路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【岸田政権】:葉梨法相バタバタ更迭で被害者救済法案に“黄信号”…政治日程さらにグチャグチャに

2022-11-12 13:50:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【岸田政権】:葉梨法相バタバタ更迭で被害者救済法案に“黄信号”…政治日程さらにグチャグチャに

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:葉梨法相バタバタ更迭で被害者救済法案に“黄信号”…政治日程さらにグチャグチャに

 やはり岸田首相の政局観のなさは折り紙付きだ。ウケ狙いで「死刑のはんこ」を連発していたことがバレ、大炎上中の葉梨法相を11日、スッタモンダの挙げ句に更迭。山際前経済再生相に続く辞任ドミノで、政治日程はグチャグチャだ。自民党国対の機能不全により、ただでさえ窮屈な国会日程もさらにタイトになる。政権浮揚をかけた旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の被害者救済法案の成立はますます危うくなっている。

 ◇  ◇  ◇

 山際氏と葉梨氏の辞任劇はコピペのような展開だった。教団との関わりを申告せずに内閣改造で留任した山際氏と同じ手口で、葉梨氏は複数回にわたる放言を官邸に報告せずに延命。岸田首相は11日午前の参院本会議で罷免を否定してから間をおかず、更迭に追い込まれた。東南アジア外遊に向けた出国は10時間もズレ込み、12日未明に政府専用機で飛び立った。19日まで戻ってこない。

<picture>11日、就任した斎藤法相(C)日刊ゲンダイ</picture>

  11日、就任した斎藤法相(C)日刊ゲンダイ

 臨時国会の会期末は来月10日に迫る。元農相の斎藤健法相に交代したことで、新大臣の衆参両院での所信表明演説や、与野党議員による質疑などもこなす必要がある。

 「開会直後に鈴木財務相がG20財務相・中央銀行総裁会議出席で渡米し、予算委員会が1週間も開けなかった上、今度は総理が帰国するまで今年度第2次補正予算案の審議に入れない。物価高に対応する総合経済対策を盛り込んだものとはいえ、野党が攻勢を強めるのは避けられません。寺田総務相と秋葉復興相をめぐる『政治とカネ』の問題は全くケリがついていない」(与党関係者)

 ■質問権行使は正式表明

 岸田首相が与野党協議を蹴っ飛ばし、政府提出法案にカジを切った救済新法の審議入りは、どんなに早くても補正予算案成立後だ。

 「自民党は月内の法案提出を目指していますが、寄付規制、マインドコントロールの定義、家族らの返金請求などで野党とどこまで歩み寄れるか」(霞が関関係者)

 宗教法人法に基づく「報告徴収・質問権」については、永岡文科相が11日、旧統一教会に対する行使を正式表明。年内に調査が開始されたとしても、解散命令の請求に至るのはその先。反社会的カルト集団の追及と被害者救済は両輪だ。救済新法審議に会期延長は必須だが、1週間程度延長したところで間に合うのか。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・岸田政権】  2022年11月12日  13:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【話題】:政官界が青ざめる、獄中手記「政商のパンドラ」の中身…テラ事件の竹森郁容疑者が執筆

2022-11-12 07:05:50 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【話題】:政官界が青ざめる、獄中手記「政商のパンドラ」の中身…テラ事件の竹森郁容疑者が執筆

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【話題】:政官界が青ざめる、獄中手記「政商のパンドラ」の中身…テラ事件の竹森郁容疑者が執筆 

 ◆「政商のパンドラ」

◆竹森氏が矢島氏を恨む理由

 元稿:現代ビジネス 主要ニュース 社会 【不祥事・スキャンダル・担当:週刊現代編集部】  2022年10月25日  05:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【政界地獄耳・22.03.02】:「テラ」「大樹」は一大疑獄の入り口か ■事件の広がりは政界の最大関心事

2022-11-12 07:05:20 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【政界地獄耳・22.03.02】:「テラ」「大樹」は一大疑獄の入り口か ■事件の広がりは政界の最大関心事

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・22.03.02】:「テラ」「大樹」は一大疑獄の入り口か ■事件の広がりは政界の最大関心事 

 ★2月22日、衆院で来年度予算案が可決した直後の着手といってもいいだろう。24日、証券取引等監視委員会は東京地検に告発、ジャスダック上場の医療ベンチャー「テラ」の新型コロナウイルス治療薬開発を巡るインサイダー取引で警視庁捜査2課が医療コンサルティング会社「セネジェニックス・ジャパン」の元役員を金融商品取引法違反(偽計)などの疑いで逮捕した。

 ★翌25日のニュースサイト・ハンターによれば「25日午前11時55分頃、段ボールを抱えた東京地検特捜部の職員10人ほどが、東京都内にあるコンサルタント会社『大樹総研』の家宅捜索に入った」とある。与野党や官界に広い人脈を持ち、多くの政治家や首長のタニマチといわれる「大樹」に一連の報道では捜査2課、証券取引等監視委員会、東京地検特捜部が合同で捜査している模様だ。これは複数の政界大物も関与しているといわれる一大疑獄への入り口ともみられ、メディアは社会部、政治部、経済部が固唾(かたず)をのんでいるが、どこからも続報がない。ハンターの記事を追いかける記事も見当たらない。ただメディアは数年前からの一連のテラや大樹の動きを綿密に追いかけており、次の一手が何か、捜査の目的はどこにあるのか、政界への波及はあるのかと手ぐすねを引いている。

 ★政界関係者が言う。「公明党の元財務副大臣・遠山清彦事件の延長線上にあると注目されているが、経済安保推進法案との関連が気になる。25日に政府は官民の経済安全保障対策を抜本的に強化する閣議決定している。これは経済や技術開発で覇権を争う海外からの防衛策と思われがちだが、半導体などに加え医薬品などを特定重要物資に指定されていることもポイントではないか」。事件がどう広がるか、政界の最大関心事だ。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年03月02日  08:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.02.25】:【速報】大樹総研に家宅捜索 関係者逮捕へ

2022-11-12 07:05:00 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【HUNTER2022.02.25】:【速報】大樹総研に家宅捜索 関係者逮捕へ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.02.25】:【速報】大樹総研に家宅捜索 関係者逮捕へ 

 25日午前11時55分頃、段ボールを抱えた東京地検特捜部の職員10人ほどが、東京都内にあるコンサルタント会社『大樹総研』の家宅捜索に入った。

 2月8日に当サイトで報じた『新型コロナ絡みのインサイダー取引事件で見え隠れする”あの人たち”』に関連するもの。ジャスダック上場のバイオベンチャー「テラ」(本社:東京都新宿区)による新型コロナウイルス治療薬の開発事業に絡む重要事実を公表前に入手し、同社株を取引したとして、警視庁捜査2課が今月4日、男3人を金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕した事件だ。

