【産経抄・12.28】:米大統領就任前の日米首脳会談をためらうべきではない
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・12.28】:米大統領就任前の日米首脳会談をためらうべきではない
外務省が26日に公開した1993(平成5)年の外交文書に、当時の宮沢喜一首相が訪米してクリントン米大統領と会談する直前、外務省幹部にこう愚痴る場面が出てくる。「自分は皆がワシントンに行けというのでもともと乗り気ではないが、行くことにしたのである」
トランプ次期米大統領(左)と石破茂首相
▼宮沢氏は「要するに(対米貿易黒字の件で)米国より文句を言われにいくのだろう」と続ける。トランプ次期大統領との対面での初会談が、なかなかセットされない石破茂首相の心境を想像した。首相としては、就任前からいろいろと要求を突きつけられたらたまらないと懸念しているのかもしれない。
▼とはいえ、せっかく安倍晋三元首相の昭恵夫人が訪米してトランプ夫妻に会って間を取り持ち、トランプ氏も当初は断っていた首相との就任前の会談について、「彼らが望めばあり得る」と態度を軟化させたのである。ここで逡巡(しゅんじゅん)したり、引き延ばしたりしたらトランプ氏はどう思うだろうか。
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元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】 2024年12月28日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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