Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

荻須高徳 展

2022-02-15 10:28:02 | お絵かき
ひろしま美術館で荻須高徳展.J 子は大感激.

戦前の作品は荒々しいタッチで,建物が曲がっていて,人物が大きすぎたりする.2点の肖像画は風景画に比べ絵の具がてらてらしているのは何故だろう.「鯖」は不味そうだが,本当に不味そうだったのだろう.
戦後はもっぱら風景専門で,人物もペンキ屋が登場するくらい.端正な画風になるが,ぼくは昔の方が好き.

看板がわりに高いところから,巨大なハサミや,鍵がぶら下がり,あるいは庇にカタツムリが鎮座しているのがおもしろかった.そんなところばかり見るか ! と言われそうだが,「鍵屋」「金のカタツムリ」のタイトルから見ると,画家もおもしろいと思ったに違いない.

荻須の表記は Oguiss,そういえば藤田は Foujita だった.

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