 3人にインサイダー情報を提供していたのは、テラと共同事業を展開していた「セネジェニックス・ジャパン」(本社:東京都中央区)元役員の竹森郁氏。今日中に逮捕されるとの情報がある。

 大樹総研に家宅捜索が入ったということは、同社の総師であり政財界のフィクサーと呼ばれる矢島義也氏(本名:義成)も捜査対象になっているものと思われる。

 政界の中枢と深くつながる大樹総研への家宅捜索の一報は、瞬く間に永田町を駆け巡り、「矢島が逮捕なら、安倍、菅政権のヤバイところが全部、ひっくり返されてしまうんじゃないか」と話す自民党の議員もいる。

 さらに「森友学園、加計学園問題程度では終わらない疑獄事件に発展するのではないか」といった声も上がっている。

 矢島氏は既に身柄を抑えられたとの情報もある。

 ロシアのウクライナ侵攻、新型コロナウイルス感染拡大の対応に追われる岸田政権。さらに「大樹総研」という大きな「爆弾」を背負い込むことになりかねない。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース・東京地検・政界の中枢と深くつながる大樹総研への家宅捜索の】  2022年02月25日  13:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【HUNTER2021.09.28】:「令和の政商」大樹総研・矢島義也氏の生い立ちと人脈

2022-11-12 07:04:50 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【HUNTER2021.09.28】:「令和の政商」大樹総研・矢島義也氏の生い立ちと人脈

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2021.09.28】:「令和の政商」大樹総研・矢島義也氏の生い立ちと人脈 

 昭和の政商、児玉誉士夫は戦前、海軍航空本部の嘱託として上海でコバルトやニッケルなど戦略物資の調達にあたり、莫大な富を手にした。

 敗戦直前に隠匿物資とともに引き揚げ、戦後は駐留米軍に協力してその富を温存、保守勢力の黒幕として影響力を行使した。児玉の力の源泉は戦前、戦後を通して「軍」であった。

 では、「令和の政商」の異名を取る大樹総研グループの代表、矢島義也(よしなり)氏の力の源泉は何か。どうやって原資を蓄えたのか。これまでの報道や関係者の話をもとに探っていくと、どうやら「女」を使って元手を蓄えたのではないか。そう思われる節がある。

 矢島氏の名を初めて世に知らしめたのは、スキャンダル暴露雑誌『噂の眞相』である。1999年の8月号に「有名俳優たちの秘密乱交パーティの夜」という記事を掲載し、東京・代々木公園近くのマンションに若手のタレントと妙齢の女性たちを集め、夜ごと乱交パーティーを開いている、と報じた。記事では矢島氏は本名の「矢島義成」として登場する。

 このマンションに足しげく通ってきたのはジャニーズ事務所の堂本光一や長瀬智也(当時)、俳優のいしだ壱成、加藤晴彦……。当時の売れっ子タレントが続々登場する。彼らの相手をしていた女性たちも突き止め、その証言も生々しく伝えた。

 芸能プロの関係者によれば、「矢島はもともと神宮前にあった『ネオ・マスカレード』というバーのオーナー。バーには芸能人やプロ野球選手なんかが頻繁に来ていた。女と有名人には目がない性格で、言ってみれば一種の『芸能ゴロ』みたいなタイプ」なのだという。

 このバーにしろ乱交パーティーにしろ、矢島氏とタレントたちを結び付けたのはTBSの宣伝部や編成局の幹部たちのようだ。「TBSに深く食い込み、編成部が主催するゴルフコンペはすべて矢島氏が仕切っている」との証言を伝えている。

 この記事を受けて、写真週刊誌『フォーカス』も同年7月21日号で「乱交パーティー『女衒(ぜげん)芸能プロ社長』の正体」と報じた。事情通によれば、「芸能プロ社長の名刺で女の子をナンパ。タレントにしてあげるとか、芸能人に会わせてあげるなどと言って、パーティーに誘っていた」のだという。

 同誌は矢島氏の故郷は長野県箕輪(みのわ)町であるとし、地元の人の話として「実家が会社を経営していた資産家の一人息子。地元の高校を中退して、その後も定職につかず、親の金で飲み歩いたり女を引っかけたり。慣れない事業に手を出して失敗、親を破産させてしまった。バカなボンボンというので“バカボン”と呼ばれていました」と伝えている。

◇  ◇  ◇

 この生い立ちの記はどこまで本当なのか。長野県南部の伊那谷にある故郷を訪ねた。

 彼は1961年1月、長野県箕輪町で矢島誠氏の長男として生まれた。この町には、電子部品メーカーとして世界トップクラスの技術を持つ興亜工業という会社がある(後にKOAと社名変更)。創業者は向山一人氏で、衆院議員や参院議員も務めた。

 父親が経営していた矢島電機は興亜の系列会社だった。日本の製造業が世界を席巻していた1980年代には父親の会社も躍進し、町内に豪邸を建てている。「資産家のボンボン」であったことは間違いない。

 小中学校時代を知る人は「余裕のある性格で失敗を恐れない。人に頼られるタイプ。器が大きいと感じた。野心は持っていたように思う」と語った。

 箕輪中学の卒業文集(1975年度)に寄せた文章が興味深い。タイトルは「中学卒業バンザイ 後三年で?」。中学校生活の思い出は乏しく、高校生活への期待もあまり感じられない。行数を費やしているのは高校を卒業した後に乗りたい車、とくにポルシェなど外車へのあこがれである。

 中学で長く国語の教師を務めた人にこの文章を読んでもらった。この文章から何がうかがえるのか。「漢字の使い方はちゃんとしている。ただ、部活で活躍したとか達成感を得られた経験がなく、なんとなく過ぎていった中学生活だったのではないか。学校で知識を身につけて社会に出たいと思うタイプではない。さっさと高校を卒業して、楽しいことをしたいと考えていたのではないか」

 同級生の記憶によれば、中学卒業後、バレーボールやラグビーの強豪校として知られる岡谷工業高校に入学したものの、中退したようだ。このためか、岡谷工業の同窓会名簿には見当たらない。入学者名簿は保存期間が過ぎたため廃棄されてないという。進学先は確認できなかった。

 中退後、矢島氏はゴルフに打ち込んだ。愛好者を集めてコンペを主宰している。シングルプレーヤーで、プロを目指していた節もある。父親に資金を出してもらって、地元にスポーツ用品店を開いたりした。

 だが、事業は失敗し、このころ父親の会社の経営も傾き始める。借金も重なり、矢島氏は逃げるように故郷を後にした。神宮前でくだんのバーを開いたのは1989年前後、20代の後半だった。父親の会社は倒産し、1998年に清算された。

 会社の土地も豪邸も人手に渡ってしまったが、父親の名義ではなかったからか、生家だけは残った。現在は矢島氏と最初の妻との間にできた娘の名義になっている。父親は10年前に死去したものの、生家には今も「矢島誠」の表札が掲げられている。苦労をかけた父親への償い、なのかもしれない。

