会津の重ちゃん日記

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安倍首相靖国参拝に思う

2013-12-27 17:46:29 | 時事
2013年12月27日(金)曇 2.8℃~-4.9℃

 安倍晋三首相は26日、靖国神社を参拝した。現職としては2006年に当時の小泉純一郎首相が参拝して以来7年ぶり。第二次安倍内閣発足からちょうど1年での決行で、首相として初めて。沖縄県・尖閣諸島や島根県の竹島の問題、歴史認識の違いなどで冷え切っている中韓両国は強烈に反発した。アメリカは日本と中韓両国が話し合いをし友好な関係をと望んでいた矢先の靖国神社の参拝だったので異例の「失望」を表明した。
 靖国参拝は日本が独立を回復した1952年以降、吉田茂首相ら歴代首相はほぼ毎年のように参拝を続けていた。が、75年に三木武夫首相が初めて8月15日の終戦記念日に参拝。公人か私人かなどをめぐり、憲法20条の「政教分離原則」との関係でクローズアップされる。



 なぜこの時期に首相は靖国神社の参拝をしたのでしょう。菅官房長官などの閣僚や公明党なども反対したというのに??????。
「1年以内に参拝する」と言ったことの実行? 参拝の理由について、安倍政権1年の歩みを報告するためと強調。「諸外国も含め、全ての戦争で亡くなった人たちのためにお祈りした。戦争の惨禍や、苦しむことのない時代をつくるため、不戦の誓いをした」と述べた。
 反対論の根強い特定秘密保護法が成立したこと、これまでの「アベノミクス」による経済浮揚がみえてきたことで右翼の大義実現へ向かうのだろうか。首相のパホーマンスであってはならない。


 靖国神社は1869(明治2)年、明治政府が戊辰戦争での官軍の戦死者を弔うため、東京招魂社の名前で創建された。その後、靖国神社と改称。日清、日露、日中戦争などの戦没者がまつられていった。
国のために命を捧げた軍人らは「英霊」とたたえられ、太平洋戦争でも兵士たちは「靖国で会おう」と死んでいった。現在は250万近い人がまつられる一方、原爆や空襲で死んだ民間人や、官軍と戦った旧幕府側や明治政府に反抗した西郷隆盛らは対象外だ。

 太平洋戦争が終わって東京裁判があり戦争責任が追及された。本来なら昭和天皇も追及されるべきだが、戦後の日本の復興など諸般の事情があたのだろう、数名の方々がA級戦犯として処刑された。戦争は一国だけで起こるわけではないが、戦争責任は戦勝国が敗戦国にのみ負わせる。それが現実。    
 中国や韓国がA級戦犯が合祀されているからと参拝に「反発」することには????である。

 戊辰の会津戦争でも戦争責任は、松平容保公は追及されず家老が責任を一身に負い切腹している。靖国神社にも祀られていない。
 長州出身の安倍首相の「諸外国も含め、全ての戦争で亡くなった人たちのためにお祈りした。・・・」という発言には違和感を覚えてならない。靖国神社に原爆や空襲で死んだ民間人や、官軍と戦った旧幕府側や明治政府に反抗した西郷隆盛らを合祀するか、全ての戦争犠牲者を祀る場所をつくるべきである。