会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

遊字 を 学ぶ

2013-12-03 19:38:08 | Weblog
2013年12月3日(火)曇 9.4℃~2.1℃

雪降る前の忙しさの日々を送っているが、ふと立ち止まってカルチャーの世界に身をおくのもいいですね。

 11月にも親しくしていただいている呉服商としの坊の主人から〝としの坊 歳時記 かわらばん VOL57”が届いた。その中に自由気ままに字を書くことをしてみませんかという誘いがあった。

 今までも着物着付け、吊るし雛つくりなどのカルチャーが開かれてきたが参加しなかった。今回は、まだはっきりした分野は決まっていないのか?書道とか華道・茶道などということはいえない。あえて言えば〝遊字”という分野でしょう。静かなブームが広がっている。
 好奇心旺盛な小生はこの機会を見逃すはずがありません。早速参加申し込みをしました。小筆、墨、下敷き、文鎮などは一切持参せず用意されていた。
 
 講師は郡山市在住の若き書家増井哲平氏。作品を見せてもらったが自由奔放な字に見えた。でもよく作品をみるといい加減に筆を運んでいるわけではないことがわかる。濃淡、かすれ、筆運びなどはイメージによって表現されている。『遊字=絵手紙にも合い、文字だけでも楽しめる「字」を指す造語」というのだろうか。』
 片岡鶴太郎氏の「大人の墨遊び」の世界にも似ている。これは「遊書」といっていいだろうか。
 「遊書」は文字の持っている意味合いを、透明感あふれる墨色、躍動感ある筆運びで、美しくわかりやすく表現する初めての方から楽しめる「新しい考え方の書道」です。書き方は独特!従来の書道とは全く異なる。

 実際に筆2本(濃い墨と薄墨用)で字を書いてみる。全くの初心者なのでどうしてよいか分からない。書道でも絵手紙でも筆の持ち方、運び方などの練習からはじまった。横線・縦線を書くがはね、とめ、はらいなど筆の運びが書道とは全く違っていた。等間隔や真ん中の筆運びはダメ。何度やってもお習字の感覚が残っていて「遊字」のかすれ、ゆがみ、にじみなどできず苦労した。約1時間半の時間はあっとういう間だったがとっても楽しかった。来週はもう少し習字からぬけだして遊字をかいてみたい。


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