路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【大谷昭宏のフラッシュアップ・10.16】:小ずるい提案「口を出す前に、まず金を出せ!」 虐待禁止条例改正案の撤回

2023-11-13 08:01:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【大谷昭宏のフラッシュアップ・10.16】:小ずるい提案「口を出す前に、まず金を出せ!」 虐待禁止条例改正案の撤回

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大谷昭宏のフラッシュアップ・10.16】:小ずるい提案「口を出す前に、まず金を出せ!」 虐待禁止条例改正案の撤回 

 埼玉の自民党県議団が提案した子どもの虐待禁止条例改正案は、すんでのところで撤回された。「親に負担を押しつけるだけ」と県に1000件以上の抗議が殺到したこの改正案。私には子育てや家族観に自分たちの思想信条を巧みにもぐりこませながら、じつは金は1円も出さない。「口は出すけど、金は出さない」小ずるい提案にしか見えなかった。

記者会見する自民党埼玉県議団の田村琢実団長=2023年10月10日午後2時16分、さいたま市浦和区

 小学生の子どもだけで登下校させる。子どもだけで留守番させる。子どもだけで公園で遊ばせる-これ、全部虐待に当たるとした。

 子どもを置いて買い物に行くな。共働きだろうと、保護者は順番で子どもの登下校に立ち会え。とんでもなく親に厳しいこの条例案。だけど、よくよく見ると、県も市町村も1円も金をかけずに、しんどいことは全部親に押しつけている。

 たしかに昨年の小学生の交通事故を見ても全国で330人のうち、129人が登下校時だった。

 だからこそ、思い出してほしい。私は一昨年、千葉県八街市で飲酒運転のトラックが下校中の小学生をはねて3人を死亡させた事故の時も、このコラムやテレビで「一刻も早くスクールバスを」と訴えてきた。八街の事故では、当時の菅首相も「バスの導入を真剣に考える」と言明したが、その後はナシのつぶてだ。

 いまスクールバスの導入に国から補助が出るのは、全校児童の半数以上が片道4キロ以上を通う小学校だけ。だが、へき地の学校統廃合で4キロ近い距離を通う学校が増え続けている。ならば聞くが、子どもを毎日、往復8キロ、2時間も歩かせるのは虐待ではないのか。

あらためて言う。「口を出す前に、まず金を出せ!」。

大谷昭宏のフラッシュアップ

 ◆大谷昭宏(おおたに・あきひろ)

 ジャーナリスト。TBS系「ひるおび!」東海テレビ「NEWS ONE」などに出演中。

 ■大谷昭宏のフラッシュアップ

 元読売新聞記者で、87年に退社後、ジャーナリストとして活動する大谷昭宏氏は、鋭くも柔らかみ、温かみのある切り口、目線で取材を重ねている。日刊スポーツ紙面には、00年10月6日から「NIKKAN熱血サイト」メンバーとして初登場。02年11月6日~03年9月24日まで「大谷昭宏ニッポン社会学」としてコラムを執筆。現在、連載中の本コラムは03年10月7日にスタート。悲惨な事件から、体制への憤りも率直につづり、読者の心をとらえ続けている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・連載・「大谷昭宏のフラッシュアップ」】  2023年10月16日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本維新の会】:京都で初の公認市長誕生ならず 八幡市長選は自・公・立推薦の33歳女性候補が初当選

2023-11-13 05:15:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【日本維新の会】:京都で初の公認市長誕生ならず 八幡市長選は自・公・立推薦の33歳女性候補が初当選

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本維新の会】:京都で初の公認市長誕生ならず 八幡市長選は自・公・立推薦の33歳女性候補が初当選 

 前市長の辞職に伴う京都府八幡市長選は12日、投開票され、自民、公明、立民各党が推薦した新人で元参院議員秘書の川田翔子氏(33)が、日本維新の会公認の新人で元府議の尾形賢氏(43)、共産党推薦の元市議亀田優子氏(62)を破り、初当選した。全国市長会によると、女性の市長当選時の年齢では史上最年少。

京都府八幡市長選で初当選を決め、あいさつする川田翔子氏(共同)

 

