■2006/7/1(土)~2日(土)仙台-苫小牧航路(MS ISHIKARI)
①2006/7/1(土)4:00~17:00【天気】晴れ
【場所】尻屋崎沖~苫小牧港,ウトナイ湖,北大研究林
【種名】コアホウドリ2,クロアシアホウドリ3,フルマカモメ暗色型3,オオミズナギドリ+,ハイイロミズナギドリ+,ハシボソミズナギドリ+,コブハクチョウ2,マガモ+,アオサギ1,トビ,キジバト,コチドリ3,ウミネコ,ツツドリ,ホトトギス,エゾアカゲラ1,クマゲラ(研究林資料館南側林餌場,留守),ヒヨドリ,ノビタキ,マミジロ,クロツグミ,アカハラ,ウグイス,エゾセンニュウ,コヨシキリ,センダイムシクイ,オオルリ,キビタキ,アオジ,オオジュリン,カワラヒワ,ベニマシコ,ニュウナイスズメ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科33種)
【備考】
航路は晴天ベタ凪で,アホウドリ類やミズナギドリ類は懸命に羽ばたいて飛んでいた。キタオットセイが数回,クジラSP2頭,イシイルカは3回見られた。この季節にしては天候のせいか海鳥の個体数が少ない。津軽海峡を通過する頃にはほとんどいない状態で,苫小牧港に入った。
ウトナイ湖では一通りの鳥は出たが,シマアオジは今回も空振り。昭和30年に設立され,昨年夏をもって閉鎖されたウトナイYH前の広場に,アカハラ,エゾアカゲラ,エゾセンニュウ,アオジ,ベニマシコがいた。ベニマシコの鮮烈な夏羽(標識足輪付)もさることながら,ものすごい早口で盛んに囀っていた。
演習林ではクマゲラが昨日の午前中はいたというが,今日は見ることができなかった。研究林の中を流れる幌内川を道沿いに上流に歩いて行くと,ツツドリの声が遠くに聞こえ,近くではアカハラやクロツグミが鳴いていた。小径を分け入ると,オオルリの幼鳥が枝に止まって,近くで成鳥の声がする。幼鳥は止まり方が成鳥そっくりだ。
②2006/7/2(日)4:00~7:30【天気】雨・霧~曇り~豪雨
【場所】大船渡沖~気仙沼大島沖~金華山沖
【種名】コアホウドリ+,クロアシアホウドリ+,オオミズナギドリ++,ハイイロミズナギドリ6,ハシボソミズナギドリ++,ハイイロウミツバメ2,ウミネコ+(3科7種)
【備考】3時50分に起床してデッキに出たが,雨と霧でほとんど見えず。5時過ぎから雨は上がったが完全な曇り空。かなり暗く,霧で視界が悪い。しかし,外を見ると,ハシボソミズナギドリが飛びはじめたので,再びデッキに出た。ハイイロウミツバメは5時10分頃船首方向へ飛んでいった。双眼鏡で識別のため追いかけていたので,写真は撮れなかった。その後クロアシアホウドリが何羽かでたあと,6時過ぎにちょっと遠くにウミネコが浮いているなあと思ったら,飛び始めて,ソアリングしているではないか。コアホウドリの群れ10数羽で,気づいたが後の祭り,写真に撮れたのは群れのずっと後の方にいた1羽だけだった。そのうちハシボソミズナギドリとオオミズナギドリの大群がずっと見られた。クロアシアホウドリも次々に飛んで行く。ペアで飛んでいるのもけっこういた。しかし,この頃から豪雨になり,金華山沖以降はまったく外にも出られない状態になってしまった。仙台港ではさらに雨がひどかった。何回かこの季節にこのルートで海鳥を見ているが,大体,出る海域,鳥種は同じようだ。今回はクロアシアホウドリとコアホウドリがたくさん見られたのが今までにはないことだった。コアホウドリは残念だった。出来れば漁船にのって明るい日中にこのコースをゆっくり見ることができたら,かなりいい写真が撮れるだろうと思った。
【写真】

