私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2022年5月29日(日)蒲生海岸

2022年05月29日 | 蒲生海岸

■2022年5月29日(日)11:19-12:32【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 
【場所】蒲生海岸・干潟、七北田川河口 【コアジサシ】6+
【種名】カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、シロチドリ4+、キアシシギ8、キョウジョシギ1、ハマシギ1、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ8+、ミサゴ、トビ、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、コヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(17科27種)
【メモ】コアジサシは昨年はキツネに襲われて繁殖に失敗したが、また戻ってきてくれた。ただし、日によって、かなりの増減があるが、今日は6+はいた。営巣の前の求愛行動の段階だった。キツネ、トビ、ハシブトガラス、ヒトが繁殖の阻害要因になっている。ロープの囲い周辺や、ひどいのはわざわざ盛土に上がって写真を撮る人もいるい。コンクリートの堤防の上で十分なのだから、そこから観察、撮影すべきだろう。ロープの内外はコアジサシはわからないわけだから、盛土周辺の砂地も歩くべきではない。
と、コアジサシの話はこれくらいだが、干潟はコメツキガニ、チゴガニ、ヤマトオサガニ、アシワラガニなどたくさんのカニでいっぱいで、シギチにとって餌にはこと欠かない。また、干潮時は小魚が水辺近くをたくさん泳いでいるので、これもコアジサシやコサギやササゴイにとっては、格好の餌場となっている。震災前の蒲生干潟を知っている人たちにとっては、全くまだまだな環境で、重要な周辺環境も、ほとんどないに等しい状態だが、少しずつ生き物たちが増えてきているようだ。
【写真】
  
餌を持ってきたコアジサシ/コアジサシの飛翔
  
コアジサシの飛翔/営巣地を飛ぶトビ
  
コアジサシの飛翔/砂浜での求愛行動
  
釣り人が近づいてきた/シロチドリ/美しいチゴガニ
  
チゴガニのダンス/キアシシギ/ハマシギ
  
足に釣り糸が絡んだキョウジョシギ/キアシシギの採餌
  
カニをつかまえる/ヤマトオサガニ/コメツキガニ?
  
コメツキガニ/ハマヒルガオ/ハマニンニク

コアジサシに追われるハシブトガラス。


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