Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

幸にして子供だった

2020-08-18 09:06:45 | エトセト等
終戦記念日が過ぎた.

見出し画像は「“りんごを持つ少女”ユキ・ルウェリンが伝える日系人強制収容」というサブタイトルのクーリエ・ジャパンの記事より.この記事は有料だが,「ままちゃんのアメリカ」というブログにこれに劣らぬ (と思われる) 詳しい記事があった.

写真は1942年,この子は2歳.母親とともに日系人収容所に連行される駅頭.このブログから引用させていただくと,彼女はその後大学の奨学金を獲得し,最終的には修士号を取得し,結婚して息子を得て,大学の副学部長までになり,料理本を書き,にこりともせずに間のうまいジョークを頻繁に言うセンスを磨いた.「私は幸にして子供だった」は彼女の言だそうだ.

昨年「あのころ,天皇は神だった」という小説を読んだのを思い出した.

16とんは1941年9月の生まれで,辛うじて戦前派?
学生時代にギターを始め,映画音楽めあてで「禁じられた遊び」のリバイバル上映 (日本初公開は1953年) を見た.下の予告編の最初の30秒に引用されているファーストシーンに衝撃を受けた...というより,既視感があるように感じた.後で親や親戚の大人たちに聞いたところ,どうも16とんも疎開前の東京 ? で似たようなシーンを体験したらしい.自分のように のほほんと生きてきたものにも,危機一髪があったのが,戦争というものだろう.
戦中戦後に子供をかかえていたら大変だった.幸にして子供だったので,ほとんどみんな忘れてしまった.


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