私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2006年6月17日(土)栗駒山麓

2006年07月17日 | 花山湯ノ倉温泉
■2006/6/17(土)9:00-12:00【天気】晴れ,曇り
【場所】栗駒山麓
【種名】カルガモ,シノリガモ♀1,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,キジバト,アオバト(S),ツツドリ,アマツバメ,アカショウビン(S),ヤマセミ,アカゲラ,オオアカゲラ,コゲラ,ツバメ,イワツバメ,キセキレイ,ヒヨドリ,カワガラス成鳥3,幼鳥1,ヤブサメ,ウグイス,エゾムシクイ,センダイムシクイ,キビタキ,オオルリ,サンコウチョウ(S)3,コガラ,ゴジュウカラ成鳥2,幼鳥1,メジロ,カケス,ハシブトガラス,ハシボソガラス(19科32種)
【備考】今シーズン2回目。最初にノスリを見た。同じ場所を何度も旋回していたので,もしかして営巣しているのかも知れない。サンコウチョウはいずれも杉林3カ所でかなり大きな声で囀っていた。車を停めてガードレールから杉林を見たが結局見つけられなかった。ちなみにサンコウチョウは私の職場の裏山に5月からいてしきりに鳴いている(イカルも)。ブナ林を行くと,前回も群れが出たところにやはりゴジュウカラの成鳥と幼鳥がいた。ところが谷を挟んで反対側にハシボソガラスが営巣していて,ちょうど,ゴジュウカラとハシブトガラスとシノリガモが共に繁殖しているという状況になっている。ハシブトガラスは群れで盛んに鳴いていた。フィールドに着いて1時間ほどするとアカショウビンの声がする。前の渓流ではカジカが餌になるとも知ってか知らずか,しきりに鳴いている。結局,カジカを捕食するシーンも見られなければ,声はすれど姿は見えずの状況だった。カワガラスの成鳥と幼鳥がしきりに採餌していた。カワガラスは,水中で歩く,潜る,頭を出して泳ぐ,頭を入れて餌を探しながら泳ぐというふうに何でもありだ。そのうち,頭上をオオアカゲラとアカゲラのペア?が飛んでいった。同じ個体かは全くわからないが,昨年もオオアカゲラとアカゲラが一緒に行動していた。それからまた今度はヤマセミ(おそらく♀)が渓流を上流に向かって飛んでいった。流し撮りしたが,証拠写真にしかならなかった。肝心のシノリガモだが,今年は繁殖に失敗したらしい。営巣後,巣が増水で流されたか,ハシブトガラスにヒナをやられたかは定かでないが,営巣後は♂はいなくなって♀だけがしばらく残っているというのが例年のパターンである。
【写真】
  
■ゴジュウカラ/カワガラス幼鳥
  
■カワガラス成鳥/幼鳥/成鳥
  
■泳ぐカワガラス幼鳥/頭を水の中に入れて餌探しをする幼鳥/シノリガモ成鳥♀,羽が水をはじく様子がよく見える。
  
■足がなかなかたくましそうなシノリガモ成鳥♀。藻がついた岩でも滑らなそうな感じだ。


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