私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

元旦の化女沼シジュウカラガン飛び出しは、飛び出す頃に目が覚め、なし。明日はないので、3日頃にでも行くかな。

2006年10月14日(土)酒田市飛島

2006年10月17日 | 酒田市飛島
■2006/10/14(土)10:40-13:00【天気】晴れ
【場所】山形県酒田市飛島
【種名】オオミズナギドリ,マガモ,カルガモ,トビ,ミサゴ,ハヤブサ3,オオセグロカモメ,ウミネコ,アジサシSP,ウミスズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ビンズイ,ヒヨドリ,(オガワコマドリ),ノビタキ,イソヒヨドリ,ウグイス,(ムジセッカ),シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,コホオアカ,ミヤマホオジロ,ノジコ,アオジ,(アカマシコ),スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(17科27種)
【備考】昨年は9月中旬に行ったので,今年は10月中旬にした。オガワコマドリ,ズグロチャキンチョウ,アカマシコ,ムジセッカがいたそうだが何しろ日帰りなので,いつものようにざっと一周して終わりだった。オガワコマドリのポイントも教えてもらったが,帰りの時間があるので待つことが出来ない。今回は秋らしいノビタキの写真とヤツガシラの写真を撮るのが第1の目的だったが,ヤツガシラは見ることができなかった。また,昨年9月に来たときいっぱいいたエゾビタキも見ることができなかった(いたのだとは思うが)。ノビタキは主に避難所のグラウンドで,ミヤマホオジロとノジコは学校の校庭で撮影した。珍鳥もさることながら,ちょっと回っただけでもいつもはそう見られない小鳥が当たり前にいるところが飛島のすごさだ。ノジコは3,4羽の群れで採餌していたが,どれもまるまる太っていた。ノジコというと目の高さやそれ以下で,しかも至近距離で見たことはこれまでなかったのでとても感動した。ミヤマホオジロの♂が上空のハヤブサの鳴き声に警戒して,しきりに上を見ているのはおもしろかった。緊張しているときは,頭の黄色い羽毛は水平に止まっていても畳んでいるように見える。次回は11月か12月に行ってみたい。
【写真】
  
  
■秋の飛島はあちらこちらにノビタキがいる。絵になる風景がいくつもある。宮城県ではこんなに狭い範囲にいっぱいノビタキがいる場所はない。秋の蕪栗沼白鳥地区の土手沿いでもけっこうな個体数が見られることがあるが・・・。
  
  
■かなり栄養状態がいい?ノジコ♂。逆さになっていると何の鳥かほとんどわからない。いつもは梢や電線で囀っているのを見上げるしかないのだが,ここでは地面(小学校の)で採餌したり,植木に止まっていたりする。
  
■ミヤマホオジロ♂。校庭の草原で採餌していたが,上空をハヤブサ3羽が鳴き交わしながら旋回しているのを見つけるとすぐ灌木に止まり,不安そうに黄色い羽毛を引っ込めて上を見ていた。
  
  
■今回はミヤマホオジロの♀をじっくり観察することが出来た。宮城県や地元仙台にもいるにはいるが数は多くないし,いつでも会えるというわけではない。しかし,ここでは,たくさんのミヤマホオジロを見ることができるし,ホオジロより明らかに個体数が多い。


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