Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

夏はカリプソ

2021-07-11 09:29:41 | ジャズ
なかなか梅雨が明けない.そこで,カリプソ.先週はSyncroom 用にジャズでできそうなカリプソを集めてみた.

St. Thomas
Don't Stop the Carnival
Fungii Mama
Jamaica Farewell
Rum and Coca Cola

どれもよく似ていて,あちらのアドリブにこちらのテーマを混ぜても違和感がない...と思うのは,カリプソを聞き慣れ・演り慣れていないから言えることかもしれない.

最初の2曲はソニー・ロリンズで有名だが,どちらも元はトラディショナル.

トップ画像は Don't... の楽譜の最初の4小節だが,じつはこの曲はこの4小節を延々と繰り返すだけ.最初の LP では前半2小節ロリンズ・後半2小節ジム・ホール (あるいは,コーラス) の掛け合いだったが,Youtube による後年のロリンズのコンサートではほとんど彼の独演会だった.発売当時のスイングジャーナルでのこの曲はクソミソだったと記憶しているが,演奏してみると楽しい.

Fungii Mama はここでは唯一のオリジナル,だと思う.

Jamaica... はハリー・ベラフォンテで知っていた.中学生のときだったか,父親が気まぐれでベラフォンテの「バナナ・ボート」の EP を買ってきた.英語の歌詞を覚えて,まだ忘れていない,その代わり,新しいことが覚えられない.
日本では浜村美智子がカリプソ娘として売り出した.Wikipedia によれば,*****(各レコード会社のバナナ・ボート競作で) 浜村盤が最大の売り上げを記録したが,浜村の傍若無人な態度が曲のイメージ作りに寄与したためである***** だそうだ.彼女のお姿はこのブログで拝める.
もっと若い世代は,この曲ならブラザーズ・フォーだそうだ.Syncroom でフォークギターを聞いてなるほどと思った.

Rum... はアンドリュース・シスターズ 1945 年のヒット曲だが,Wikipedia によればもともとはトリニダートの娘たちの,米国兵士相手のパンパン化を歌ったものだったようだ.「星の流れに」カリブソ版と言いたいが,全然違うなあ.
こちらの動画がオリジナル版 Rum and .....歌詞もネットにあった

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  なぜか血圧が降下 | トップ | 終わらない春...の コンサート »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ジャズ」カテゴリの最新記事