 維新は京都府内の首長選で初の公認候補誕生を目指し、吉村洋文大阪府知事らが応援に入ったが、及ばなかった。

 八幡市長選は、維新が候補擁立を目指し、今回と同じ自民・公明・立民が相乗りで松井孝治元官房副長官を推薦&支援する、来年2月の京都市長選の前哨戦と位置づけられていた。維新は「本丸」と見据える京都市長選に向けて、あらためて戦略を練り直すことになりそうだ。

 一方、自民党は、岸田政権への大逆風が吹き、近畿圏では維新に押されっぱなしの中、激戦の三つどもえ対決を制した。来年2月の京都市長選は、さらなる激戦となりそうだ。

 投票率は43・67%で、前回の29・64%を、14・03ポイント上回った。

 ■日本維新の会の共同代表である吉村洋文大阪府知事様、貴職を取り巻く現状、大阪・関西万博や阪神・オリックスの優勝パレードに伴う迷走を、真摯猛省し、謙虚に、早急に政界から引退下さい。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・京都府八幡市長選】  2023年11月13日  05:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【選挙】:自民党が東京で3たびの敗北 青梅市長選で自公推薦の現職敗れる 岸田政権への逆風が影響か

2023-11-13 05:15:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【選挙】:自民党が東京で3たびの敗北 青梅市長選で自公推薦の現職敗れる 岸田政権への逆風が影響か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:自民党が東京で3たびの敗北 青梅市長選で自公推薦の現職敗れる 岸田政権への逆風が影響か 

 自民党が、東京の選挙でまた敗れた。任期満了に伴う東京都青梅市長選は12日、投開票され、自民、公明両党が推薦し3選を目指した現職の浜中啓一氏(71)が、新人の元市議、大勢待(おおせまち)利明氏(48=国民民主党、都民ファーストの会推薦)に敗れる波乱が起きた。青梅市は自民が強い地盤だが、大勢待氏は2万6042票を獲得し、浜中氏の1万7152票に8900票近い差をつけており、今回の結果に衝撃が走っている。

自民党本部自民党本部

 岸田文雄首相が定額減税を含めて打ち出した新たな経済政策に有権者の共感が集まらず、内閣支持率も「危険水域」の2割台に落ち込む中、自民党に向けられる有権者の厳しい視線が反映された形ともいえる。岸田首相の解散戦略にも影響する可能性がある。

 自民党が、東京の選挙で敗れるのは3カ月連続。9月の立川市長選では、公明とともに推薦した新人が元立憲民主党の都議に、10月の都議補選・立川市選挙区(欠員2)でも都民ファ、立民の両候補に届かず、それまで持っていた議席を失った。

 自民党は、次期衆院選での東京都内の選挙区候補者調整をめぐり、連立政権を組む公明党との関係が悪化。公明党の石井啓一幹事長は今年5月、「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と強い言葉を口にし、一時、選挙協力解消の方針を打ち出した。

 両党は9月4日に選挙協力「復活」で合意したが、復活後、初めてとなった10月の都議補選も2位と91票差と僅差ながら敗れ、選挙協力の本格復活には至らなかった。今回は、両党の協力関係を占う上で結果が注目されたがまたもや勝てず、次期衆院選の東京での戦いに不安が残ったままだ。

 自民は、10月22日に投開票された埼玉県所沢市長選でも、4選を目指した自公推薦の現職が、無所属新人の小野塚勝俊氏に敗れた。この時は、小3以下の子どもを自宅に残して外出することを「虐待」とするなどの「虐待禁止条例」改正案を自民県議団が県議会に提出したが、県民の猛反発で撤回した騒動の影響が指摘された。

 初当選した大勢待氏は、現市政からの転換を訴えた。小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の森村隆行代表の地元で、現職の厚い壁を破った。投票率は39・56%で、前回の36・51%を3・05ポイント上回った。【中山知子】

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・東京都青梅市市長選挙】  2023年11月13日  05:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【選挙】:福島県議選でも自民党3人が落選、宮城県議選に続いて過半数割れ 岸田内閣の支持率低迷が影響か

