私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

元旦の化女沼シジュウカラガン飛び出しは、飛び出す頃に目が覚め、なし。明日はないので、3日頃にでも行くかな。

2005年8月15日(月)鳥の海

2005年08月24日 | 鳥の海
■2005/8/15(月)11:30-13:30【天気】曇り,小雨  シギチ:イソシギ1羽のみ(鳥の海)
【場所】鳥の海,周辺田圃
【種名】カイツブリ,カワウ,ヨシゴイ,ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,スズガモ♂,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ♀3♂1,バン,コチドリ幼羽3,トウネン幼羽1,オバシギ幼羽2,クサシギ1,タカブシギ4,イソシギ1,ジシギSP3,ウミネコ,オオセグロカモメ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,セッカ,ホオジロ,カワラヒワ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科38種)
【備考】鳥の海はほとんど鳥がいない状態で,イソシギ1羽だけ。周辺田圃でシギチが多少出た。チョウゲンボウのいつもの狩り場では,4羽がホバーリングをして獲物を狙っていた。ほとんどチョウゲンボウの斜め下に行ってもそこから動かずホバーリングを繰り返していたところを見ると,そのへんに確実に獲物がいたのだろう。結局獲れずじまいだったが。天気が悪く逆光で,コントラストが悪いので,かなりアップだったのによい写真は撮れなかった。
【写真】

■ホバリングしてヤチネズミ等の獲物を狙うチョウゲンボウ成鳥♀。一帯の田圃はチョウゲンボウの狩り場となっているようで,例年8月初旬から冬季にかけて,3,4羽のチョウゲンボウが見られる。

■休耕田で採餌するトウネン幼羽。トウネン幼羽は渡りの途中は内陸部の田圃や海岸の両方で見られる。

■休耕田で採餌するコチドリ幼羽。7月下旬頃,田圃の畦道の真ん中に,まだ完全に羽が生えないヒナが2,3羽立っているのを見ることがある。車で走るときは要注意だ。

■田圃の畦道で休息するチュウサギとアマサギ。手前のチュウサギは幼鳥か成鳥冬羽かはっきりしない。ただ頭部の羽毛がややまとまっていない感じが,幼鳥のようにも見える(蒲生のコロニーでのチュウサギ幼鳥の感じ)。アマサギ3羽のうち,1羽は冬羽ではなく,幼鳥である。アマサギはヒナの時は嘴が黒いが,たんだん黒い部分少なくなっていって,乳橙黄色と薄い黒が混じった感じになる。写真では嘴の付け根と嘴の先がやや黒いが,これが最後には橙黄色になる。アマサギは成鳥夏羽から冬羽への換羽の過程は色が色だけに非常に分かりやすい。橙黄色の羽というより毛と言った方がいい羽が,少しずつ抜けていってまばらになっていく。背の長い飾り羽も抜けていく。人間には冬毛とか夏毛とかはたぶんないので,自分で染めるのだろう。白髪というのはまた複雑な意味があるのだが。


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