60 年以上前,英語はポピュラーソングから学んだ面がある.
「嘘は罪」の原題は It's a sin to tell a lie で,歌詞は
Be sure it’s true when you say “I love you”
It’s a sin to tell a lie
Millions of hearts have been broken
Just because these words were spoken
It’s a sin to tell a lie
Millions of hearts have been broken
Just because these words were spoken
で始まる.
1行目の it は 2行目の it's a sin ... a lie を示す形式主語で,2行目の it は to tell a lie を示す形式主語で,have been broken は受け身の現在完了で ... millions of と似た使い方に hundreds of, dozens of などもある... 3行目 broken と4行目 spoken は韻を踏んでいる...と言う (ような,正確には覚えていない) ことを,若い英語の先生が教えてくださった.
ぼく的に印象に残っているのはラジオで聞いたInk Spots 版.The Ink Spots は4人組のコーラスで,トップテナーが歌い3人がバックをつとめ,途中で talking bass と称して低音の歌詞の朗読が入るというスタイル.「リードボーカル + バック」というスタイルはプラッターズ,さらにはクールファイブなどにも受けつがれているようだ.
当時 1950 年代には「嘘は罪」をテレビでいろいろな歌手が歌っていた.
Ink Spots 版はダークダックスがコピーしていたが,talking bass の部分はなんだか聞いていて恥ずかしいのだった.
Youtube に前田憲男編曲による 1985 年録音のダークダックスの Gypsy があった.やはり Ink Spots のビルボード1位ヒット曲だが,ダーク版はビッグバンドが良いし,talking bass なし,歌唱もコーラスの長所を生かしている.
Gypsy はチャーリー・パーカーも録音している.
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