2023-11-13 01:33:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【選挙】:福島県議選でも自民党3人が落選、宮城県議選に続いて過半数割れ 岸田内閣の支持率低迷が影響か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:福島県議選でも自民党3人が落選、宮城県議選に続いて過半数割れ 岸田内閣の支持率低迷が影響か 

 任期満了に伴う福島県議選(定数58)が12日投開票され、自民党は3人が落選して過半数を割り込んだ。10月の宮城県議選は公明党との合計でも過半数割れしており、東日本大震災により春の統一地方選と別日程になった東北の県議選で連敗。岸田内閣の支持率低迷が影響した可能性がある。

 自民は9月の岩手県知事選も支援した候補が敗れるなど地方選の苦戦が続いており、今回は小渕優子選対委員長らが応援に入り力を入れた。立憲民主党の泉健太代表ら野党幹部も駆け付けた。

 県議選には19選挙区に全71人が立候補。自民は改選前の会派議席と同じ31人が立ち、無投票当選を含め28人が議席を獲得した。他に推薦した無所属候補1人が当選し、会派入りする方向だ。

 日本維新の会は元職1人が出馬して当選し、初めて党として議席を得た。立民と共産党はそれぞれ1議席減。れいわ新選組が推薦した無所属新人1人が初当選した。投票率は40・73%で過去最低だった。

 政党別当選者は自民28人、立民10人、維新1人、公明4人、共産4人、無所属11人。

 物価高や人口減少の対策、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡る課題が争点となった。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・福島県議会選挙】  2023年11月13日  01:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【選挙】:33歳の女性最年少市長が誕生 元参院議員秘書の川田翔子氏が京都・八幡市長に初当選

2023-11-13 00:36:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【選挙】:33歳の女性最年少市長が誕生 元参院議員秘書の川田翔子氏が京都・八幡市長に初当選

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:33歳の女性最年少市長が誕生 元参院議員秘書の川田翔子氏が京都・八幡市長に初当選

 前市長の辞職に伴う京都府八幡市長選は12日投開票の結果、無所属新人の元参院議員秘書川田翔子氏(33=自民、立民、公明推薦)が初当選した。全国市長会によると、女性の市長当選時の年齢で史上最年少。これまでは2020年に36歳で徳島市長に初当選した内藤佐和子氏だった。投票率は43・67%で、前回を14・03ポイント上回った。

京都府八幡市長選で初当選を決め、花束を受け取る川田翔子氏(右)(共同)

 

 川田氏は市内で支援者らを前に「市政を担っていく責任感と使命感に打ち震える思いだ。全ての世代に寄り添い、成長をつかめるまちづくりをしたい」と話した。

 川田氏は奈良市出身。15年に京都市役所に入庁し、ケースワーカーとして生活相談や支援の業務などに従事した。退職後は自民党参院議員の秘書を務めた。

 前市長の後継指名を受けて出馬。いずれも新人で日本維新の会の元府議尾形賢氏(43)、共産党推薦の元市議亀田優子氏(62)との争いを制した。選挙戦では18歳までの医療費無償化などを訴えた。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・京都府八幡市長選】  2023年11月13日  00:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【選挙】:神奈川県真鶴町で前町長のリコールに伴う町長選、無所属新人の小林伸行氏が当選

2023-11-13 00:36:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【選挙】:神奈川県真鶴町で前町長のリコールに伴う町長選、無所属新人の小林伸行氏が当選

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:神奈川県真鶴町で前町長のリコールに伴う町長選、無所属新人の小林伸行氏が当選 

 神奈川県真鶴町の前町長による選挙人名簿の不正利用問題で、前町長のリコール(解職請求)成立に伴う町長選が12日投開票され、無所属新人で元神奈川県横須賀市議の小林伸行氏(48)が他の新人4人を破って初当選した。投票率は62・16%。真鶴町の町長選は約3年間で3回目だった。

神奈川県真鶴町長選で初当選を決め、万歳する小林伸行氏(共同)神奈川県真鶴町長選で初当選を決め、万歳する小林伸行氏(共同)

 松本一彦前町長は町職員だった2020年、名簿をコピーして町長選の選挙はがきの宛名書きに利用した。不正を認めて21年に辞職し、出直し選に出馬。再選を果たしたが、職員の退職が相次ぐなどし、今年9月のリコール投票で失職した。