  東京でバーを経営し、その時の人脈で芸能界とテレビ業界に足場を築いたことは『噂の眞相』や『フォーカス』の記事からうかがえる。だが、「乱交パーティー騒動」の後、矢島氏がどうしていたのかはよく分からない。

 中曽根内閣で労働大臣を務めた山口敏夫氏によると、彼はこのころ「銀座でプータローのような生活をしていた」という。彼と知り合ったのも銀座のクラブだ。「だれか貢いでくれる女でもいたのかもしれないね。派手に遊んでいたから」。

 その銀座で矢島氏に転機が訪れる。浜松出身の民主党衆院議員、鈴木康友氏と知り合ったのだ。「鈴木氏は落選中だった」というから、郵政民営化をテーマに小泉政権が仕掛けた2005年総選挙以降のことと思われる。

 鈴木氏は松下政経塾の1期生で、同期に野田佳彦衆院議員がいた。矢島氏は鈴木―野田のラインをたどって、民主党内に人脈を広げていった。2007年には鈴木氏と矢島氏のイニシャルを冠した政策シンクタンク「S&Y総研」を立ち上げた(後に「大樹総研」と改称)。

 鈴木氏はこの年に国政から身を引き、浜松市長に転じたが、矢島氏が政界に人脈を広げるきっかけを作ったという意味で、「政商・矢島義也」の生みの親と言っていい。

◇  ◇  ◇

 銀座という「地の利」、民主党人脈という「人の和」を得た矢島氏に「天の時」が訪れたのは、2009年である。

 時の麻生太郎首相の不人気、自民党の内紛、リーマンショック後の不況といった要素が重なり、この年の総選挙で民主党が圧勝したのだ。鳩山由紀夫政権が誕生し、野田氏は財務副大臣に就任した。

 1955年の結党以来、自民党は初めて第2党に転落し、霞が関の官僚たちはうろたえた。大臣になったのはよく知らない政治家ばかり。ツテを求めて、官僚たちの「矢島詣(もう)で」が始まる。国会対策を担当していた財務省の福田淳一氏、法務省の黒川弘務氏らとのつながりができたのはこの時である(後に福田氏は事務次官に上り詰めたが、セクハラで失脚。黒川氏は賭け麻雀で検事総長になり損ねた)。

 矢島氏は民主党政権時代、野党自民党の国会対策副委員長として苦労していた菅義偉氏に手を差し伸べている。グループの議員が軒並み落選し、派閥解消に追い込まれた二階俊博氏も支援した。このへんが矢島氏の懐の深いところだ。人間、苦しい時に助けてくれた人への恩は忘れない。

 自民党が政権を奪回すると、矢島氏は菅―二階のラインで自民党にも人脈を広げ、与野党の双方に太いパイプを持つに至った。官僚や経済人が以前にも増して群がったのは言うまでもない。

 矢島氏の人脈のすごさを見せつけたのが、2016年5月に帝国ホテル「富士の間」で開いた「結婚を祝う会」である。銀座で知り合った女性との再婚を祝う会なのだが、主賓は菅義偉・官房長官(当時)、乾杯の音頭は二階俊博・自民党総務会長(同)という豪華版だ。

 民進党(旧民主党)からも野田佳彦氏、玄葉光一郎氏、細野豪志氏らが出席、財務省の福田氏ら有力省庁の幹部も漏れなく参じた。菅氏と親しいSBIホールディングスの北尾吉孝社長、サイバーセキュリティ分野で国内第一人者とされる安田浩・東大名誉教授、徳川宗家19代当主の徳川家広氏、インドネシアのゴベル通商大臣ら実に多彩な顔ぶれである。

 こういう席にはあまり顔を出さない安倍晋三首相(同)もビデオメッセージを寄せ、それが披露されると、300人余りの出席者の間にざわめきが広がったという。

 その人脈を矢島氏はどのように活用しているのか。その内実を、月刊誌『選択』が2018年8月号で詳細に暴いている。

 大樹総研の傘下に再生可能エネルギー事業を手がける「JCサービス」という会社がある。この会社が鹿児島県徳之島町で太陽光発電の蓄電池増設事業を計画し、2013年に環境省から補助金を受けた。

 ところが、蓄電池は一度も稼働せず、一部は現場に放置されていた。事業のずさんさを知った環境省は、補助金2億9600万円の返還と加算金1億3,600万円の支払いを命じた。

 問題は、このJCサービスの子会社から細野豪志氏に5,000万円の資金が流れていたことだ。この補助事業が検討されていた2012年当時、細野氏は野田政権の環境大臣であり、「便宜供与への謝礼(賄賂)」ではないか」との疑惑が浮上した。

 細野氏は「個人的に借りた」と釈明し、贈収賄事件として立件されることはなかったが、細野氏と会社との仲介をしたのは大樹総研グループと見られる。

 『選択』は、ソーシャルレンディングをめぐる闇も追及している。ネット上で資金を募り、ネット上で融資の仲介をするベンチャービジネスの一つだが、再生可能エネルギーへの投資を名目に巨額の資金を集めながら、それとは別のことに流用するといったトラブルが頻発している。この分野でも大樹総研傘下の企業群がうごめいているという。

 記事で引用している大樹コンサルティングの海老根靖典社長の言葉が興味深い。海老根氏によれば、大樹総研グループは「すべての政党と深く関わりがあり、中央官庁との色々なネットワークも持っていますので、政治的な働きかけができることが大きな強み」なのだという。

 彼らはその「強み」をどのように使っているのか。政治家や官僚、企業経営者たちは大樹総研グループとどう関わっているのか。一つひとつ、それを解き明かしていく作業を続けなければなるまい。(長岡 昇:NPO「ブナの森」代表)

長岡 昇(ながおか のぼる)
山形県の地域おこしNPO「ブナの森」代表。市民オンブズマン山形県会議会員。朝日新聞記者として30年余り、主にアジアを取材した。論説委員を務めた後、2009年に早期退職して山形に帰郷、民間人校長として働く。2013年から3年間、山形大学プロジェクト教授。1953年生まれ、山形県朝日町在住。

 参照記事⇒“「令和の政商」が配る「東京大学 最高顧問」の名刺

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース・政界の中枢と深くつながる大樹総研】  2021年09月28日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2021.06.14】:「令和の政商」が配る「東京大学 最高顧問」の名刺

2022-11-12 07:04:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【HUNTER2021.06.14】:「令和の政商」が配る「東京大学 最高顧問」の名刺

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2021.06.14】:「令和の政商」が配る「東京大学 最高顧問」の名刺 

 苦労して財を成した人が次に欲しがるものは、地位と名誉である。

 「令和の政商」の異名を取る大樹(たいじゅ)総研グループの代表、矢島義也(よしなり)氏は2016年秋と2017年春の園遊会に「各界功績者」の一人として招待された。招待者名簿には本名の「矢島義成」と記されている。天皇と皇后が主催する赤坂御苑での催しに出席できたのだから、名誉欲は十分に満たされたことだろう。

