【シリーズ Voice!】:マイナ保険証①現役医師が言いたい「マイナ保険証は意味を成しません」 看護師が訴える「現場では不便しかない」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【シリーズ Voice!】:マイナ保険証①現役医師が言いたい「マイナ保険証は意味を成しません」 看護師が訴える「現場では不便しかない」
〈シリーズ Voice!マイナ保険証①〉
マイナ保険証の問題に関して、これまで多くの方から、たくさんのご意見や情報をいただきました。
12月2日で現行の健康保険証の新規発行がなくなり、原則、マイナ保険証に一本化されます。
しかし、今も取材班には、マイナ保険証移行への不安や疑問の声が寄せられています。
いただいたご意見の中から、いくつかを「Voice!マイナ保険証」と題して、順次ご紹介していきます。(マイナ保険証取材班)
第1回は、医療現場から届いた声をご紹介します。
◆なぜ現場の声を無視して強行するの
【50代女性 看護師 長野県】
地方の診療所で働いています。
高齢者が多く、マイナ保険証での受付は大変な時間がかかるときがあります。
顔認証がうまくいかない、暗証番号忘れた、また、同意するというボタンが続くとイライラしたり、不安になる方もいらっしゃり、結局は次からは現行保険証しかつかいたくないとおっしゃる方もいます。
また、発熱外来は駐車場、車の中で行っていますが、携帯用のカードリーダーはありません。
マイナ保険証は、お預かりするわけにはいかないため、その際は、感染の疑い濃厚な方を中に入れて、マスクを取って顔認証してもらうのでしょうか? 他の患者さんへの感染のリスクが高くなり心配です。
インフルエンザやコロナで高熱が出て、車の中でぐったりしている患者さんは、現在は保険証をその場で預かり、診察も会計も外で出来ていますが、マイナ保険証になった場合はそういうわけに...、
■この記事は会員限定です。残り 1878/2503 文字。続きは、会員登録後、お読み下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます