内田さんは 2017 年直腸癌が判明し,人工肛門 (ストーマ) をつけたことを公表した.
「がんまんが - 私たちは大病している1, 2」ぶんか社 (2018)
はこの顛末.電子本で購読した.右の2冊
「すとまとねことがんけんしん 1, 2」ぶんか社 (それぞれ 2021, 2022)
はその続編だそうだが,未読.
「がんまんが 1」は「2」に比べ,特に前半が冗長.「1」は手術直後から始まる.大学病院の癌サイトでこの本を知ったのだが,紹介画像は「2」のもので,考えてみたら後遺症のサイトだったかもしれない.
手術直後,尻の割れ目がなくなった! で始まるが,元に戻ったと知って読者 (わたくし) は一安心.ストーマにするとトイレで読書という楽しみがなくなる...なるほど.
抗癌剤で癌の位置が移動する可能性があるように書いてあるが,本当かな ?
ヒロインはナイスバディに描かれていて嘘でも楽しい.家族・出版関係・病院関係なども 有用?無用? でおもしろい.気に食わない病院の窓口のおばさんのことなんか,16 トンでは怖くてブログに書けないな.直腸癌はアナルが原因? とか再三書いて,そのたびに「脚色です」と断るのがおかしい.
著者の「ファーザーファッカー」文藝春秋 (1993) を持っていたはずだが,書棚に見当たらず.この本では著者は小説を出版社に持ち込んだがうまくいかず意気消沈している.
こちらの Youtube では内田さんが真面目に語っている.