「ガソリン代が下がれば良いのか?」と自民党・福田首相は例の薄笑いを浮かべながら言う。が、「値下げ隊」とかを作った民主の若手を、藤井税調会長が標記のようにたしなめたと、本日報道されている。16日に開かれた民主党大会での正式答弁である。では、道路特定財源暫定税率撤廃方針の本質とはどう語られたのか。
「今の自民党政治の仕組を変えるためだ」、「道路財源は自民党政治下で、税金の無駄遣いを生んでいる」、「そういう原則論で戦うということだ」と答弁したとのこと。
さて、こういう論議は意外に難しいものだと思う。「どこが違うのだ」、「損得のほうが国民にアピール力があるはず」、「本質なんて、きれい事ではないか」との藤井発言批判もあろうと思う。最近はそういうレベルの便宜主義議論ばかりが横行しているようだからである。マスコミ自身がそんな議論ばかりをやってきたし。
しかしながら、より広い国民の利益から語るべき政治ってやはり、普遍性の観点が大事だと思う。神も持たず、「村社会」が「会社主義」に替わっただけのような戦後日本の男たちは実は、若い世代にこういう「普遍性」をこそ最も語ってこなかったのではないか。ここからこそ、政治の「普遍性」の根幹である「社会的弱者」がますます切り捨てられて、超格差社会の北風にもろにさらされる日本社会がもたらされたのではなかったか。
こういう社会的弱者放置の対局として、建築業界など公共事業を食い物にする男たちが後を絶たない。永久政権で育った政治家や官僚が、それと結びついている。道路財源暫定税問題はそこに切り込むということなのである。自民党政治をよく知り抜いている藤井氏らの攻撃の焦点は、正に敵の本丸にぴったりと合っているのだ。
これは今、なによりも多くの国民のためになる「普遍性」ではないか。
ほめすぎかも知れないが、少なくともそう語っていることだけは確かであろう。さすがに長老政治家である。長老政治家が若手のポピュリズムをたしなめたという構図である。
「今の自民党政治の仕組を変えるためだ」、「道路財源は自民党政治下で、税金の無駄遣いを生んでいる」、「そういう原則論で戦うということだ」と答弁したとのこと。
さて、こういう論議は意外に難しいものだと思う。「どこが違うのだ」、「損得のほうが国民にアピール力があるはず」、「本質なんて、きれい事ではないか」との藤井発言批判もあろうと思う。最近はそういうレベルの便宜主義議論ばかりが横行しているようだからである。マスコミ自身がそんな議論ばかりをやってきたし。
しかしながら、より広い国民の利益から語るべき政治ってやはり、普遍性の観点が大事だと思う。神も持たず、「村社会」が「会社主義」に替わっただけのような戦後日本の男たちは実は、若い世代にこういう「普遍性」をこそ最も語ってこなかったのではないか。ここからこそ、政治の「普遍性」の根幹である「社会的弱者」がますます切り捨てられて、超格差社会の北風にもろにさらされる日本社会がもたらされたのではなかったか。
こういう社会的弱者放置の対局として、建築業界など公共事業を食い物にする男たちが後を絶たない。永久政権で育った政治家や官僚が、それと結びついている。道路財源暫定税問題はそこに切り込むということなのである。自民党政治をよく知り抜いている藤井氏らの攻撃の焦点は、正に敵の本丸にぴったりと合っているのだ。
これは今、なによりも多くの国民のためになる「普遍性」ではないか。
ほめすぎかも知れないが、少なくともそう語っていることだけは確かであろう。さすがに長老政治家である。長老政治家が若手のポピュリズムをたしなめたという構図である。