会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

カンボジア旅行記6

2006-11-27 18:22:34 | 旅行
第3日目 夕食と アプサラダンスショー          11月17日(金) 夜
写真はアプサラの踊り 

 昼の汗をシャワーでさっぱりと流し、それぞれがデナーショーへ出かける服装で集まる。バスで夕食会場へ移動。

 いくつもの団体が会場に集まってきた。我が団体は中央。
 舞台のすぐ前の席に座る。一等席かな。
 ガイドお勧めのビーフンのスープ、焼きソバ、餃子(中身なし)、とうもろこしをゲット。ビールと赤ワインとパイナップルジュースを注文。
 
 準備万端でショーの始まりを待つ。
 よく冷えたビールをぐいっと飲む。「うまい!」
 昼間の疲れがいっぺんにどこかへ飛んでいってしまった。

 「アプサラの踊り」はカンボジアが誇るクメール文化の華である。
 9世紀頃生まれたこの宮廷舞踊は、アンコール遺跡のレリーフにも数多く登場する。アプサラは「天女・天使」とみなされ、踊りは神への祈りとして捧げられた物である。
 
 踊りの中で、頭や腕、足の微妙な位置や、手・指ねじれの具合、広げ方すべてが
意味を持つ。これらが魂の言葉として感情を表現している。
 本当にすばらし踊りであった。
 
 踊り子は王室古典舞踊学院で養成されていたが、ポル・ポト政権時代に、300人を超す先生や踊り子のうち、90%が処刑の対象となってしまった。
 振り付けが記録された書物もほとんど消失した。

 だが、アプサラの踊りは、難を逃れた数人の先生によって息を吹き返した。
 1989年から伝統舞踊の復活を目的に、子供達を中心に“舞踊教室”が始められた。
 国を挙げて復興に取り組んでいる姿をみた夜だった。