路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・07.05】:一周忌過ぎれば第3次清和会戦争の勃発か 西村康稔「総裁選に意欲」余計な一言

2023-07-07 07:40:40 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【政界地獄耳・07.05】:一周忌過ぎれば第3次清和会戦争の勃発か 西村康稔「総裁選に意欲」余計な一言

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・07.05】:一周忌過ぎれば第3次清和会戦争の勃発か 西村康稔「総裁選に意欲」余計な一言 

 ★元首相・安倍晋三の一周忌を8日に控え経産相・西村康稔が雑誌のインタビューに答え、安倍派(清和会)の後継会長は党国対委員長・高木毅、官房長官・松野博一、党政調会長・萩生田光一、党参院幹事長・世耕弘成、そして西村のいわゆる「安倍派5人衆」の集団指導体制で行くと言い出した。過去の清和会の権力闘争と分裂の歴史を踏まえた発言だろうが、この5人は決して仲良しグループではない。高木、松野はいわゆる福田系、萩生田、世耕、西村は岸系と清和会の2大系譜、福田赳夫系列と岸信介系列に分かれる。

インタビューに応じる西村康稔経済産業相=東京都千代田区
インタビューに応じる西村康稔経済産業相=東京都千代田区

 ★高木、松野が当選8回、西村7回、萩生田6回、世耕が参院で当選5回といずれも微妙な序列がある。派内の重鎮、下村博文が9回、現在同派会長代理を務める塩谷立は当選10回とこの序列も複雑に影を落とす。下村は岸系、塩谷は福田系だ。つまり互いがけん制し合って、あいつがやるなら俺は派を割るという声が聞こえると共に、それぞれが若手を引き連れて動かれると厄介だ。それが集団指導体制にならざるを得ない実情だ。だが集団指導体制というならば、派閥の総裁候補は出さないということなのか。そう思われないように西村は仕掛けを打つ。来年の総裁選挙に首相・岸田文雄が出馬しないならば「安倍総理の下で経験も積ませていただきましたので、これは仲間と相談しなければいけないけれども、清和会の皆さんから、まさにこれこそ理解が得られれば、ぜひ挑戦をしたいという気持ちは持っております」と自らを5人衆の中でも別格ですから、私が総理候補ですと宣言した。

 ★「西村は『総裁選に意欲』の一言が余計。5人で固めて行きますだけ言えばかわいいのに、そう言われれば萩生田も世耕も面白くない。若手は当選4回ながら総務会長も歴任した福田達夫で時間をかけて本格総理候補に育てて満を持すべきとの声もある」(同派中堅議員)。この調子だと歴史は繰り返されそうで、一周忌を過ぎれば第3次清和会戦争の勃発か。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2023年07月05日  07:29:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【政界地獄耳・06.30】:無駄の宝庫に疲弊「ブラック霞が関」

2023-07-07 07:40:10 | 【中央省庁・内閣府・1府11省2庁・主任の大臣・事務次官・官房・審議官・国...

【政界地獄耳・06.30】:無駄の宝庫に疲弊「ブラック霞が関」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・06.30】:無駄の宝庫に疲弊「ブラック霞が関」 

 ★読売新聞が「『ブラック霞が関』で官僚離れ深刻、国会答弁打ち合わせ『朝4時』開始も背景」という記事で「人事院が国家公務員の勤務環境を巡り、長時間労働が常態化していることに危機感を強めている」と指摘する。国家公務員のなり手不足や退職者の増加、自殺など国家の頭脳は疲弊しているといっていい。その原因は野党への質問取りが直前になり深夜になるという理由になっていた。本当にそうだろうか。

 ★確かに予算委員会や各委員会は質問者が決まれば、まずどんな質問をするか役所は探りを入れる。同時に関心あるテーマの担当者を議員が呼んでレクが行われる。ここで双方、議員サイドは役所はここをかわそうとか、何とか収めようと工作するのがわかってくる。一方、役所も議員はここが勘所だと議員の話しぶりや質問から探り当て、対策も講じる。この駆け引きが不毛だ。面倒なのは野党だけではない。与党にしても官邸や大臣から、「ここを聞いてくれ」と注文が来るので、質問と答弁を書くこともある。さすがに質問取りに時間はかからないが、答弁する大臣も人によってはレクをいくらしても、いくら大きな字で答弁書を作っても立ち往生する者もいる。

 ★役所は優秀な人の集まりだ。1つの事をできるだけ合理的に短時間で無駄なくまとめることに血道をあげるタイプが多い。ところが多くのさして重要でない“政治案件”が加わり、大物議員や閣僚が関与していれば局長クラスが出向き、いささか現場の認識と違うまとめになる場合がある。こうなると国会答弁の作業のレベルでない。対応しなくては。ブラック霞が関の出来上がりだ。役人は政治家の劣化が原因と言うだろう。それも大きい。かなり大きい。だが役所の若手から言わせれば、省内には部局だけに通ずるルールや決まり事、先人が決めたほぼ無駄な慣習がはびこり、局長以上は貸与されているタブレットを使いこなせず、別にコピーが必要、要約が必要、つまりエリートが一番嫌がる無駄の宝庫だ。人事院は各省の若手に改革案を作らせればいい。(K)※敬称略 

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2023年06月30日  07:13:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2023年07月05日 今日は?】:東京・後楽園球場でプロ野球初のナイター試合、大映-毎日戦

2023-07-07 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2023年07月05日 今日は?】:東京・後楽園球場でプロ野球初のナイター試合、大映-毎日戦

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2023年07月05日 今日は?】:東京・後楽園球場でプロ野球初のナイター試合、大映-毎日戦

 ◆7月5日=今日はどんな日

  九州北部で6日にかけ猛烈な大雨。福岡、大分両県で死者・行方不明者41人(2017)

 ◆出来事

  ▼自民党総裁選で田中角栄氏が福田赳夫氏を破り首相に(1972)▼東京・後楽園球場でプロ野球初のナイター試合、大映-毎日戦(1950)

田中角栄   福田赳夫
田中角栄
 
福田赳夫

 

田中角栄、福田赳夫、大平正芳、三木武夫

 

田中角栄、福田赳夫、大平正芳、三木武夫

 ◆誕生日

  ▼ワッキー(72年=ペナルティ)▼小杉竜一(73年=ブラックマヨネーズ)▼山田優(84年=女優)▼野田洋次郎(85年=RADWIMPS)▼大谷翔平(94年=プロ野球選手)

大谷翔平(2023年7月2日撮影)大谷翔平(2023年7月2日撮影)

 ▼矢作萌夏(02年=歌手)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2023年07月05日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする