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ロボットと人間,物理と化学

2017-11-23 09:40:20 | 科学
NHK 探検バクモン「AI?人工知能先端研究センター」11/22 2015- を視聴しての,とりとめない妄想です.

ロボットは物理で動き,人間 (ばかりでなく,全ての生物) は化学で動く.人間は食べることでエネルギーを得る.現代の自立型ロボットはたぶん内蔵した電池からエネルギーを得ているのだろう.電池そのものは電気化学の産物だが,そのあとのエネルギーを使う機構は物理で動く.ロボットには排泄行為はない.

五感というのは視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚だが,ロボットが使うのは初めの三つだけで,物理センサーである.人間では目・耳といったセンサーからの情報は化学的に脳に伝えられるが,ロボットだは情報伝送は物理的に行われる.

グルメ関係がテレビ番組の何割かを占めている.味覚・嗅覚がない (ついでに言えば恋愛にも生殖にも縁がないロボットは) テレビを見ても面白くないだろう.
上記番組でロボット博士が「現在のロボットの知的水準は2歳半くらい.数年以内にロボットを人間の幼稚園 (保育園だったかな?) に入園させたいと語っていた.しかし園児の関心は食べること,食べたら後はお昼寝である.ロボット君はうまく仲間に入れるだろうか.

ある意味では化学は物理よりずっと複雑だ.現代の技術で化学ロボットを作ったら,ちょっとした工場サイズになりそうだ.しかし人間を理解できるロボットを作るためには,化学ロボットも一つの方法と思うが,いかがなものだろうか.

カットは「鉄腕アトムの謎」のページ - 鉄腕アトムのエネルギーによる.手塚治虫はロボットに対してガソリンスタンド形式の液体のエネルギー補給をイメージしていた.

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