 矢島氏は2016年5月に帝国ホテルで「結婚を祝う会」を開いた。彼は若いころに離婚しているので、これは再婚の披露宴である。祝う会の主賓は菅義偉・官房長官(当時)、乾杯の音頭は二階俊博・自民党総務会長(同)が取った。政財官界の要人300人余りが勢ぞろいした盛大な会だった。(*下は矢島氏の「結婚を祝う会」席次表の一部。画像クリックで拡大)

 園遊会には配偶者も招かれるが、内縁の妻は招かれない。矢島氏がこのタイミングで披露宴を開いたのは、夫婦そろって秋の園遊会に出席するためだったのかもしれない。配偶者にとっても、園遊会はこれ以上ない晴れ舞台だったはずだ。

 これに先立って、矢島氏は「地位の確保」に向けても動き始めていた。狙いを定めたのは最高学府、東京大学である。

 ■発端はDDSの「寄付講座」

 2014年ごろ、東大の大学院情報学環に寄付講座の申し入れがあった。名古屋市のベンチャー企業「ディー・ディー・エス(DDS)」の三吉野健滋社長が「サイバーセキュリティの共同研究のために3億円を提供したい」と申し入れてきた。

 DDSは、指紋などによる生体認証のソフト開発と機器販売を目的に1995年に設立された。これが普及すれば、IDやパスワードを打ち込んで本人確認をする必要はなくなる。サイバーセキュリティの分野で注目を集めている技術の一つだ。

 ただ、企業としての実績は乏しかった。DDSは東証マザーズに上場していたものの、株価は長く100円前後で低迷していた。寄付金は「三吉野社長がストックオプションで持っている株の売買益を充てる」との提案で、東大の関係者は「やや不安ではあった」と打ち明ける。

 寄付講座新設の決め手になったのは、仲介者がサイバーセキュリティ分野の国内第一人者、安田浩・東大名誉教授(後に東京電機大学学長)だったからだ。「重鎮の安田先生の口添えで、しかもDDSにはほかの大学への寄付の実績もあった。学内の審査もすんなり通りました」と関係者は証言する。

 この寄付を基に、東大は2015年に「情報学環セキュア情報化社会研究」という寄付講座を立ち上げ、「SISOC-TOKYO」というプロジェクトをスタートさせた。報道向けの資料によれば、その目的は「サイバーセキュリティの研究にとどまらず、国際的な視野に立った情報発信や政策提言を行う」と格調高かった。

 プロジェクトを推進するため、東大は学内に加え外部からも研究者を招いた。東京電機大学や名古屋工業大学の教授を特任教授にし、元財務官僚や日本経済新聞の編集委員を客員教授として迎え入れた。

 実はこの時、寄付者の三吉野社長と安田名誉教授は「大樹総研の矢島義也会長も客員教授として迎えてほしい」と打診していた。東大側は困惑し、「研究実績かそれに準ずるものがなければ、教授会で了承が得られません」と、これだけは押し返したのだという。

 それでも、大樹総研はあきらめなかった。寄付講座が発足した後、今度は「東大情報学環と大樹総研で共同研究をまとめ、それを本にして出版したい」と提案してきた。東大のお墨付きで矢島氏の著書を世に出そうと考えたようだ。東大側はこれも断った。「大樹総研が示した論文のレベルが低過ぎて、とても出版に堪えられるような内容ではなかったから」という。

 こうした一連の動きは、この寄付講座の真のスポンサーが誰かを明瞭に示している。寄付者として名乗り出たのはDDSだが、資金は大樹総研グループから出た、と見るのが自然だろう。

 業を煮やしたのか、大樹総研の矢島氏は「東京大学 大学院情報学環 SiSOC TOKYO 最高顧問 矢島義也」という名刺を勝手に作り、配り始めた。東大のロゴと住所、寄付講座事務局の連絡先入りだ。もちろん、「最高顧問」などというポストは存在しない。「地位」も勝手に印刷してしまうところが政商らしい、と言うべきか。

 これに気づいて東大側は抗議したが、受け流されたという。こうしたトラブルに加え、分割して振り込まれるはずの寄付金がしばしば滞ったこともあって、5年の計画で始まった寄付講座と共同研究は4年で打ち切られた。

 ■急騰したDDS株

 この間、東証マザーズではDDSの株をめぐって不思議なことが起きていた。乱高下していたDDS株が2014年に入って急騰し、6月13日にはついに1株1,899円の高値を付けた。ほどなく株価は急落して「ナイアガラ状態」になり、元の200円台まで下がった

 だが、DDS株の乱高下はその後も続き、「100万株の成り行き売り注文」「20万株の指し値買い注文がすぐさま取り消し」といったことが繰り返された。1株1,000円で100万株なら10億円の取引になる。株価の掲示板には「プロであれば、こんなことをやると業界から追放される。絶対にやらない。いったい誰だ」といった怒りの声が寄せられたりした。

 こうした動きは、DDSの株価を操作して莫大な利益を得ようとした者がいたことを示している。東大大学院の寄付講座の新設も株価操作に利用された可能性が大きい。東大側はこうしたことを全く知らなかったようだ。筆者から指摘され、あわてて調べ始めている。

 大樹総研グループがDDSの株価操作に関与したことを示す証拠は今のところない。だが、証券取引等監視委員会あるいは金融庁、検察、国税当局が本気になって調べれば、裏で何が起きていたのか、容易に分かるはずだ。

 実際、金融庁は2011年にDDSの財務調査を行い、「システム開発や機器販売をめぐって架空取引があった」として「有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金の納付命令」を出している(10月3日付)。課徴金は3,330万円だった。

 DDSの年間売上高は10億円から20億円ほどで、収支が赤字になることもしばしばだった。こうした業績から見ても、「社長のポケットマネーから東大に3億円を寄付する」といった単純な図式だったとは到底考えられない。

 寄付には「善意の寄付」もある。が、同時に「寄付することでそれ以上の利益を上げることをもくろむ」という「悪意の寄付」もある。研究一筋で生きてきた人たちには、想像すらできないことだろう。

 寄付講座の申し入れに関する東大のガイドラインはどうなっているのか。審査はどのように行われているのか。DDSと大樹総研の関係をどこまで把握していたのか。東大の本部に目下、問い合わせている。回答があれば、次の報告でお伝えしたい。(長岡 昇:NPO「ブナの森」代表)

*追記:東京大学本部の広報課から回答がありました。「寄付金額は平成27年から平成30年までに年間6,000万円、総額2億4,000万円」「名刺については把握しており、安田浩氏(当時の特任教授)を通じて利用をやめるよう申し入れました。誠に遺憾であると考えています」とのこと。寄付の申し出は3億円でしたが、寄付講座を4年で打ち切ったため最後の1年分の寄付は受け取らなかったようです。寄付講座の新設についてのガイドラインはなく、ディー・ディー・エスが金融庁の課徴金納付命令を受けたことや同社と大樹総研グループとの関係は「把握しておりませんでした」と回答してきました。(2021年6月29日追記)