■回遊中のキタオットセイ海面から首を出してきょろきょろしていた。/フルマカモメ,短い胴体に比して翼他のミズナギドリ同様長い。

■ノビタキの幼鳥/コヨシキリ/ベニマシコ♂標識つき

■センダイムシクイ,しきりに「フィー,フィー」と地鳴きしていた/アオジ♂の囀り/コチドリ

■マガモ成鳥/マガモ幼鳥/マガモ成鳥エクリプス

■オオルリ幼鳥

■クロアシアホウドリ

■クロアシアホウドリ/コアホウドリ
Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
①2006/7/1(土)4:00~17:00【天気】晴れ
【場所】尻屋崎沖~苫小牧港,ウトナイ湖,北大研究林
【種名】コアホウドリ2,クロアシアホウドリ3,フルマカモメ暗色型3,オオミズナギドリ+,ハイイロミズナギドリ+,ハシボソミズナギドリ+,コブハクチョウ2,マガモ+,アオサギ1,トビ,キジバト,コチドリ3,ウミネコ,ツツドリ,ホトトギス,エゾアカゲラ1,クマゲラ(研究林資料館南側林餌場,留守),ヒヨドリ,ノビタキ,マミジロ,クロツグミ,アカハラ,ウグイス,エゾセンニュウ,コヨシキリ,センダイムシクイ,オオルリ,キビタキ,アオジ,オオジュリン,カワラヒワ,ベニマシコ,ニュウナイスズメ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科33種)
【備考】
航路は晴天ベタ凪で,アホウドリ類やミズナギドリ類は懸命に羽ばたいて飛んでいた。キタオットセイが数回,クジラSP2頭,イシイルカは3回見られた。この季節にしては天候のせいか海鳥の個体数が少ない。津軽海峡を通過する頃にはほとんどいない状態で,苫小牧港に入った。
ウトナイ湖では一通りの鳥は出たが,シマアオジは今回も空振り。昭和30年に設立され,昨年夏をもって閉鎖されたウトナイYH前の広場に,アカハラ,エゾアカゲラ,エゾセンニュウ,アオジ,ベニマシコがいた。ベニマシコの鮮烈な夏羽(標識足輪付)もさることながら,ものすごい早口で盛んに囀っていた。
演習林ではクマゲラが昨日の午前中はいたというが,今日は見ることができなかった。研究林の中を流れる幌内川を道沿いに上流に歩いて行くと,ツツドリの声が遠くに聞こえ,近くではアカハラやクロツグミが鳴いていた。小径を分け入ると,オオルリの幼鳥が枝に止まって,近くで成鳥の声がする。幼鳥は止まり方が成鳥そっくりだ。
②2006/7/2(日)4:00~7:30【天気】雨・霧~曇り~豪雨
【場所】大船渡沖~気仙沼大島沖~金華山沖
【種名】コアホウドリ+,クロアシアホウドリ+,オオミズナギドリ++,ハイイロミズナギドリ6,ハシボソミズナギドリ++,ハイイロウミツバメ2,ウミネコ+(3科7種)
【備考】3時50分に起床してデッキに出たが,雨と霧でほとんど見えず。5時過ぎから雨は上がったが完全な曇り空。かなり暗く,霧で視界が悪い。しかし,外を見ると,ハシボソミズナギドリが飛びはじめたので,再びデッキに出た。ハイイロウミツバメは5時10分頃船首方向へ飛んでいった。双眼鏡で識別のため追いかけていたので,写真は撮れなかった。その後クロアシアホウドリが何羽かでたあと,6時過ぎにちょっと遠くにウミネコが浮いているなあと思ったら,飛び始めて,ソアリングしているではないか。コアホウドリの群れ10数羽で,気づいたが後の祭り,写真に撮れたのは群れのずっと後の方にいた1羽だけだった。そのうちハシボソミズナギドリとオオミズナギドリの大群がずっと見られた。クロアシアホウドリも次々に飛んで行く。ペアで飛んでいるのもけっこういた。しかし,この頃から豪雨になり,金華山沖以降はまったく外にも出られない状態になってしまった。仙台港ではさらに雨がひどかった。何回かこの季節にこのルートで海鳥を見ているが,大体,出る海域,鳥種は同じようだ。今回はクロアシアホウドリとコアホウドリがたくさん見られたのが今までにはないことだった。コアホウドリは残念だった。出来れば漁船にのって明るい日中にこのコースをゆっくり見ることができたら,かなりいい写真が撮れるだろうと思った。
【写真】



■回遊中のキタオットセイ海面から首を出してきょろきょろしていた。/フルマカモメ,短い胴体に比して翼他のミズナギドリ同様長い。



■ノビタキの幼鳥/コヨシキリ/ベニマシコ♂標識つき



■センダイムシクイ,しきりに「フィー,フィー」と地鳴きしていた/アオジ♂の囀り/コチドリ



■マガモ成鳥/マガモ幼鳥/マガモ成鳥エクリプス



■オオルリ幼鳥



■クロアシアホウドリ



■クロアシアホウドリ/コアホウドリ
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