 今回の町長選では、混迷を極めた町政の立て直しが争点となった。松本氏は出馬しなかった。

 小林氏は町内で報道陣に「リコール賛成派、反対派、移住者を含め、みなさんと一緒にこれからの真鶴をつくっていきたい」と話した。

 主要候補の得票数は小林氏が1975票、元町総務課長の細田政広氏(64)が1444票だった。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・神奈川県真鶴町の町長選挙】  2023年11月13日  00:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【参院内閣委】:悪質ホスト問題を国会で取り上げた塩村文夏議員「野党の質疑からドラスティックに変わっていく」

2023-11-13 00:15:50 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【参院内閣委】:悪質ホスト問題を国会で取り上げた塩村文夏議員「野党の質疑からドラスティックに変わっていく」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【参院内閣委】:悪質ホスト問題を国会で取り上げた塩村文夏議員「野党の質疑からドラスティックに変わっていく」 

 社会問題化している「悪質ホストクラブ」について、9日の参院内閣委員会での質問で初めて取り上げた立憲民主党の塩村文夏参院議員は、12日までにX(旧ツイッター)を更新。この問題を報じたニュースを引用しながら「警察も本腰を入れて取り締まりをする。野党の質疑から、ドラスティックに変わっていく」と投稿した。12日に参加したイベントについて報告した投稿の中でも「悪質ホストクラブ問題についても、多くの方から応援を頂きました」とポストした。

塩村文夏(あやか)氏(2019年1月25日撮影)塩村文夏(あやか)氏(2019年1月25日撮影)

 塩村氏は9日の質疑で、「売り掛け」と呼ばれる高額な支払金を払うため、客の女性が風俗で働かされたり売春をさせられる実態を指摘。18歳や19歳と若年層の女性もいることに触れ、実際に被害者に面会して話を聞いたとした上で、国側の対応を松村祥史国家公安委員長にただした。

 松村氏は「返済困難な売り掛けをさせることは、常識的に考えて問題ではないか」との認識を示した上で、「違法行為については、売春防止法違反や職業安定法違反で検挙するなどの取り組みを行っている。今後も各種対策を強力に推進されるよう、警察を指導していきたい」と言及。被害内容の深刻さも次々に明らかになる中、対策を進める考えを示した。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・参院内閣委員会・社会問題化している「悪質ホストクラブ」】  2023年11月12日  19:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【杉村太蔵氏】:「派閥人事が大きい」税金滞納の神田財務副大臣が起用された背景を分析

2023-11-13 00:15:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【杉村太蔵氏】:「派閥人事が大きい」税金滞納の神田財務副大臣が起用された背景を分析

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【杉村太蔵氏】:「派閥人事が大きい」税金滞納の神田財務副大臣が起用された背景を分析 

 元衆院議員のタレント杉村太蔵(44)は11日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、税理士資格を持つにもかかわらず、固定資産税の滞納と4回の差し押さえを受けたことを認めた神田憲次氏が、9月の内閣改造で財務副大臣に起用された背景を分析。「派閥人事ということが大きい」と述べ、岸田文雄首相の人事手法に言及した。

杉村太蔵(2021年12月撮影)杉村太蔵(2021年12月撮影)

 神田氏をめぐっては一連の問題を受けて、本人の資質だけでなく、神田氏を財務副大臣に選んだ岸田文雄首相の判断にも、批判が出ている。

 杉村は、岸田首相の人事手法について「徹底的に派閥人事なんですよ」と述べ、自民党内の派閥の意向に沿ったものだと指摘。神田氏が党内最大派閥の安倍派に所属していることを念頭に「安倍派から言われたら断れない。なぜ(派閥の意向を)断れないかというと、国民の支持が低いから。せめて永田町の支持を得ないと政権が維持できないところが、この問題のポイントではないかと思う」と述べた。

 岸田首相は自身の人事について「適材適所」と繰り返しているが、自身が会長を務める岸田派は党内第4派閥で党内基盤は必ずしも盤石でなく、有力派閥の声を聞かざるを得ない事情も指摘されている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣】  2023年11月12日  13:44:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸博幸氏】:「ブラックリストに載っているはず」税金滞納の神田財務副大臣を起用した官邸判断に疑問

