4/10(水) くらら小ホール.
主催者による正式なタイトルは
「2023年度ブルージュ国際古楽コンクール チェンバロ部門優勝者によるリサイタル」.
プレ・トーク
山根悟郎(オフィス山根代表)本公演を招聘した名物プロデューサー とのこと.
ホールでチェンバロは,初体験.彼の技巧は完璧だそうだが,シロトにはわからない.最初の第一音を聞いて感じたのは,音が小さい !! ジャズで言えば,バックに回ったときの音の出し方みたい.そういう楽器なんでしょう.休憩時間にも調律していた.
ダイナミックレンジは小さいが,音色は豊富.緊張して聴く必要があると思ったが,慣れれば聴きたい部分だけが自然に耳に入るのかもしれない.ジャズでは (ロックではもっと) 大音量の中から自然に聴きたいものを選んでいるのと,反対だけど同じこと ?
プログラムはトップに示したが,休憩後のバッハ,平均律とフランス組曲は切れ目なしで続けて演奏された.あっという間に終わった感じ.
ラモーは音楽理論を読んだことがあっただけで,音楽を聴いたのは初めて.山根さんによれば,スクシェチュコフスキくんは演奏したがるが切符が売れないので,あまりプログラムに入れないのだそうだ.ラモーの楽曲は音に切れ目がなく,部分的に曲想が変わっても必ず繋ぎがある (コルトレーンだって息継ぎがあるけど).こういう一息に演る曲が彼は好きなのかな.
そこに行くとバッハの多くの曲は,ジャズで行けそうだし,実際多くの試みがあるのがうなづける.
このリサイタルでの楽器の説明があって然るべきではないか.
アンコール
ウィリアム・バード:勝利へのガイヤルド
ジャン=フィリップ・ラモー:ラ・ドーフィン
ジョン・ブル:Myself
ジャン=フィリップ・ラモー:ラ・ドーフィン
ジョン・ブル:Myself
会場で何人か,久しぶりにお会いした方も.まだ生きていたの...などと言われた.
Youtube にアンコールの一曲の映像があった.この表情や指遣いは客席からではわからない.
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