Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ピアノの前の少女と,猫

2019-05-04 09:44:00 | お絵かき
左は南薫造の「ピアノの前の少女」.右はそれにあやかって CD ケースに内側から描いた表題作.ウォーホルだってモナリザをひねくり回しているのだから,引用・改変をお赦しいただきたい.

原作はろうそく照明の,浜松楽器博物館にありそうなピアノを良家のお嬢様が弾いているという,憧れの名画.このストイックな雰囲気を茶化したかった.
しかし大作を10平方センチ余の空間に写して書き加えると,猫は鼠より小さくなってしまう.そこで部分をカットした.
椅子の前の方に腰掛けているらしいが,それでも原作はお尻の辺りがヘン.また現代の感覚だと原作の彼女のウェストは太すぎる.カットのおかげでここらは救われた.しかし右の花瓶と花とか,椅子の下の赤い絨毯とかが描けなかったのは心残り.

横を向かせたりせず,少女は前方を向いたままで,猫を徹底無視させた方が面白かったかな...と反省している.
日当たりの良い方に置いたら,猫は鍵盤の低音部て遊んでいることになってしまった.子猫のワルツなら高音部だが,ま・いいか.

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