私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

もうすぐ4月でシギチシーズンが始まりますね。

2005年8月17日(水)大沼・赤沼

2005年08月29日 | 大沼・赤沼
■2005/8/17(水)14:30-15:00【天気】晴れ 
【場所】大沼,赤沼
【種名】カイツブリ,チュウサギ,アマサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,チョウゲンボウ♀1,クサシギ1,ハジロクロハラアジサシ幼羽1,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,セッカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科18種)
【備考】大沼は特にいなかったが,赤沼は水が落ちているのを期待していったが,まだ満水状態だった。

沼中央をクサシギがヒシの葉の上に降りようと何度も回っていて,そのうち諦めて沼から出て行ったと思ったその瞬間,別の白い小型の鳥が沼の中央から飛び立って旋回を始めた。餌を求めて飛ぶその姿は沼アジサシそのもので,急いで双眼鏡で確認した。最終的には,帰宅してから確認したが,クロハラかハジロの幼羽に違いないと思って写真を撮り続けた。降りたのを双眼鏡で見て,各所の特徴をメモした。ハジロクロハラアジサシは成鳥を蒲生,東北本線JR東日本松山駅前の池でかつて見たことがある。幼羽は初めてだったので,うれしかった。
【写真】
  


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2005年8月17日(水)蒲生海岸

2005年08月29日 | 蒲生海岸
■2005/8/17(水)13:30-14:30【天気】晴れ 
【場所】蒲生干潟,海岸,七北田川河口,サギのコロニー
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,スズガモ♂2♀1,ミサゴ2,トビ,ハヤブサ若鳥1,シロチドリ2,トウネン幼羽4,キリアイ幼羽1,オバシギ幼羽2,アオアシシギ幼羽1,キアシシギ23,ソリハシシギ3,ジシギSP2,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ夏羽1,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科37種)
【備考】鳥の海から蒲生に来た。最初にサギのコロニーに寄ってサギの成長の様子を観察した。アマサギの幼鳥がいて,嘴の色が変わっている個体を見ることができた。他の種類の幼鳥たちもだいぶ地面に降りていた。少しずつコロニーから巣立っていくのだろう。今年は9月の何日までいるか楽しみである。蒲生干潟に来るといつものシギチのメンバーがいる。毎日入れ替わってはいるのだろうが,アオアシシギ,ソリハシシギ,オバシギ,キアシあたりは変わっていない。今日は日和山の上から見ていたらジシギが2羽飛んでいったが,おそらくオオジシギかタシギだったろうが,確認できなかった。キリアイの幼羽が1羽いた。今日はキアシの数がだいぶ多かった。全部数えたら23羽いた。
【写真】

■アマサギ幼羽。ヒナの時黒かった嘴が,付け根と先端から橙黄色になっていくのがわかる。これくらい大きくなればもう少しで巣立ちが出来るだろう。
  
■シャコを捕まえたコサギ幼鳥。茹でたシャコとは違う活きの良さ。この日はキアシシギも小さなシャコを捕まえて食べていた。となりはウミネコ(第3回夏羽から冬羽に移行中)がシャコを捕まえたところ。何となく殻だけのような感じもするが。
  
■アオアシシギ幼羽とオバシギ幼羽。足はどちらも同じような濁った黄緑色。
 
■オバシギ幼羽2羽。この2羽のオバシギはあまり人を恐れることもなくしばらく蒲生に滞在している。
■日和山の向かいの干潟の葦原にコサギとカルガモが休息している。そこへ採餌しながらちょこまかやってきたのはキアシシギとキリアイ幼羽である。


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