2023-11-13 00:15:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【岸博幸氏】:「ブラックリストに載っているはず」税金滞納の神田財務副大臣を起用した官邸判断に疑問

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸博幸氏】:「ブラックリストに載っているはず」税金滞納の神田財務副大臣を起用した官邸判断に疑問 

 元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(61)は11日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演した。税理士資格を持つにもかかわらず、固定資産税の滞納と4回の差し押さえを受けたことを認めた神田憲次財務副大臣が、今も職にとどまっていることについて「あり得ない。本人が辞めないなら、官邸はすぐに更迭すべきだ」と指摘した。

岸博幸氏(2019年10月撮影)岸博幸氏(2019年10月撮影)

 「これだけ国民の関心が税金に集まっている。将来増税かとか、減税かとか、これだけ税に関心がある中、よりによって税を担当する財務省の副大臣が税金を4回も対応し差し押さえ設けた。こういう人が、報道が出た後も在任しているのは普通はあり得ません」と断じた。

 「普通は当然、閣僚や副大臣を任命する前に身体検査をしますが、その段階で情報が上がっていなかったのか」と、起用に至ったことに疑問を示した上で「今回(神田氏が)滞納したのはいわゆる(固定資産税という)地方税。徴収するのは自治体の側だが、4回も滞納して差し押さえも受けているから、当然ブラックリストに載っているはず」と指摘。「国税庁とも情報を共有している可能性も当然、あると思うので、それを本当は(官邸に)上げてもおかしくなかった。もしかしたら官邸が身体検査をしていなかった可能性もある」との認識を示した。

 慶大特任准教授の若新雄純氏も「岸田総理は『聞く力』に能力の全部を振り切ってしまって、決める力がないのではないかと思ってしまう」と、岸田首相の決断力に言及。「(神田氏を)辞めさせて当然だが、一応いろんな立場の人に『辞めさせるべきだよね』『辞めさせるでいいんだよね』と(聞いている)。世論(の声)も聞くんだと思うんですが、世論は時間差がありますよね」とした上で「こういった我々の怒りがそろそろ、明日くらいに届いて『ニュースでも辞めろって言っている。そうか、じゃあ…』っていう総理大臣に、今の日本の状況をずっと任せられるかという不安がますます募る」と、指摘した。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田内閣】  2023年11月12日  13:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【菅義偉前首相】:「しっかり説明する必要がある」理解広がらぬ岸田首相の経済対策に言及

2023-11-13 00:15:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【菅義偉前首相】:「しっかり説明する必要がある」理解広がらぬ岸田首相の経済対策に言及

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅義偉前首相】:「しっかり説明する必要がある」理解広がらぬ岸田首相の経済対策に言及 

 自民党の菅義偉前首相は12日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、岸田文雄首相が打ち出した経済対策に理解が得られていないことを踏まえて説明不足が原因かと問われ「しっかり説明をする必要があると思う」と指摘した。

菅義偉氏(21年6月25日)菅義偉氏(21年6月25日)

 首相が年内の衆院解散見送りを決めたとされることについて、解散の時期について問われると「解散についてはあくまでも総理の判断で、専権事項。(言及は)控えるべきだと思う」と述べるにとどめた。

 一方、自らが持論とする一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で運ぶ「ライドシェア」の導入について、外国人観光客の輸送を念頭に「移動の足が確保されていないことは経済の損失だ」と述べ、避けて通ることができないとの認識を示した。「ライドシェアもタクシーも選択(できる)というのが望ましい。最終的にはそういう方向かなと思う」とも述べ、地方だけでなく観光地や市街地でも利用できるよう、地域を限定することなく解禁することが望ましいとの考えも示した。

 岸田首相が先月の所信表明でライドシェアに触れたことについて「ここまで踏み込んでくれたので大きな一歩だと思う。ライドシェアという言葉を使うことさえできないような状況だったので、そこは変わってきた」との認識を示した。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田政権】  2023年11月12日  12:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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