長岡 昇(ながおか のぼる)
山形県の地域おこしNPO「ブナの森」代表。市民オンブズマン山形県会議会員。朝日新聞記者として30年余り、主にアジアを取材した。2009年に早期退職して山形に帰郷、民間人校長として働く。2013年から3年間、山形大学プロジェクト教授。1953年生まれ、山形県朝日町在住。

 


≪写真説明≫
◎矢島義也氏が配っていた「東京大学 最高顧問」の名刺
*東大大学院寄付講座のプロジェクト名は「SISOC-TOKYO」だが、矢島義也氏の名刺では「SiSOC TOKYO」と、一部小文字になっている。

≪参考記事・資料&サイト≫
◎「令和の政商」矢島義也氏の正体(ウェブコラム「情報屋台」2020年11月7日)
http://www.johoyatai.com/3291
◎菅首相を抱き込む「令和の政商」(週刊新潮 2020年10月15日号)
◎政官界に浸透する「大樹総研」(月刊『選択』2018年8月号、9月号)
◎2017年春の園遊会招待者(2017年4月6日付、朝日新聞長野県版)
◎2016年秋の園遊会招待者(2016年10月21日付、朝日新聞長野県版)
◎矢島義也氏の「結婚を祝う会」の席次表(2016年5月29日、帝国ホテル)
「祝う会」の席次表のPDFデータ
◎有名俳優たちの秘密乱交パーティの夜(月刊『噂の眞相』1999年8月号)
◎東京大学大学院の寄付講座「情報学環セキュア情報化社会研究」に関する記者会見開催のお知らせ(2015年7月27日)
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400040786.pdf
◎株式会社ディー・ディー・エス(DDS)の公式サイト
https://www.dds.co.jp/ja/company/
◎東証マザーズにおけるDDSの株価の推移(Kabutan)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=3782
◎マザーズが急落、変調を引き起こした犯人は誰だ?(会社四季報オンライン)
https://shikiho.jp/news/0/163888
◎最高顧問の矢島義也氏(YAHOO ファイナンス ディー・ディー・エス 掲示板)
https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1003782/3782/107/395
◎株式会社ディー・ディー・エスに係る有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について(2011年10月3日、金融庁の公式サイト
https://www.fsa.go.jp/news/23/syouken/20111003-1.html

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・民間コンサル「大樹総研」(東京都中央区)の代表で政財界のフィクサーと呼ばれる矢島義也(本名:義成)氏に、捜査のメス】  2021年06月14日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・2021.07.06】:令和のフィクサーが率いる「大樹総研」と権力者たちの蜜月

2022-11-12 07:04:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【HUNTER・2021.07.06】:令和のフィクサーが率いる「大樹総研」と権力者たちの蜜月

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・2021.07.06】:令和のフィクサーが率いる「大樹総研」と権力者たちの蜜月 

 東京地検特捜部を担当する報道関係者の間で、民間のコンサル会社「大樹総研」が注目を集めている。

 政財界のフィクサーとして知られる矢島義也(本名:義成)会長が率いる同社には、今年5月に東京地検特捜部が詐欺の疑いで逮捕した太陽光発電関連会社「テクノシステム」の代表・生田尚之容疑者が頻繁に出入りしていたとされる。

 また、先月初めにインターネットを介して融資を仲介するmaneoマーケットの創業者・瀧本憲治氏が日比谷公園内のトイレで自殺した際には、背景に薬品関連会社「テラ」の株価操作問題と大樹総研の関与があるという情報が確信を持って語られる状況となっていた。

 与野党に拡げた政界ネットワークを利用して大樹総研を急成長させた矢島氏が、特に近いと言われているのが菅義偉首相と二階俊博自民党幹事長。ハンターが、永田町関係者からその親密さを物語る証拠を入手した。

 ■「大樹通信」に登場する政治家たち

 前述したテクノシステムの事件はメガソーラー発電、テラの新薬開発に絡む株価操作疑惑は新型コロナ関連と、大樹総研はある意味“時代の波”に乗った案件で暗躍してきた。力の源泉は矢島氏の築いてきた人脈だ。

 グループ内には、東大をはじめとする有名大学卒のスタッフやキャリア官僚出身者を多く抱え、その人脈を利用して仕事を進める。

 一方で、旧民主党関係者から拡げた政界ネットワークをフル活用して、政財界に影響力を行使するまでになった。特に親密だとされるのが菅首相と二階幹事長という、まさに政権の中枢である。

 記者の手元に、大樹総研が毎月永田町界隈に配布している「大樹通信」なるマンスリーレポートがある。注目すべきものを紹介しよう。

 まず2016年9月号。二階幹事長から贈られた大賀ハス(古代ハス)の開花式典の模様が掲載されている。

 式典の舞台となったのは、大樹総研が数億円をかけて千葉県山武郡に整備した和風迎賓館「大樹庵」。記事中の記念写真の中央には青い半袖シャツ姿の二階幹事長が写っている。その2人隣が矢島氏である。

 次は2017年2月号。前年末に行われた大樹総研の忘年会のシーンが、自慢気に掲載されている。この時は当時官房長官だった菅氏が講演し、柿沢未途、長島昭久、細野豪志、野間健など旧民主党系を中心に、多くの政界関係者が参加していたことが分かる。

 乾杯の音頭は北尾吉孝SBIホールディングスCEO。菅政権誕生とともに地銀再編を仕掛けてきた北尾氏を、菅氏と引き合わせたのは他ならぬ矢島氏だという話がある。

 今年3月の千葉県知事選挙で初当選した熊谷俊人氏(当時千葉市長)も、矢島人脈の一人としてマイクの前に立っていた。

 最後は2017年8月号。「世界津波の日」記念碑除幕式式典レポートと銘打ち、大樹庵での式典で二階幹事長と側近の林幹雄代議士が除幕を行っていた。一民間企業(政策シンクタンクを自称してはいるが)の忘年会や私的な式典に、政権幹部や政治家がここまで馳せ参じる話は聞いたことがない。

 「大樹通信」に掲載された一連の写真は、菅首相や二階幹事長といった政治家の影響力をバックに官僚接待を繰り返し、うまく“時代の波”を捉えてきた令和のフィクサー・矢島氏の原点。東京地検特捜部が狙っているのは、永田町や霞が関がらみの贈収賄ではないかと言われている。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース】  2021年07月06日  08:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2022.10.03】:大任町議長銃撃事件に衝撃の新事実|永原譲二町長関与の疑い

2022-11-12 05:20:00 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER2022.10.03】:大任町議長銃撃事件に衝撃の新事実|永原譲二町長関与の疑い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2022.10.03】:大任町議長銃撃事件に衝撃の新事実|永原譲二町長関与の疑い 

