはもう一般ピープルの国家など存在しないということだろう。浜が語るのも、そういうことなのだと思う。

 これら全ての大元は、何度も述べてきたとおりに、ここ。バブル創出含みで20倍ものレバレッジを効かせた空売り大勝負、これの野放し状態!さて、日米国家がこの存続に異を唱えるという場面など、一度でも観たことがありますか? 特にアメリカはもう、金融で金儲けする以外には、なんの道も残ってはいないはず。医療、社会福祉も金次第で、凄く貧弱な国なのだし。
コメント (9)
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