南伸坊 角川文庫(2019/11).
「わがはいはビールのすきなねこである」
帯とカバーの惹句
*****世界初!猫が作った、俳句絵本。『ねこはいに』も入った豪華な文庫版!
「わがはいは ビールのすきなねこである」
これは猫を詠んだ俳句ではなく、猫が作った、世界初の俳句絵本です。ほんとうは、南伸坊さんが作りました。「でも、自分が猫だったらどんなかな、と思って作ったので、ほぼ『ねこはい』」だと南さんは言っています。もっと猫になりきって作った、続編の『ねこはいに』もおさめて、贅沢な文庫版になりました。しかも、描き下ろしの「おまけ」もついている! 猫好きの方、必読です。*****
『ねこはいに』は『ねこはい2』のこと.『ねこはいさん』すなわち『ねこはい3』はまだだが,そのうち出るらしい.本編を図書館で借りたことがあったが,文庫化されたので購入.「猫を詠んだ」ではなく,「猫が詠んだ」がみそ.
俳句「絵本」だから半分以上は絵がものを言っている.猫の表情が人間的で,これも学生を見ているような,あるいは,若いときの自分を見ているような感じだが,絵がなかったら「こんなの」がなんのことかわからない.「猫の恋」は初春の季語だそうだ.
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