【岸田内閣】:岡田地方創生相が地元有権者に“口止め”工作!「広報掲示板維持管理料」を選挙区内でバラマキ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田内閣】:岡田地方創生相が地元有権者に“口止め”工作!「広報掲示板維持管理料」を選挙区内でバラマキ
やましいことでもあるのか。
10月下旬の日刊ゲンダイ報道で、地元有権者に“買収まがい”のカネを配っていたことが明らかになった岡田直樹地方創生相(参院・石川選挙区)。代表を務める政党支部が2018~20年、選挙区内の有権者に「広報掲示板維持管理料」として1件1万2500~8万円を支出(掲示板1カ所あたり2500円)していた問題がくすぶっている。
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「維持管理」名目で支出していいのか(地元・石川県選挙区掲示板の岡田直樹地方創生相のポスター)/(C)日刊ゲンダイ
総務省によると、掲示板の「設置」に対する支払いは適法だが「維持管理」については、実態がなければ公職選挙法違反の可能性がある。岡田はこれまで国会で「維持管理の実態はある」とし、「問題ナシ」と説明してきたが、本当にそうか。
■取材が来ても「問題ない」と答えるように指示
実態を確かめるため、日刊ゲンダイ記者は岡田氏の支部の収支報告書に記載がある複数の地元有権者宅を訪問。話を聞くと、岡田事務所が有権者らに“口止め”工作を図っている実態が浮かんだ──。
「掲示板に関する報道が出た後、岡田事務所の秘書さんから電話がありました」
冷たい雨が降りしきる11月下旬、日刊ゲンダイ記者が金沢市在住のAさんを訪ねると、バツが悪そうな表情を浮かべてこう話した。秘書に何を言われたのか聞くと……。
「秘書さんは掲示板維持管理料の報道を念頭に『あの件は法律的に全く問題ありませんから』と言っていた。メディアが取材に来ても『問題ない』と伝えるように言われました。まあ、そんな状況なので……、この辺で勘弁して下さい」
同市在住のBさんも、やはりこう言った。
「(日刊ゲンダイの)報道後、岡田さんの事務所から連絡があった。『どこかのメディアからBさんに取材がありましたか?』と聞かれました。また、『今回の件は何も問題ありませんから安心して下さい』と言っていました」
Bさんの様子は明らかにおかしかった。というのも、日刊ゲンダイ記者は10月下旬、Bさん本人を電話で取材。その際、Bさんは「維持管理などしてませんよ」と明言していた。ところが、今回、改めて聞くと「維持管理しています。結構、大変な作業なんですよ」と発言が百八十度変化。“口止め”されたのかと聞くと「いや、そういうことは……」と言葉を濁した。
ただ、一部有権者には“口止め”が利いていないようだった。同市に住むCさんに「維持管理」の実態を聞くと、あっけらかんとした様子でこう話した。
「ポスターや掲示板のメンテナンス? そんなもんしとらんよ。だって、最近のポスターの紙は丈夫で雨水にも強いから。これまで、破れたり壊れたりしたことは一度もないね」
岡田氏はこれまで「石川県は雪が降ることから、ポスターが剥がれたり、破れたりする。その修繕を地元の方にお願いしている」と国会で答弁してきた。しかし、必ずしも地元有権者全員が維持管理しているわけではない。やはり、維持管理料の支出は有権者への「寄付」に当たり、公選法違反なのではないか。地元有権者に“連絡”する前に、国会でキチンと「説明責任」を果たしてもらいたい。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・岸田内閣・岡田直樹地方創生相が地元有権者に“買収まがい”のカネを配っていた問題】 2022年12月03日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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