私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10月31日午後、まだ3羽しか見つけられなかったが、遠くばかり探していたら、かわいい顔で下にいるではないか。

観察図鑑 キジ

2006年05月04日 | 観察図鑑
■2006/5/4(水)
【場所】伊豆沼3工区
【種名】キジ科キジ
【備考】キジは英名がCommon Pheasantで,ちなみに発音は「フィザント」ではなく,「フェザント」です。春先,農耕地を♂の群れが何十羽も群れで歩いているのを見かけますが,非繁殖期は♂♀別々に生活するのだそうです。ちなみに寝るときは樹上と本に書いてありますが,私はキジが木に止まって寝ているのをまだ見たことはありません。春の繁殖期,♂が「ケーン」と鳴いたあと,「ドドドド」と羽ばたきで大きな音(「ほろ打ち」という)をたてます。縄張り宣言や♀へのアピールということらしいですが,この写真の場合は,♀が餌を探しながらさっさと♂をおいて歩き出したのを見た♂が,後ろからケーン・どどどどどっとやったものです。しかし,♀はお構いなく田圃をそちこち歩き回っていました。何となく空しい「ほろ打ち」でした。
<参考文献>
杉坂 学監修『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑-日本で見られる340種へのアプローチ』P49 成美堂出版 2002年
市田則孝監修『野鳥-しぐさでわかる身近な野鳥』P48-49 学習研究社 2006年

【写真】大きいサイズと小さいサイズを用意しました。ほろ打ちは1枚だけです。
 
■キジ♂LサイズとSサイズ(規定により1M以下に押さえてあります)
 
■キジ♀LサイズとSサイズ

■「ほろ打ち」をするキジ♂と無視する?♀


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