私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

今日も明日も日中、2,3℃。これは寒い。早く暖かくなってほしいですね。写真は1月11日の伊豆沼。

2024年12月16日(月)東よか干潟

2024年12月29日 | 県外・国外・その他

■2024年12月16日(月)6:52-:11:05【天気】晴れ【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500
【場所】東よか干潟、周辺耕地
【種名】ツクシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、カワウ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、オオバン、ダイゼン、シロチドリ、ソリハシセイタカシギ、ダイシャクシギ、ツルシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、ハマシギ、ユリカモメ、ズグロカモメ、セグロカモメ、ホイグリンカモメ、タイミルセグロカモメ、トビ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツリスガラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、オオジュリン(21科44種)※見ないでしまった鳥:カササギとコクマルガラス淡色型 タイミルセグロカモメは亜種不明
【メモ】今回の遠征鳥見の第一目標が東よか干潟の前回吹雪再チャレンジだった。前回は2022年12月23日(金)だったが、年休を1日もらって、今回は12月16日(月)の満潮時5.3mの日にした。前日、諫早干拓の帰りに東よか干潟に寄ってみた。まだ、日没まで時間があり、潮が遠くまで引いていて、その先に海苔網を支える支柱が見える。その干潟に、カモやカモメ、シギチ、クロツラヘラサギがいて採餌しているのがはるか遠くに見えた。堤防に備え付けの望遠鏡で見ると、ハマシギが蟻のように動き回っているのが見えた。なるほど、これでは干潮の時は無理ということがよくわかる。このあたりが宮城県の常識とは、全く違うところだ。潮が引くレベルが違うし、干潟の面積は比較にならない。塩釜とか松島でいえば、奥松島まで全部引いても全然足りない。googlemapで縮尺5Kmで比較すれば、そのスケール感がよくわかる。何しろ湾ではなく”有明海”だから。
 さて、早朝、真っ暗な5時30分に起床して、現地には月を見ながら6:40頃到着。まだ、朝日が昇っていない。ビジターセンターに着くと、隣接する水を張った田んぼに、おなじみのナベヅルの作り物があって、すぐわきには本物のアオサギが寒いのか身を縮めていた。堤防に上がりしばらく見ていると、海は金色に染まりとても美しかった。前日、ビジターセンターの方から、あまり潮は引かないという話をされ、明日もほぼ同じ潮位なので、干潟の白く光っているところまで、潮が満ちる地点という話だった。2022年の時はすぐ近くまで満潮だったはずだがと思ったが、あまり近くないなと思い、でっかく撮るより、風景を入れて環境写真っぽく撮ることに決めた。こういう時は、R5とRF100-500は本当にいい。7時53分にオオタカ若鳥が堤防を越えて、ダイシャクシギの群れに襲いかかった。夜明けからずっと見ていると、けっこう、潮が満ちてくるのに合わせて鳥の動きが多かったが、これは猛禽による移動ということになる。
 それから、満潮は10時過ぎなので、しばらくあるということで、周辺を見ることにした。潮が満ちて来ていつの間にかクロツラヘラサギの群れがいなくなっているのに気づき、たぶん、耕地に行っているだろうと思って、堤防沿いに車を走らせていると、いました。けっこうな数のクロツラヘラサギとヘラサギの群れが、アオサギの群れと一緒にいた。ついでに見ている水路の草むらからツリスガラが2羽やってきたが、すぐに飛んで行ってしまって、全く写真には撮れなかったのは残念。ずっと昔に谷津干潟で見て以来だったが。それから、時間になったので、干潟に戻ると、やはり前回、柵の前までいたのが、ちょっと遠かったが、景色が素晴らしかった。シギチも前回同様の種類と個体数だったような感じがしたが、あえて言えば、ダイゼンの群れが少なかったように思った。
しばらく見て、最後にまた猛禽が出たのか、ソリハシセイタカシギとダイシャクシギの群れが一斉に飛び立つシーンを見て、終了とした。来てみて本当によかった。
【写真】
  
コールドムーン/ビジターセンター近く/堤防からの眺め
  
干潟前面/クロツラヘラサギがいるが、よく見ると溝の中にもいる。潮が満ちれば移動する
  
オオタカ若鳥の襲来/飛び立ちダイシャクシギ/ハマシギ他、今回ここで見られたシギチの種類が全部写っている
  
柵前の泥地。ここはまだいいが、もっと行くとはまってしまう。/シチメンソウ/ダイシャクシギ。後ろにアオアシシギとコアオアシシギ
  
ミヤマガラス成鳥と幼鳥/クロツラヘラサギとヘラサギの群れ。目の下が黄色い生殖羽のクロツラもいる。
  
溝が好きなのか/水を張った耕地にズグロカモメ1W/ツクシガモ
  
ツクシガモとダイシャクシギ/ズグロカモメ1W。耕地の乾いた土の上にけっこうな数がいて、それがほぼ1W。
  
ツクシガモ他/シロチとハマシギ/セグロ、タイミル、ホイグリン
  
手前からセグロ、タイミル、ホイグリン/ホイグリン、タイミル
  
ズグロカモメadWの群れ/ツルシギとツクシガモ/ツクシガモ。遠くに海苔養殖網と支柱が見える。/ツクシガモとダイゼン
  
手前がタイミル、左がホイグリン2羽、右がセグロカモメ/飛び立つハマシギ
  
セグロカモメ4W/ダイゼンの群れ/ソリハシセイタカシギ
  
飛び立つダイシャクシギとソリハシセイタカシギ/
  
ツクシガモ/メジロ
  
証拠写真のフロントガラス越しコクマルガラス/ズグロカモメ1W


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