私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

観察図鑑 カンムリカイツブリ

2005年11月20日 | 観察図鑑
カンムリカイツブリの成鳥冬羽と第1回冬羽
【場所】鳥の海
【月日】11/3(第1回冬羽)11/19(成鳥)
【備考】
 第1回冬羽の目は,成鳥の暗赤色の虹彩とはずいぶん違う。また,第1回冬羽の顔には幼羽の黒斑の一部が残っている。嘴も成鳥冬羽に比べピンク色が淡いようだ。成鳥冬羽は猫の耳のような冠羽があって可愛い感じがする。潜水して浮上した直後は耳の部分が濡れているので,平らに見える。また,潜水直前も体勢上,平らになるようだ。後頸の飾羽も白色になっているが,その形状を多少とどめている。成鳥夏羽は3月から4月渡去前に見ることができる。
 潜水を繰り返すカンムリカイツブリにユリカモメがつきまとって,捕まえた魚を横取りしようとするのをよく見かける。瞬間芸のカワウほど飲み込むのが速くはないようだ。
 鳥の海には1975年に観察を始めたときから,見ているが数はこれほど多くはなかった。間近で冬羽の大群を見ようとしたら,石巻の雲雀公園テトラポッド前の海面がいい。
 8月にソウルの漢江(ハンガン)で夏羽のきれいな個体を見たことがある。
【写真】
 


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