路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【卓上四季・01.03】:座右の銘

2025-01-04 04:05:35 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【卓上四季・01.03】:座右の銘

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季・01.03】:座右の銘

 新しい年が始まった。おとそを飲み、お雑煮を食べ、初詣に出かける。これといって変わったことがなくても、気持ちだけはあらたまるようだ。正月気分というものなのか

 ▼さて一年の計は…と考えて、立派なものはとんと浮かばない。健康に生きる。機嫌よく過ごす。そんなところか。振り返れば、「座右の銘」にも縁がなかった

 ▼雑誌「暮しの手帖」の最新号がおもしろい特集を組んでいた。タイトルは「わたしの座右の銘」。さまざまな分野で活躍する13人が、生きる指針として心に刻み、自分を導く言葉について語っている

 ▼漫画家ちばてつやさんは<吾唯足知>。われただたることをしる―と読む。「あるがままを穏やかに感謝し幸せに生きなさい」。年をとり大変なこともあるが「生きてるだけで合格」と思えるそうだ

 ▼<どこの世界にも七不思議はある>は川藤(かわとう)幸三さん。阪神タイガースの伝説の代打だった。一度もレギュラーにはなれなかったが、ここ一番で活躍する。先輩が言った「お前はプロ野球の七不思議や」が宝物だ。補欠でも歴史を作れる、と

 ▼歌手UA(ウーア)さんは<空の上に天国はない>。人生も折り返しを過ぎ、この世を大切にする。ジョン・レノンの「イマジン」を基に「今を天国と呼べるように努めたい」。穏やかで平和な世でありますように―。深く共感する。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2025年01月03日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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