■2022年5月25日(火)6:20-8:47【天気】海霧【機材】EOSR5+RF100-500、 EOSR5+EF500Ⅱ、EOSR+RF24-105mm
【場所】鮎川港~金華山沖GPS波浪計付近~金華山~鮎川港
【種名】オオハム2,クロアシアホウドリ8,コアホウドリ6,オオミズナギドリ+++,ハイイロミズナギドリ+++,アカアシミズナギドリ++,ヒメウ1,ウミウ1,ハイイロヒレアシシギ3,ウミネコ+++,オオセグロカモメ(6科11種)
【メモ】今シーズン二回目の海鳥調査。波も風も問題なかったが,海霧で視界が悪かった。ただ,こういう天候の時は海鳥は沖よりも比較的近い海域にいることが多いので,期待して出港した。牡鹿半島と網地島の間の海域で早くもハイイロミズナギドリが飛び,金華山を横目に海鳥の大群がいた。一応GPS波浪計まで行くことにしたが,途中コアホウドリ,クロアシアホウドリ,それにミズナギドリ類が,次々に観察できた。また,ハイイロヒレアシシギが3羽フェリー航路の内側を北上していった。これまでの観察でハイイロヒレアシシギの群れは,4月下旬~5月初旬に見ることが多い。
フェリー航路の外側に出る頃から,海鳥の群れが少なくなり,GPS波浪計から北上してみたが,ほぼいない状態だった。そこから戻り,ゆっくり撮影や観察をしていくことにした。いつもは,もう少し遅くまで沖で観察しているが,今日は早めに戻ったので,フェリーが通過する時間と合いそうな感じがしたが,案の定,距離的にはけっこう遠いが,霧の中から急に巨体が現れたのには驚いた。アカアシミズナギドリが,どの群れにも4,5羽はいて,合計すると20羽前後は観察できたと思う。例年だと,群れに1羽か2羽なので,見つけたら必ず撮るぞとか思ったものだが,今日は,普通にいて,しかも近くに浮かんでいるのはよかった。やはり,近いところで見て,嘴や翼がどうなっているのかどうなっているので,遠くを飛ぶとこういうふうに見えるということが分かった方がいい。アカアシと名前は付いているが,識別は嘴がピンク(肉色)で先端が黒い比較的大きなミズナギドリ類という感じだ。飛び方もハイイロやハシボソとは違う感じで,羽ばたきが速い感じではない。初列風切がばさっと折れている感じが、ハイイロミズナギドリやハシボソミズナギドリとは異なる。
前回,今回と餌(マイワシなど)が多かったせいか,えびせんをいくらまいても寄ってこなかった。餌がないときはすぐやって来るが。また前回はハシボソミズナギドリが多く見られたが,今回は,ほぼハイイロという状態だった。サメ,マンボウ,カマイルカなど全く見ることができなかった。そして,肝心のアホウドリも今シーズン一応2回行ったが見つけられなかった。来年に期待ということになる。
【写真】
3.16地震で再び岸壁に被害が出た。
1個体目のコアホウドリ/アカアシミズナギドリ
ハイイロヒレアシシギ/アカアシミズナギドリ/2個体目のコアホウドリ
船の近くにしばらくいた/コアホウドリを撮影しようとEF500mmレンズを構えたとたんに、ファインダーの中に1個体目のクロアシアホウドリ。近すぎて撮れず。/コアホウドリ
2個体目コアホウドリ。/アカアシミズナギドリ/ハイイロミズナギドリと3個体目のコアホウドリ
3個体目のコアホウドリ/アカアシミズナギドリ/ハイイロミズナギドリ
オオミズナギドリ/4個体目のコアホウドリ/ハイイロミズナギドリ
5個体目のコアホウドリ/アカアシミズナギドリ、ハイイロミズナギドリなど/5個体目コアホウドリ
5個体目コアホウドリと苫小牧から来たさんふらわあ/2個体クロアシアホウドリ
ハイイロミズナギドリ/3個体目クロアシアホウドリ。頭の上、白髪っぽい。
4・5個体目クロアシアホウドリ/アカアシ、ハイイロミズナギドリ、オオミズナギドリ
6個体目クロアシアホウドリ/7個体目クロアシアホウドリ「B464」の足環。この海域で足環付きは珍しい。
8個体目のクロアシと6個体目コアホウドリ/金華山のホンシュウシカ/道や民宿があったところ
ブリ(ワカシ・ツバス)/ウミネコの群れ/ヒメウ
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