私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

道東に行ってる間に、コオバシギがいるというので行ってみた。足元でうろちょろしていたのがコオバでした。

2011年7月10日(日)牛橋・鳥の海

2011年07月10日 | 鳥の海
■2011/7/10(日)8:11-10:04【天気】晴れ
【場所】牛橋・鳥の海
【種名】カワウ,ササゴイ,ダイサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ♀,バン,シロチドリ,キアシシギ2,オオセグロカモメ,ウミネコ,コアジサシ,沼アジサシSP2,キジバト,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ホオジロ,カワラヒワ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科26種)
【メモ】牛橋ではまだヒナもだいぶいたが,飛べる幼鳥があちこちにいた。鳥の海に行くとシギチは全然だったが,鳥の海荘の前面あたりで沼アジサシが飛んでいるというAさんの情報で対岸から見ると,確かに2羽飛んでいた。回って近くで見ようと水門近くまでくると,道の真ん中に,コアジサシの幼鳥が3羽いた。ブレーキを踏んで(以前,嵐の日の巡回でアカエリヒレアシシギの群れが道路の真ん中で休んでいたに突っ込んでしまって3羽落鳥させてしまったのを思い出した)何とか轢かずにすんだ。しかし逃げるわけでもなくそのままそこにいる。車からおりて,近づき,何枚か撮影しているとやっと飛んでいったが,また道路の真ん中に降りた。しょうがないので,駐車場近くまで撮影しながら追い払った。親らしいコアジサシのペアが周辺を飛んでいて小魚を捕っては,幼鳥に与えていた。幼鳥は3羽とも標識の足輪をしているので,牛橋からやってきたものだろう。幼鳥が飛べるようになると,子どもたちを引き連れて餌があるところに移動しつつ,南下していくのかもしれない。越冬地までいったい何割がたどり着けるのかわからないが,親から餌をもらいつつ大きくなって,やがて自分で餌が捕れるようになりながら,越冬地へ向かうのだろう。コアジサシの生活史はよくわからないが,がんばれ!と応援したくなるのだった。さて,そうこうしているうちに,地震があり,暑さで自分がふらついているのかと思ったらそうではなく,H氏からも大丈夫?という連絡もあり,沼アジサシの確認は諦めて帰宅した。
【写真】
  
■牛橋河口のササゴイ/砂浜のシロチドリ成鳥♂。
  
■コアジサシ成鳥。3番目の個体は冬羽に移行中。
  
■牛橋から鳥の海方面。堤防はことごとく破壊されている。/ダイサギとアオサギ/鳥の海の外浜で採餌するコアジサシ成鳥
  
■カワラヒワ幼鳥/道路のコアジサシ幼鳥/鳥の海の周回道路の下で親から餌をもらったコアジサシ幼鳥
  
■小魚を狙う親のコアジサシ/道路の真ん中にいるコアジサシ幼鳥/コアジサシ幼鳥の飛翔
  
■コアジサシ幼鳥の飛翔/バン成鳥夏羽。バンは県内で越冬個体を何度か観察したことがある。


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