 川筋気質で知られる指定暴力団「太州会」をバックに、暴力支配を続けてきた福岡県大任町の永原譲二町長が、2002年(平成14年)7月に起きた大任町議会議長銃撃事件に、深く関わっていたことが分かった。銃撃の実行犯だった男性(以下、A氏)がハンターの取材に応え、初めて事件の真相を明かした。
(*下の画像は、議長銃撃事件を伝える西日本新聞2002年7月2日の夕刊)

 A氏は、すでに解散した太州会系組織の当時の組長(破門)の依頼を受け、渡された拳銃を使って銃撃を実行。この過程で、すでに1,000万円の軍資金が用意されていることや、元組長が漏らした「永原譲二」という名前から、実際の指示者が永原氏であることを確信したという。

 逮捕・起訴され12年以上の刑期をつとめて出所したA氏に対し、永原町長自身が多額の現金を渡しており、町政トップが議長襲撃事件の黒幕だった可能性がある。

 ■取材実現までの経緯

 昨年8月28日、資産公開の資料を閲覧するため初めて大任町役場を訪れた記者は、事前に閲覧可能と断言しておきながら、土壇場で「条例の規定上見せられない」と言い出した総務企画財政課の課長とやり取りする中、職員が奇妙な動きをしていることに気付いた。

 職員が、記者からみると向かって左に設置された扉を出入りするたび、聞こえてくるのはカギの音。最初は、倉庫でもあるのかと思っていた記者が、何気なく“ところで、町長室はどこにあるの?”と聞いたところ、課長は「この横です」とその扉の奥の方向を指さす。その直後に最初で最後となる永原町長への直接取材が実現したのだが(既報)、取材メモには、町長室周辺の異常な警戒ぶりに驚いたことを記していた。

 翌日、大任町在住の知り合いに町長室入口の扉のことを話すと、何度説明しても「そんなものはない。間違っているんじゃないか」と譲らない。首をひねるばかりとなった記者に翌日、「間違いじゃなかった。つい最近、ドアを造ってる。暴漢が来たらしく、その対策で町長が指示したらしい」との連絡。扉は、記者が役場を訪ねる少し前に急増されたものだった。

 3日後、読売新聞に、普通なら読み飛ばしてしまうような短い記事が記載される(*下の画像が、読売新聞8月31日朝刊の紙面)

 記事は、同町に住む建設業の男性が町長に危害を加えようとして役場に侵入し、建造物侵入の容疑で警察に捕まったという内容。逮捕された男性の名前を見た瞬間、記者は目を疑った。逮捕された男性は、2002年に起きた議長銃撃事件の犯人だったからだ。

 男性が20日ほどで無罪放免となり釈放されたことは、すぐ町民の知るところとなり、記者の携帯にも釈放を知らせるメールが送られてきた。

 記者はこの時点から、なんとか議長銃撃事件を実行した男性に話を聞こうと、接触を試みることになる。

 理由は一つ。同町の関係者の間では以前から、「議長襲撃を指示したのは永原町長」という噂が広がっており、記者もそうした情報を承知していたからだ。“真相を聞きたい!”。そう思って動き出してから約1年、思いがけなく男性への取材が実現する。

 『黒幕は永原町長』――冒頭に記したように、語られた真相は記者の想像をはるかに超える衝撃的な内容だった。

 インタビューの際の、A氏と記者による一問一答を、明日から2回にわたって配信する。

*本稿に関し、ニュースソースを明示しない勝手な後追い報道や、記事の転用を禁じます)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・事件・地方自治・2002年7月に起きた福岡県大任町議会の楠木重明議長銃撃事件】  2022年10月03日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田内閣】:新法相の斎藤健氏「信頼される法務行政を」旧統一教会の被害救済にも前向き姿勢

2022-11-12 01:06:50 | 【法務省・法制審議会・検察庁・地検・保護司・刑法・刑罰・死刑制度】

【岸田内閣】:新法相の斎藤健氏「信頼される法務行政を」旧統一教会の被害救済にも前向き姿勢

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田内閣】:新法相の斎藤健氏「信頼される法務行政を」旧統一教会の被害救済にも前向き姿勢 

 葉梨康弘氏の後任として法相に起用された斎藤健氏が11日夜、法務省で就任記者会見を開き「身の引き締まる思いだ。国民から信頼される法務行政を目指して全力を尽くす覚悟だ」と語った。

記者会見する斎藤法相(共同)

 

 葉梨氏は死刑を巡る発言で更迭された。斎藤氏は、死刑制度の廃止は適当でないとした上で「極めて重大な刑罰で、執行には慎重な態度で臨む必要がある」と説明。大臣としての発言の在り方を問われ「職責に影響を与える発言は厳に慎みたい」と答えた。

 斎藤氏は、岸田文雄首相から司法制度改革や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害救済などについて指示を受けたとし「使命をしっかり果たすことで国民からの信頼を得られると思う」と強調した。旧統一教会問題に関しては「被害者救済は極めて重要」とし、日本司法支援センター(法テラス)を活用した相談業務に力を入れる姿勢を示した。

認証式を終え、記念写真に納まる斎藤法相(左)と岸田首相(共同)

 

 旧統一教会と自身の関わりは一切ないとした上で「秘書が認識せず一度だけ関係団体の会合に顔を出した。その他、16年間の政治活動で数百人にビラ配りなどを手伝ってもらったが、その中に1人だけ関係の方がいたようだ」と話した。

 岸田首相は斎藤氏を起用した理由として、豊富な経験と安定した答弁能力などを挙げている。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣・葉梨康弘氏の辞任に伴い、後任として法相に起用された斎藤健氏】  2022年11月12日  01:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:岸田内閣揺るがす「閣僚辞任ドミノ」わずか19日間で2閣僚更迭 負の連鎖さらに続く可能性も

2022-11-12 01:06:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政局】:岸田内閣揺るがす「閣僚辞任ドミノ」わずか19日間で2閣僚更迭 負の連鎖さらに続く可能性も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:岸田内閣揺るがす「閣僚辞任ドミノ」わずか19日間で2閣僚更迭 負の連鎖さらに続く可能性も 

 岸田内閣を揺るがす「閣僚辞任ドミノ」だ。岸田文雄首相は11日夕方、死刑執行に関する職務を軽視するような発言をした葉梨康弘法相を急転、事実上の更迭とした。岸田氏は「軽率な発言によって法務行政に対する国民の信頼を損ねた」として葉梨氏の辞表を受け入れ、斎藤健元農相を後任とすることを発表した。岸田内閣の事実上の閣僚更迭は10月24日の山際大志郎前経済再生相から、わずか19日間で2人目となった。

10日、参院法務委員会で、自身の発言について釈明する葉梨康弘法相      10日、参院法務委員会で、自身の発言について釈明する葉梨康弘法相

 

