路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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《月議・01.06》:自分らしさを刻む旅=下桐実雅子

2025-01-07 02:01:30 | 【医療・診療報酬・病気・地域・オンライン診療・マイナ保険証・薬価・医療過誤】

《月議・01.06》:自分らしさを刻む旅=下桐実雅子

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《月議・01.06》:自分らしさを刻む旅=下桐実雅子

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 男性が62%、女性が49%――。

 生涯でがんになる確率だ。高齢になるほど高くなるが、若くして発症する人もいる。

 名古屋市の加藤那津さんは31歳の時、早期の乳がんと診断された。治療でがんを追い出したが、4年後の2013年に再発した。

 同じ年、米俳優のアンジェリーナ・ジョリーさんが「がん予防のために乳房を切除した」と告白して話題を呼んだ。母と祖母をがんで亡くし、本人も乳がんや卵巣がんになりやすい遺伝子の変異を持っていた。このため、発症前に切除を決断したのだった。

 加藤さんにも若年で乳がんになった親類がいた。主治医に相談し、検査を受けると、同じ遺伝子に生まれつきの変異が見つかった。

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連載 月議

毎日新聞朝刊2面に毎週月曜に掲載するコラム。2024年4月から下桐実雅子記者が担当します。


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