私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

蕪栗沼の月にハイチュウを狙ったが、天気予報が変わり、曇りで断念。鳥の海以外の在庫アップ完了。明日から鳥の海。

2006年7月8日(土)ビール工場・蒲生海岸

2006年07月09日 | 蒲生海岸
■2006/7/8(土)11:00-12:00【天気】曇り,小雨
【場所】ビール工場,蒲生海岸
【種名】カワウ1,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,カルガモ,トビ,チョウゲンボウ,シロチドリ2,キアシシギ2,ウミネコ,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,コヨシキリ,オオヨシキリ,メジロ,スズメ,ハシボソガラス(15科20種)
【備考】先週,北海道からの帰りに蒲生による予定だったが,土砂降りのためサギのコロニーに行かないでしまったので,今日行ってみることにした。ずっと以前はどのヒナ(幼鳥)がどのサギの子どもかわからなかったが,さすがに餌をやっている成鳥がその幼鳥の親だろうと思ってみると,よく似ているものだ。例えば,アマサギは緋色の猿のような顔をしているが,幼鳥は白黒の猿である。嘴の先だけちょっと黄色で全体は黒いので,嘴だけ見るとチュウサギと思ったこともあったが,嘴の太さといい,顔といい,やっぱりアマサギだ。チュウサギの幼鳥はアマサギのそれと比べるとなかなかカラフルだ。嘴の先がほんの少し黒く,あとは目先まで黄色主体だが,嘴は熟したバナナ,目先はまだ青いバナナという感じである(変なたとえだが)。このコロニーは誰でも見られるが,この季節はダニがいたり,変な虫が地面にいるので注意したい。
 蒲生に行くと,干潟は出ていたがシギチは七北田川河口の中州にシロチがいたくらいと,葦原の近くでキアシシギが2羽で採餌していたくらいだった。オオヨシキリの声があちこちで聞こえる他は,中州のウミネコの群れに変な鳥もいるわけではなく,いたってありふれた光景であった。昨年来,カラシラサギが来ていないのがとてもさびしいことだ。
【写真】
  
■ゴイサギ幼鳥。翼というのは使わないときはコンパクトにたたむことができ,雨が降れば合羽の代わりにもなり,使うときは大きく伸ばすという点で,実によくできている。
  
■人(筆者)の姿を見て,さっさと子どもを置いて逃げ出すアマサギの親/アマサギの幼鳥は白黒おサルという感じでなかなかのキャラクターだ。
  
■アマサギ成鳥夏羽/抱卵するアマサギ/アマサギの親子
  
■抱卵するチュウサギ/チュウサギの親子/チュウサギの幼鳥と抱卵するアマサギ


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