 岸田氏は、この日午前の参院本会議では「職責の重さを自覚し、説明責任を徹底的に果たしてもらわなければならない」と改めて葉梨氏の交代を否定した。ところが本会議直前の衆院法務委員会で葉梨氏は「法相は朝、死刑(執行)のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういうときだけ、という地味な役職だ」などの発言について「東京のパーティーでは計4回、地元の会合でも複数回、同趣旨の発言をした」と連発していたことを明らかにした。その上で「職員、国民のためにも仕事をすることで、ご迷惑をかけたことをしっかりリカバリーしていかなくてはならない」と続投に意欲を示した。

 葉梨氏を巡っては10日の衆院本会議で予定された民法改正案の採決が野党側の反発で採決困難と判断されて、先送りされるなど与党内からも批判が一気に高まった。岸田氏は「旧統一教会による被害者救済に政府を挙げて取り組む中、その重責の一端を担う法務大臣の発言によって重要施策の審議などに遅滞が生ずることを考慮し、辞任の申し出を認めた」と一転して8月の改造人事で初入閣させた岸田派側近の葉梨氏を約3カ月で事実上、更迭した。

葉梨法相について、記者団の取材に応じる岸田首相(共同)

 

 岸田氏は、この日午後から東南アジア歴訪に出発の予定だった。だが党内には葉梨氏の更迭が遅れれば、「政権へのダメージは計り知れない」(閣僚経験者)との指摘が広がり、出発を12日未明に延期して火消しに奔走した。

 岸田氏は8月の改造人事で留任させた山際氏を、旧統一教会と複数の接点を「記憶がない」と否定し、指摘されると追認を繰り返したことから事実上の更迭としたばかり。同じ広島選出で岸田派側近の寺田稔総務相も「政治とカネ」を巡る問題が相次いで判明するなど、身内の不祥事は止まらない。「辞任ドミノ」という負の連鎖が続く可能性はある。【大上悟】

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣・葉梨康弘氏の辞任】  2022年11月11日  20:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田内閣】:法相葉梨氏の後任は斎藤健・元農相「安定した答弁力に定評」岸田首相 “安定力”に頼る格好に

2022-11-12 01:06:30 | 【法務省・法制審議会・検察庁・地検・保護司・刑法・刑罰・死刑制度】

【岸田内閣】:法相葉梨氏の後任は斎藤健・元農相「安定した答弁力に定評」岸田首相 “安定力”に頼る格好に

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田内閣】:法相葉梨氏の後任は斎藤健・元農相「安定した答弁力に定評」岸田首相 “安定力”に頼る格好に

 岸田文雄首相は11日、首相官邸で報道陣の取材に応じ、法相を辞任した葉梨康弘氏の後任に、斎藤健・元農相(63)を起用することを明らかにした。

 斎藤氏は東大卒業後、旧通産省(現・経産省)に入省。埼玉県副知事などを経て、2009年衆院選で初当選した。現在5期目。

首相官邸に入る斎藤健元農相(共同)

 

 自民党の石破茂元幹事長が率いた石破派(水月会)に、かつて所属。自民党総裁選で石破氏と争ったライバルの安倍晋三首相(当時)から、2017年8月の内閣改造で、当選3回の時に「一本釣り」されたこともある。その後、2018年10月まで農相を務めた。

 岸田首相は11日、斎藤氏の起用について「幅広い分野で豊富な経験を持ち、わかりやすく安定した答弁力に定評がある」と述べた。斎藤氏の声は低音で、よどみない語り口でも知られる。岸田首相にとっては、斎藤氏の「安定力」に頼ることになった格好だ。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣・葉梨康弘氏の辞任に伴う後任に、斎藤健・元農相(63)を起用】  2022年11月11日  19:53:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田内閣】:葉梨法相が辞表提出「心の中では辞任はあり得るという思い持っていた」/一問一答

2022-11-12 01:06:20 | 【法務省・法制審議会・検察庁・地検・保護司・刑法・刑罰・死刑制度】

【岸田内閣】:葉梨法相が辞表提出「心の中では辞任はあり得るという思い持っていた」/一問一答

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田内閣】:葉梨法相が辞表提出「心の中では辞任はあり得るという思い持っていた」/一問一答 

 葉梨康弘法相は11日夕、法相の仕事を軽視する発言をめぐり、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相に辞表を提出した。提出後、報道陣の取材に応じ、「国民のみなさまに不快な思いをさせてしまった」と述べた。辞表提出に至った理由を4点語り、10日夜から、出処進退を含め首相に相談していたと明かした。就任からわずか3カ月で職を去ることについて「大変申し訳ない」などと述べた。

岸田首相に辞表を提出し、記者団の取材に応じる葉梨法相(共同)

 

 ■主な一問一答は次の通り。

 -辞表を出した理由

 葉梨氏 まず、死刑に関する判断に、例示として死刑という文言を軽率にも使った。国民のみなさまに不快な思いをさせてしまった。法務省の職員にも非常に不快な思いをさせた。国会日程にも影響を与えることになり、内閣の一員として内閣にもご迷惑をおかけすることになった。ここは一から、一兵卒として日本のために働くということで、私の政治生命を国民のために尽くしたい。

 昨晩、岸田総理に出処進退を含め相談した。衆院で法務委員会がセットされたので、説明責任を徹底するように指示があった。ご指示を今朝も確認して法務委員会に臨み、誠心誠意、発言の内容や国民への謝罪、撤回について説明を申し上げた。その上で、総理のお時間が取れたので辞表を提出して参った。

 -昨日は辞任を否定していた

 葉梨氏 私はいろんな意見を聞きながら出処進退について思いをめぐらせていた。昨夜、総理に出処進退を含め相談し、その上でいろいろな思いはあるにしても、まずは国民への責任をしっかり果たすべきと。国民の皆さまにもおわびして、一から政治活動をやり直すという思いで辞表を提出した

 -決めたのはいつ

 葉梨氏 (11日の)国会の審議の直後

 -課題が山積の中、3カ月で職を去る

 葉梨氏 大変申し訳ない。法務省の中で実現したい課題もあった。旧統一教会の被害者救済も緒に就いたばかり。そういう中で、私自身の発言で、自分の責任で水を差してしまったこと、誠に申し訳ない。職員には、私の辞任で国民のための仕事が滞ることがないようこれからお願いする。進退については昨晩から相談し、今朝も相談した。右か左かゼロか100かではない。国会では「続投する」と言ったが、心の中では辞任はあり得るという思いは持っていた。

 -更迭ではなく自分から申し入れた

 葉梨氏 昨晩からいろんな相談をさせていただいている

 -発言のたび、内容が二転三転。ご自身の危機管理について

 葉梨氏 報道を私が知ったのは当日の夜。官房長官からの注意があり、前段の発言(法務大臣は死刑のはんこを押す地味な役職)は撤回する意思を固めていた。参院で発言の機会があるということで、最初に撤回すると考えていた。「票とカネ」の発言は撤回しないと昨日は申し上げたが、委員会でのいろいろな質疑を聞いてみると私自身、極めて不正確な表現を使ったと思った。

