Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

可変フレットギターで微分音階

2010-11-30 09:12:05 | 新音律


ギターのフレットは 12 音平均律に従っている.すなわち オクターブを 12 分割している.しかしフレットを移動できれば,微分音階も出せる.
微分音階というのは,半音より狭い幅を使う音階のこと.microtone を微分音と訳すのだが,なまじ微分積分などを知っていると,この訳語は混乱のもとである.

この動画では,フレットを任意の位置に挿入したり,また引き抜いたりできるギターが演奏されている.もともとの目的はマカームという,アラブの音楽体系をギターで実現することらしいが,ピタゴラスでも,古典音律でも,16 音平均律でも,可能なんだろう.
調弦はどうするのか...など,考えるだけなら 面白い.

もうひとつの方向はフレットレス・ギターだろう.フランク・ザッパとか,ジョン・マクラフリンとか,それらしい人が試みていたと思う.ロックではもっと人口が多いだろう.
でもフレットが無いと,いつの間にか慣れた音律 (ふつうには 12 音平均律) に堕ちてしまいそう.

この動画はトルコの ,Tolgahan Cogulu さんの自作 (楽器を作ったという意味) 自演.

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 辻まことマジック | トップ | 山とスキーの広告画文集 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新音律」カテゴリの最新記事