路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【適菜収「それでもバカとは戦え」】:毎年恒例の「2024年のバカ」(後編)全員政治家(もどき含む)の快挙…じゃあ第1位は誰だ?

2025-01-05 07:09:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【適菜収「それでもバカとは戦え」】:毎年恒例の「2024年のバカ」(後編)全員政治家(もどき含む)の快挙…じゃあ第1位は誰だ?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【適菜収「それでもバカとは戦え」】:毎年恒例の「2024年のバカ」(後編)全員政治家(もどき含む)の快挙…じゃあ第1位は誰だ? 「ぴい~っすう!」/(C)日刊ゲンダイ

 「ぴい~っすう!」/(C)日刊ゲンダイ

 年末恒例企画「今年のバカ」の後編。今年は全員が政治家(もどきも含む)という快挙。いいんですかね。こんな国で。

【第5位】岸田文雄

 8月14日、自民党総裁選への立候補を見送る意向を明らかにし、「自民党が変わることを示す、分かりやすい一歩は私が身を引くこと」と発言。総裁選で勝つ見込みはないし、追い詰められて辞めるだけなのに、なぜか主体的に選択したかのように胸を張るのが“岸田しぐさ”。

 すべてがこの調子。2022年11月28日、27年度に防衛費と関連経費を国内総生産(GDP)比2%とするよう指示したが、防衛費増額はもともとトランプ政権が安倍晋三に押し付けたもの。アメリカに首根っこを押さえられているだけなのに、独自に動いているように見せかけるのも、惨めというか、恥ずかしい。

【第4位】萩生田光一

 統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題と裏金問題の中心にいた萩生田。東京地検特捜部は立証困難としていきなり裏金事件の捜査を打ち切ったが、萩生田は大はしゃぎ。某演説会では「東京地検に連れていかれることはございません」とネタにしていたという。

【第3位】小泉進次郎

 バカのふりをしているのか、本物のバカなのか、いずれにせよ日々バカの境界を突破する進次郎。

 総裁選の公開討論会で「来年のカナダのG7首脳会議で、総理としてどのようなメッセージを発信するのか」と質問されると「カナダのトルドー首相は就任時43歳。私も今43歳」と答えた。私は「きんは100歳、ぎんも100歳」を思い出した。古いか。

【第2位】百田尚樹

 ユーチューブの番組で少子化対策を議論した際、「小説家のSFと考えてください」「女性は18歳から大学に行かさない」「25歳を超えて独身の場合は、生涯結婚できない法律にするとかね」「30超えたら子宮を摘出とか」と発言。こんなゲスが国政政党の代表って、日本も終わっているね。

【第1位】吉村洋文

 兵庫県知事の斎藤元彦問題などを含め、今の日本の腐敗を象徴するのが吉村。大阪市環境局は万博用地のどこでメタンガスが発生するか分からないことを事実上認めているが、そこに遠足や校外学習を名目に子供が集められるという。“令和の学徒動員”と呼ばれるゆえんである。


 適菜収 作家

 近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。

 元稿:日刊ゲンダイDIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・連載「適菜収「それでもバカとは戦え」」】  2024年12月27日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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