 -地元(茨城3区)には

 葉梨氏 率直におわびしたい。一から政治活動をしたい

 -総理の言葉は

 葉梨氏 国務大臣は辞めたが、今後いろいろな面で相談をさせていただくことになるので、しっかり頑張っていただきたいというような話があった。国民に不快な思いをさせた責任を、痛感している。

 -政権へのダメージ

 葉梨氏 早期の段階で辞任をすることのほうが、内閣には良い結果が出るのではないかと思い、きょう辞表を提出した

 -発言について

 葉梨氏 言葉足らずで極めて不適切だった。法務省は大切な業務を担っているのに、 マスコミになかなか取り上げられることが少ないというのは本心。例示に死刑を使ったのは極めて不適切で、私の至らなさだ。

 -結果的に(発言は)マスコミに大きく取り上げられた

 葉梨氏 発言については、どのようなとらえられ方をしているか確認し、よりよい政治を目指したい。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣・葉梨康弘氏の辞任】  2022年11月11日  19:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田政権】:葉梨氏の問題が「外交の岸田」直撃、12日からのASEAN首脳会議に当日現地入り余儀なく

2022-11-12 01:06:10 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【岸田政権】:葉梨氏の問題が「外交の岸田」直撃、12日からのASEAN首脳会議に当日現地入り余儀なく

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:葉梨氏の問題が「外交の岸田」直撃、12日からのASEAN首脳会議に当日現地入り余儀なく

 岸田文雄首相は11日、「法務大臣は死刑のはんこを押す地味な役職」などと発言し、与野党から辞任を求める声が出ていた葉梨康弘法相の辞表を受け取った。事実上の更迭。

参院本会議で自身の発言について陳謝し、頭を下げる葉梨法相。左端は岸田首相(共同)

 

 葉梨氏の処遇問題は、「外港の岸田」を自負する岸田首相の外交日程に影響を与えた。首相は、カンボジアで12日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、11日午後、羽田空港を出発し、現地に入って準備を整える予定だった。しかし、11日中に葉梨氏の後任選びを完了させるため、11日中のカンボジア入りを断念した。

 首相は11日夕、報道陣の取材に、一連の日程に予定通り出席することを目指して「(12日)午前1時に出発する」と明かした。しかし、「葉梨ショック」で、会議開始当日に現地入りせざるを得ない強行日程に追い込まれた。

 首相はカンボジア訪問の後、インドネシア、タイを歴訪する予定で、現地では各国首脳との重要な会談なども予定されている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣・葉梨康弘氏の辞任、首相は、カンボジアで12日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席の出発を延期】  2022年11月11日  17:54:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【失言で辞任した最近の大臣】:「まだ東北で良かった」今村雅弘氏、「記憶にない」山際大志郎氏

2022-11-12 01:06:00 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【失言で辞任した最近の大臣】:「まだ東北で良かった」今村雅弘氏、「記憶にない」山際大志郎氏

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【失言で辞任した最近の大臣】:「まだ東北で良かった」今村雅弘氏、「記憶にない」山際大志郎氏 

 岸田文雄首相は11日、「法務大臣は死刑のはんこを押す地味な役職」などと発言し、与野党から辞任を求める声が出ていた葉梨康弘法相を、更迭する方針を固めた。自民党関係者が明らかにした。

国会議事堂(2016年撮影)

 

              ◆  ◆  ◆

 ■失言が理由で辞任した最近の大臣(肩書は当時)

 ◆2017年4月25日 自民党の今村雅弘復興相が、所属する二階派のパーティーで東日本大震災の被害に関して「まだ東北で良かった」「首都圏に近かったりすると莫大(ばくだい)、甚大な額になった」と発言。同日中に辞意を固め、翌26日に辞任。

 ◆2019年4月10日 自民党の桜田義孝五輪相が、同僚議員のパーティーで東日本大震災からの復興に関して「復興以上に(議員が)大事」と発言。発言直後に辞任。

 ◆2022年10月24日 山際大志郎経済再生相が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との深い関係をたびたび指摘されたが、「記憶にない」などあいまいな答弁を繰り返した上、衆院予算委員会で「これから新しい事実などが出てくる可能性はある」と発言。その発言から6日後に辞任。

 

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・失言が理由で辞任した最近の大臣】  2022年11月11日  15:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田内閣】:葉梨康弘法相に皮肉な「ブーメラン」2010年失言更迭の柳田元法相を批判した過去

2022-11-12 01:05:50 | 【法務省・法制審議会・検察庁・地検・保護司・刑法・刑罰・死刑制度】

【岸田内閣】:葉梨康弘法相に皮肉な「ブーメラン」2010年失言更迭の柳田元法相を批判した過去

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田内閣】:葉梨康弘法相に皮肉な「ブーメラン」2010年失言更迭の柳田元法相を批判した過去 

 岸田文雄首相は11日、「法務大臣は死刑のはんこを押す地味な役職」などと発言し、与野党から辞任を求める声が出ていた葉梨康弘法相を、更迭する方針を固めた。自民党関係者が明らかにした。

参院法務委員会で、自身の発言について釈明する葉梨法相参院法務委員会で、自身の発言について釈明する葉梨法相

 首相に事実上更迭されることになった葉梨法相が、法相の仕事を軽視したような失言で、2010年11月に更迭された柳田稔c元法相について、かつて、自身のホームページのコラムで批判していたことが分かった。11日、立憲民主党の川田龍平参院議員が参院本会議で、指摘した。

 葉梨氏は、2010年に「法務大臣は、国会答弁は2つを覚えておけばいい」などと発言し、その後更迭された柳田氏について、2011年のコラムで「閣僚としての適性を欠く方を交代させるのは当然のこと」と指摘していた。川田氏は「ご自身の言葉を踏まえれば当然、辞任すべきだ」と、葉梨氏に辞任を迫った。

 これに対し、葉梨氏は「私が落選中だった期間、コラムにご指摘のような記載をした」と認め「このたびの発言は軽率だったと真摯(しんし)に受け止め、撤回の上おわびします。今後は発言に慎重を期してまいります」「引き続き説明責任を徹底的に果たし、職務に全力を尽くします」と答弁した。

 葉梨氏にとっては、失言で辞任に追い込まれた元法相を批判した言葉が、そのまま自分にそっくりはねかえってくる、皮肉な「ブーメラン」になった。

 柳田氏は2010年11月14日、法相就任祝いをかねた地元広島での会合で「法務大臣は『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と『法と証拠に基づいて適切にやっています』の2つを覚えておけばいい」と発言。発言から8日後に、当時の菅直人首相に更迭された。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣・首相に事実上更迭されることになった葉梨法相】  2022年11月11日  14:34:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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