益田ミリ「永遠のおでかけ」毎日新聞出版 (毎日文庫 2021/1).
2022/7 第7刷を買ったら,著者のイラストによるカバーが二重だった.
単行本 (2018/1) の紹介
*****末期がんの宣告を受け、余命6カ月といわれた父.
いつもどおりの生活と共に、父、母、妹との、家族の時間が綴られる20編 (文庫には第 21 編「コロンの記憶」も収録).
やがて父は旅立っていき--.
「大切な人の死」をめぐる日々を描く、全書き下ろしエッセイ集.*****
いつもどおりの生活と共に、父、母、妹との、家族の時間が綴られる20編 (文庫には第 21 編「コロンの記憶」も収録).
やがて父は旅立っていき--.
「大切な人の死」をめぐる日々を描く、全書き下ろしエッセイ集.*****
「ダ・ヴィンチ」編集部が選んだ「今月の絶対はずさない ! プラチナ本」 (2018年3月)に選出とのこと.
叔父の死から始まるが,一貫しているのテーマは父の死.でもときどきこのテーマから離れることもある.どこにでもある家族の死の受け止め方がふつうに書いてあり,共感しきり.
でも自分の場合,入院以前は死ぬのは家族の誰かであったものが,こんど死ぬのは自分と思うようになった.このところ知人友人の死が立て続けなせいもある.
このお父さんに比べると自分は素直でない !
川柳集「それが私だもん」春陽堂 (1997) 以来の著者のファン.最近は静止画 + 吹き出しの4コマ漫画とか,それにエッセイが加わったような著書か多い.著者の父は死期がわかったころになって,初めて「あの漫画は,なんとも静かでええなぁ」と感想を漏らしたそうだ.
ただしこの本は文章だけ.
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