私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

もうすぐ4月でシギチシーズンが始まりますね。

2007年9月1日(土)石巻雲雀地区埋立地

2007年09月17日 | 石巻雲雀地区
■2007/9/1(土)9:50-14:40【天気】曇り時々晴れ
【場所】石巻雲雀地区埋立地
【種名】カワウ,マガモ,スズガモ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ成鳥,チョウゲンボウ成鳥♀,コチドリ4,シロチドリ8,メダイチドリ12,ダイゼン2,ヨーロッパトウネン成鳥夏羽1幼羽1,トウネン幼羽300+,ヒバリシギ幼羽1,ハマシギ3,エリマキシギ幼羽♂4不明2,キリアイ幼羽2,タカブシギ幼羽1,キアシシギ幼羽16,ソリハシシギ幼羽4,チュウシャクシギ幼羽1,アカエリヒレアシシギ幼羽1,ユリカモメ夏羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(11科29種)
【備考】今日はじっくり時間をかけてシギチを探すことにした。最初にいつものように南側からトウネンの写真を撮影しながら,トウネン島を南端から
順に見ていった。いったん最後まで行ってまた戻ると,昨年ヒメハマシギがいたトウネン島に,やたら羽色の違うコントラストのはっきりしたトウネンぽいシギがしきりに採餌している。写真をかなりの枚数撮影し,予想としてはトウネン似の珍し系と考えた。ヨロネンはじめいくつか候補は思い浮かぶが,確定できない。まあ,あとから分かるだろうと思い,今度は沼の方に行った。ヨロネンにしては嘴が太いし,足は短く見えるし,明確に違うのは羽色とパターンだけという感じだった。沼に行くと,ソリハシシギ,ヒバリシギ,キリアイ,アカエリ,エリマキといろいろいたが,対岸の岸にまたまた変なシギを発見。どうせトウネン夏羽だろうと思い,とりあえず遠いが撮影だけはした。ミサゴが今日はやたら飛んだり,ハヤブサが垂直降下したり,チョウゲンボウがホバーリングしたりとおもしろかったが,オオセグロカモメまでシギチをからかうように同じようなまねをするので,シギチはたまったものではない。そのうちハヤブサがやってきて,沼のエリマキシギを襲い,2羽が追いかけられ,草原に落ちたところをおそらく1羽は捕食されたろう。トウネンを喰うより,確かにエリマキの方が大きくて食べがいがあるに違いない。それからもう一度,トウネン島に行き,先ほどのエリマキがいるのを確認して終わりにした。この後蒲生に行くと県支部のステーション開きをやっていて,テントを張るのを若干手伝い,お相伴をさせていただいて帰宅した。9日にも行ったが,すぐヨロネンの夏羽を見つけ,この日は満足してすぐ帰った。
【写真】
 
■ヨーロッパトウネン幼羽が写真右端上に写っている/ヨーロッパトウネン成鳥夏羽,周りはキリアイとエリマキ
 
■ヨーロッパトウネン幼羽とトウネン幼羽。羽衣にかなり相違点があるが,ほとんど採餌してこういう感じだったので,その他の特徴はあまり分からなかった。/ヨーロッパトウネン成鳥夏羽。夏羽が摩耗,色褪せてきている。
撮影写真はこちらです。ブログの右サイドメニュー「観察記録写真」からもリンクしています


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